表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鍛冶屋の息子、MMORPGにはまる  作者: リーフランス
一休み、フェルとのデート?
191/626

夜の2人、カンパニュラ・メリーベルのコサージュ

お昼ご飯の食べた後、アッシュルさんに捕まったらしいTT…高田からの謝罪のメッセージがスマホに来た。


相変わらず変な所で律儀だな…。

少し連絡してたら、ログイン制限がなくなったからと、高田はファンタジーフリーダムに飛び込んでいった、元気そうで何よりだ…?


時間が飛んで、晩御飯を食べた後の夜。


お昼は親の仕事の手伝いをした後、一応ダンスの動画で、イメージトレーニングはしといた自分は、ユリのマイホームに降り立った。

朝にあった壁は撤去されていた…手早いな…。


「レンナさん、こんばんは」


フェルが笑顔で出迎えてくれるが、見た目に変化があった。


フェルのドレスの胸元水色のカンパニュラ・メリーベルのコサージュがあった…あげたものより小型化しているが…。

ドレスが白色だから、水色が目立つな…。


「フェル、そのコサージュは?」

「レンナさんから貰った花をユリにみせたら、リーダーさんに頼んで、コサージュに加工してくれました!これなら枯れないみたいです!」


へーそうなのか…言ってくれればレシピ買って作ったのに…。

そりゃあリーダーさんは強いし、多分細工スキルレベル的に負けるだろうが…少しだけもやっとする。


「そうか、似合ってるな…」

「えへへ…嬉しいです」


目に見えて喜ぶフェル…少し顔が赤いのは気のせいか…?


「えーと、どっちからいく?ウランさんのおすすめスポットかリーダーさんのおすすめスポット?」

「リーダーさんのおすすめスポットに行きたいです!」


まあ、ウランさんのおすすめスポットはバーだし、リーダーさんのおすすめスポットを先に行ったほうがいいよな…。


というかバーて、行けるのかな?未成年だからお酒は頼めないと思うが…ジュースは頼めたら良いな…フェルはお酒飲めるのかな?人間じゃないからお酒飲めそうではあるが…。


「それじゃあ行こうかフェル」

「はい、レンナさん!」


フェルが胸ポケットに入ってくる、それを確認して自分達はリーダーさんのおすすめスポット、多目的ホールに向かった。


道中思わず背後を確認してしまった…いや、流石にTTが居るとは思えないが、お昼前は尾行されてたからな…念の為だ、念の為…流石に二度も友達に尾行されるのは、気分良くないからね!


スリー街の夜は薄暗いと思っていたが、お店の明かりでそんなに暗く感じない、特に多目的ホールは、より一層に光を放っている、これなら迷うことはない。


多目的ホールにたどり着き、受付にリーダーさんから貰ったチケットを渡す。


「ご予約のレンナ様とフェル様ですね、係の者が案内しますので、係の者の案内に従ってください、そしてレンナ様、こちら、お預かりしていた物です、踊る際はこちらをお使いくださいと、承っています」


受付はそう言って、1枚のカードを渡してきた。

え?予約なんてした覚えが無いんだが…。

誰だ?リーダーさん?ユリ?


取り敢えず、鑑定眼で渡されたカードを確認しようとしたが、鑑定眼では見抜けなかった。

なんだろうこれ?と思ったら、係員がやってきた。


「お待ちしていましたーレンナさ、様…フェル様、ダンスホールにご案内しますー」

「え、アッシュルさん!?」


係員がアッシュルさんだった、NPCじゃないのか?


「アッシュルさんて、警備以外にも係員もしてるんですね!」

「今回だけだよーフェル様ー、悪者を捕まえた報酬の代わりに今回だけ、係員やらせて貰ってるのですー」

「なんで報酬の代わりに係員…?」

「色々と気になる事がありましてー」


気になる事て、自分達の事か?それとももしかして、なんかあったのか?

係員状態でも口調が変わらないんだな…まあ、いいか。


自分達はアッシュルさんの案内で、ダンスホールにたどり着いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] なんかきな臭くなってきましたね…。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ