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鍛冶屋の息子、MMORPGにはまる  作者: リーフランス
ファイブエネミー!荒野の妖精郷と虫の化け物
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数多の斬死を超えて

ナナサカさんと決闘し始めて約2時間…深夜の約4時頃…自分はまだナナサカさんに挑んでいた。

何回位死亡したのだろうか…60回は確実に超えているだろう。


アースキーと火光の二刀流で何度でも立ち上がる。


「凄いな、見た感じ痛覚設定オンだろ?普通の刀でも斬られたら、少なからず痛いはずなのにまだ立ち上がるか、死にゲーをプレイする才能があるな…」

「神様ロールプレイが悪党ロールプレイになってないか?」

「荒神ロールプレイといってくれ」


そういうナナサカさんに決闘の申請を送る、長時間の決闘の合間に決闘の申請方法を教えてもらって覚えたのだ。


「後少しで受け流せそうなんだが…」

「口で言うなら簡単だぞ?」


もう何度目かわからない決闘が始まる。

ナナサカさんは一気に接近してくる。


「そこだ!」


長時間斬られ続けた結果、なんとか目がナナサカさんのスピードに慣れて、刀がどう斬りにくるか見抜けるようになった。


切り上げの攻撃をバックステップしつつ、左手のアースキーで受け止めるが、刀の勢いを殺し切れずに、アースキーが自分の手から離れて宙を舞う。


2時間決闘をやって、4回は武器で防ぐことが出来たが、その4回は全て、刀の力を受け流せず、手が耐えられなくなり手放して、それに怯んでる隙に首切り、上から下へ一刀両断、串刺し、流し斬りでやられている。


最初は一応一回防げたし辞める?と聞かれたが、まだ一撃を入れてないので続行を希望したので、まだ決闘している。


「受け流せてないね!」

「まだ…!」


ナナサカさんが横に刀を振るい、胴体をぶった斬りにくる。

それを両手で持ち直した火光で、下から上に振るい、弾くように受け流すと、ナナサカさんの刀は大きく上に逸れた!


「な!?パリィ!?」

「そこだ!火光!」


火光を振って、ナナサカさんに攻撃する、火光の刃はナナサカさんの肩に突き刺さった!


ナナサカさんの頭上にHPバーが現れるが…何一つ減ってるように見えない…。


「見事…刀神に一太刀いれるとは」

「いや、見事と言われても…なんもダメージ入らないと達成感皆無なんだが…」

「すまん、火属性耐性のアクセサリーをつけてるし…焼き切る事を前提にしたその剣だと、防御数値的に俺は斬れないんだ…ダメージはゼロだ」


わかりきってたけど勝ち目はないじゃん!


「まあ、ノーダメでも一撃は一撃か…」


そう言うと同時にシステム画面が現れた。


『一分経過しました、結果は引き分けになりました、決闘を終了します』


決闘終了のアナウンスが流れたのでナナサカさんに攻撃を止める。


「結構スパルタにやったし、色々とスキルが磨かれてるかもな?」


ナナサカさんにそう言われて、ステータスを確認してみると、いつの間にか回避スキルをレベル3で手に入れていて、更に加速スキルレベル1と二刀流スキルレベル3を手に入れていて、剣術はレベル4に、即死耐性は5になっていた…それだけナナサカさんの攻撃で即死したんだな…。


「なんでこんなに成長してるの?」

「強者との戦闘はスキルレベルが上がりやすいからな、準本気の刀神と2時間もやり合えばスキルレベルは上がるぞ、多少付け焼き刃かもしれないが…」

「決闘の時間の殆ど切り刻まれていたからな…あんまり強くなった実感がわかない」


まあ、高速で攻撃が来たら、対応できるようにはなったかもしれないが。


「じゃあ、神の試練をクリアした剣士レンナ殿には特大の風の結晶をあげよう」


そう言ってなナナサカさんは風の結晶(特大)を取り出す。


「特大の風の結晶…」


アースキーや妖精門の鍵であるネージュフラワー、火光で使った属性結晶の風バージョン…次武器を作る際に、もしかしたら使い道があるかもしれない、ありがたく貰おう。


「これで更に精進するといい…いつか我やリダと同じ領域にくるといい」

「いや、無理です…というか我て…」


生産クラスに無茶言わないでくれ。

深夜テンションでおかしくなってないか?ナナサカさん?


「えーと、俺そろそろ寝直したいので今日はここで失礼します」

「そうか、もう深夜の四時か…俺もそろそろリアルの仕事しないとなふぁ…」

「はい!?今から仕事なんですか!?明らかに寝そうな声に聞こえるんだが!?」


そう言って、ナナサカさんはログアウトしてしまった……休みじゃなかったのか…だ、大丈夫なのかな?


前に農民て言ってたし何するんだろう?み、水やりなのかな?それとも書類作業とかなのかな?


そんな事を思いつつ、自分もユリのマイホームに戻り、着替えてログアウトした…。

ナナサカさんとの決闘後のステータス

レンナ レベル30 性別:男性

クラス:妖精鍛冶屋/妖精門の技師


ステータス

HP110 MP386

力:124

防御:90

器用:212

敏捷:125

知力:179

運:68


スキルレベル

呪血鍛冶:2、強化:2、修理:1、裁縫:3、細工:4、逃走術:6、投擲術:4、道具術:9、剣術:4、二刀流:3、回避:3、加速:1、鑑定眼:6、即死耐性:5、共鳴:9、献身:6、不屈:6、採掘:5、状態異常耐性:1、空中姿勢制御:5、妖精加護、

獲得称号:5つ


メイン武器:アースキー

特筆効果:攻撃の肩代わり(フェル)、地門、妖精の祝福


サブ武器:火光

特筆効果:MPタンク、火の刃、妖精火門


メイン防具:マナプロテクトジャケット

特筆効果:MP依存防御、確率クリティカルガード(胸ポケット)


夏イベント用防具:妖精鍛冶屋の水着(上下)

セット効果:イベントボーナス(夏)、水中呼吸、水中移動、HP持続回復(小)


アクセサリー:妖精と鍛冶屋の指輪

特筆効果:共鳴強化、場所共有、破壊と盗み無効

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― 新着の感想 ―
[一言] なんとか一回だけ当たられましたね。 というか、あっち的に願ったりな戦闘だったのでは? それだけ戦闘できたわけですから。
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