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鍛冶屋の息子、MMORPGにはまる  作者: リーフランス
ファイブエネミー!荒野の妖精郷と虫の化け物
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オールモスキートの力、逃げ道を探せ!

居場所の確認とはいえ、オールモスキートの根城に近付いた結果、起こってしまったオールモスキート戦、自分の逃げろという直感は正しかった。


「パワーアップ、スピードアップ、フェアリーウィシュ!」

「はあ、せい、地門!」

「ふむふむ、よく見たら妖精も居たんですね、小さすぎて、わかりませんでしたよ」


自分のアースキーによる攻撃が当たらない、2回攻撃を振ってからの地門に繋げて見たが、回避されてしまった…。


フェルというか、妖精を舐めているのか?

腹が立つが、今は勝てない!


「まずは一手」

「アクアシールド!」


オールモスキートはホースのような口を鞭のように動かして攻撃してくる、その動きは素早かったが、アクアシールドがその動きを鈍らせたおかげで、アースキーで受け止める事が出来た。


「お、重い…」


ホースのような口と、鍔迫り合いみたいな感じになったが、見た目互角でも、完全に押し負けている…。


「どれ一口」

「ぐう!?」


オールモスキートは、アースキーと鍔迫り合いになっているホースのような口を動かして、こちらの肩に突き刺してきた!


ごきゅりごきゅりと、ホースのような口が脈打つように動き、それと連動するようにHPバーが減っていく。


「リジェネレート!アイススピア!」

「痛いんだよ!」


フェルの氷魔法による攻撃支援と回復支援を受けつつ、アースキーを滑らせて、肩に突き刺さったホースのような口を引き剥がす!案外あっさりと引き剥がせたが、HP4割位持っていかれた…


「……ふふ、はははは!!!!何だこの味は味わったことがない味だ!?美味い!」

「はあ…はあ…そりゃあどうも、自分を殺しても生き返るが、相棒のフェルを殺したら二度と味わえないようになるからな」

「レンナさん何言ってるんですか!?」


高笑いするオールモスキートにそんな事を言ってみるとフェルに怒られた。


いや、わんちゃんフェルを見逃して貰えるかなと思ったが、良くなかったか。


「しかし貴様は何者だ?明らかに人間の味ではなかったぞ?混血にしては、見た目が人間にしか見えないが」

「はあ…?」

「え!?」


混血?いや、ファンタジーフリーダムのプレイヤーは人間しかなれないはずだ…混血…?

そういえば、共鳴の試練で妖精の血というスキルを得たが、その効果か?


でも混血になった所で、外見変化もステータス変化もなかったはずだ。


「少し心当たりがあるが…どちらにせよ、自分が妖精との混血だろうが、なかろうが、お前は自分達を殺しにくるんだろう」

「妖精の混血!?いや、でも…」


会話の時間稼ぎをしたおかげで、リジェネレートの効果でHPは回復したが…。


状況は好転していない、というかフェルが驚きすぎだ、混血てそんな特殊なのか?いや、特殊か…。


「どうかな、ここまで美味いなら、捕らえてじわじわ吸い殺すのもありかな?」

「そんな事をさせたない!アースチェーン!アイスチェーン、アイススピア!」

「それは勘弁だな、火光!」


オールモスキートの言葉に怒ったフェルが魔法を放つ、大地の鎖と氷の鎖がオールモスキートに絡みつくが、オールモスキートはそれがどうしたと言わんばかりに氷の槍はオールモスキートの口の中に吸われてしまった。


自分はアースキーから火光に持ち替えて、オールモスキートに接近して、斬りかかる。


「おっとこれはお返ししようかね」

「そこだ!」


吸った物を吐き出す効果を持っているのは知っているので、オールモスキートが吐き出した氷の槍を回避して、オールモスキートの羽に向かって、火光を振った!


「くっ…舐めすぎたかな?ああ、先に鎖を壊すか」

「焼き斬れなかったか!」


オールモスキートが鎖を破壊している間に火光の炎がオールモスキートを焼く。


火光は羽を切断することは出来なかったが、1つの羽を黒く焼く事が出来た!

これで多少はスピードを殺せたか?少なくとも飛びにくくなるはずだ!

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― 新着の感想 ―
[一言] あきらかに捕食者! にしてもまさかの混血種だった?
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