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鍛冶屋の息子、MMORPGにはまる  作者: リーフランス
ファイブエネミー!荒野の妖精郷と虫の化け物
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冒険譚の終わりと釘刺しと新たなスキル?

話せる限り、妖精達に自分の冒険を話したら、MPは火光のMPタンク分含めて満タンになった、勿論フェルの方も同じように、MP全回復だ。


「これで自分達の冒険で話せる事は全部です」


「楽しかったーこれは日記に残すー」

「ありがとうなのー!」

「いいなー俺も外に行ってみたいなー海が気になる」

「人間と一緒じゃないと危険だからだめー」


妖精達も満足そうだった、あっという間にそれぞれやることがあるのか、散っていく。


まあ、妖精達の満足させた結果、時間を沢山使ってしまって、オールモスキートの根城の確認は、駆け足になりそうだ。


「短い間に色々と冒険してたんですね、フェル…少しレンナさんと二人で話をしたいけどいいかしら?」

「え?いいけど変なことしない?なんかお母さんから圧を感じるんだけど」

「変な事をしないわよー?正しい事しかしないわよ?」

「それならいいんだけど…じゃあちょっと友達と話してくるね」


そう言ってフェルは胸ポケットから出て、妖精達の方向へ行っていった。

するとフェルのお母さんが右手を上げて、不透明の結界をはる。


「さて、レンナさん…フェルと仲良くなるのいいんですが…自作した水着を着させるのはどうかと思います…ちょっと健全じゃないと思うのですが…」


フェルのお母さんから強い圧を感じる…。


「えっと、あれは不可抗力といいうか…いや、ごめんない…」

「付き合いは短いですが、立ち振る舞いやフェルの信愛っぷりからして、レンナさんが優しくてまともな人なのは理解していますが…健全なお付き合いしてくださいね?」

「わ、わかりました…」


…もしもフェルの水着の実物を見られたら、半殺しされても文句言えないな……。


「まあ、言いたいことはそれだけです…これからもフェルと、健全なお付き合いしてください、私の大切な娘のフェルを泣かせないでね?」

「わかりました…」


不可視の結界が消える、まあ、母親として釘刺された感じだな。


「………レンナさん、話は終わりましたか…?」


顔の赤いフェルが戻ってきた。


「なんかあった…?」

「えーと…ニンフの友達から色々と教えてもらいました」


うん、ニンフ…?いや、名前じゃないよな?結界内にいる、妖精一覧書にそんな名前はなかったはずだ、種族的な物は書いてなかったな…。


というかニンフて精霊のカテゴリの種族だよな?

妖精ではないよな?個人的には、妖精と精霊とエルフを一緒にされるのは嫌なんだが…?

精霊と妖精だと、結構違うし…。


エルフは確かに世間的には、妖精系かもしれないけど、個人的には妖精じゃないんだよな、もうファンタジーの物語における定番な森の人のイメージが強い…。


まあ、妖精が変異して、精霊になるという話は見たことあるけど…。


「レンナさん、どうかしました?凄く厳しい表情してますが…?」

「え!?いや、なんでもない、何を教えてもらったの?」

「……異性を魅了する、スキルです」


…なんで教えたし?というか短時間に覚えられる物なの?いやまあ、氷将軍の時を考えたら強いスキルだけどさ!


フェルが狙われる可能性もあるから使いにくいし、色んな意味で使ってほしくはないかな…。


個人的にはどんなスキルか見てみたいけど、フェルのお母さんから釘を刺された直後なのだ、見たいとは言わない。


「えっと、使いませんので、安心してくださいね?友達からはいつか必要になるからと言われたけど!」

「え、あ、ああ…というか、そろそろオールモスキートの根城に行きたいんだけどいいか?」

「は、はい…」


これ以上話しても、恥ずかしくなるので本来の目的を進めることを提案した。

フェルが赤面しながら、胸ポケットに入ってくる。


フェルが入った事を確認した自分は、フェルのお母さんに一言言って、出発するのだった。

目的はオールモスキートの根城だ!

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― 新着の感想 ―
[一言] まぁ釘は指しますよね。
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