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鍛冶屋の息子、MMORPGにはまる  作者: リーフランス
ファイブエネミー!荒野の妖精郷と虫の化け物
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荒野になったフェアリーガーデン

『フレンドのリダから、メッセージが届きました』


『転移魔法陣の消費MPは200だ、帰り用のMPとして買ったMP回復薬を、一本残しておくことをおすすめする』


リーダーさんからメッセージが届く、MPが200必要なのか、リーダーさんから買ったMP回復薬は大事に使わなきゃ…今回は4割引きと破格の安値で売ってくれたけど本来は高い消耗品みたいだからな…。


一応ログアウト出来るか確認したけど、『再スタート先がユリのマイホームになり、フェルを置いていく事になりますが本当によろしいですね?』と警告が出てきた…。


素早くいいえと押して、そのシステム画面を閉じる…いいえ押せばいいとはいえ、押したら全てが終わる危険なシステム画面があると、ドキドキしてしまうな…。


「……本当ならば、ここには色鮮やかな花があるはずなんです……レンナさんに見せたかったです…あ、そっちはあの化け物が…」

「大丈夫だ、化け物がずっと同じ所にいる可能性は極めて低い…」


自分が向かっている所は、記憶の追体験でオールモスキートとあった所だ。

何かあるかもしれないし…どちらにせよ辺りを探索する以上、見ないで行くことは出来ない。


「うん?あれは…」


何かがこちらに飛んできたと思ったら、巨大なバッタ?イナゴ?わからない、大型犬位のサイズの変な虫がこちらに襲い掛かるように飛んできた!

やばい、あの緑の肌や足が気持ち悪い!


「うおお!?!?キモい!?」


アースキーを横に振るい攻撃する!虫はアースキーの先端によって、吹っ飛ぶが…再びこちらに飛びかかってくる!


「ホーリーボール!」


しかし胸ポケットにいるフェルが撃ち出した光の玉が虫の顔面に当たって虫を怯ませる。


そこにアースキーを上段から大ぶりで振り下ろして、虫に叩きつける!虫は赤いエフェクトを発して消えた。


振り下ろした際に、ぐしゃっ!と嫌な感覚が手に伝わる…虫を潰したアースキーの先端洗いたいな…相手は綺麗に消えたけど、気分的に洗いたい…。

そう現実逃避をしていると、フェルが言葉を零す。


「もしかして大型な虫が増えているんでしょうか…?」

「そうかもしれないな…正直自分の範囲攻撃が切り札しかないから小さな群体よりも数の少ない大型のほうがありがたいな…」


そういいながら歩いていると、ぐちゃぐちゃと何か嫌な音が聞こえる…フェルと共に息を殺して、音の方向へ向かうと……。


「うわああああ!?」


成人男性の半分くらいの大きさの巨大なカマキリが、犬サイズの小カマキリを喰らう場面を見てしまって、悲鳴を上げてしまう。


無理!蠱毒みたいな感じなのか!?食物連鎖は違うよな!?キモい!?鳥肌ヤバイ!


すると自分の声に反応して、口に赤いエフェクトを発している巨大カマキリがこちらを向いて、襲いかかってきた!


「アイスチェーン!」

「気持ち悪い!フルスイング!!」


フェルの魔法で氷の鎖で拘束されるカマキリに、アースキーを顔面に全力で何度も叩き込む!


5回くらいフルスイングでぶん殴ったら、カマキリは赤いエフェクトを纏って消えた…食われてたカマキリも、いつの間にか消えている。


「はあ、はあ…なかなかきつい…」

「大丈夫ですか…レンナさん?」

「だ、大丈夫…敵の見た目がおぞましくて、精神的に無理なだけだ」

「そうですよね、とてもおぞましいですよね…」


息を整えて、再び周囲を探索する為に歩き出す。

周囲が荒野となっていても、石畳のような道がある為、土地勘がなくても道に迷うことはない…。


まあ、景色がかなり変わっていても、フェルがいるから、早々迷うことはないないはずだ。


ある程度歩いていると、追体験やフェルの記憶で、ユキさん達がオールモスキートと戦った場所にたどり着いた。

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― 新着の感想 ―
[一言] いや、これ虫嫌いとか関係なく悲鳴ものでしょう。普通におぞましい。
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