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鍛冶屋の息子、MMORPGにはまる  作者: リーフランス
フォーパワー、強さを求めて
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ウランさんとの取引と納品…

「レンナ、竜の砦の推奨難易度は30レベル、ボスは35レベルだから、買ったほうがいいよ、一人ならともかくフェルと共になら止めるよ?」


リオアに言われて、自分の今のレベルを確認する、25レベル…うん、これは買ったほうが良いな…竜の砦は時期早々すぎる。


「えーとウランさん、いくらで売ってくれますか?」

「2つで25万でどう?」

「…わかった買おう」


TTの武器を作った代金の大半がこれで消えるが、MP消費無しで攻撃できる、メイン武器であるアースキーの強化は早急だ、ここは買いだろう。

お金を渡して、アース・ドラゴンの牙を2つ受け取る。


「よし、早速強化するか!」

「ま、待ってくださいレンナさん!ごめんなさい、ネージュフラワーの作成で魔力を使い切ったので、今は強化は…」

「あ、すまない!フェルの魔力を考えてなかった…なら今日の冒険はここまでにして後の時間は海で遊ぶか」


そうだ、フェルの負担考えてなかった…やろうと思えば一人で出来ると思うが、フェルと力を合わせた方が強化効果が高いのは明白だ。


強化は明日にして、今日の残りは夏のイベントフィールドのセーフエリアの海で遊ぼうかな、それにTTに呪われたバトルレッグを渡しに行かねば…。


「はい!海で遊びたいです!泳げなくても水に浮かぶのは楽しいです!」

「そうか、先にTTに装備を納品してから遊ぼうな、それじゃあ二人共お邪魔しました」


「はーい、また巡り会える機会があったらよろしくね?」

「また会いましょう!ウランさん!リオアさんもまた!」


TTにメールで夏イベントの入口に来てと連絡を入れて自分とフェルは水着に着替えて、ウランさんの声を背に、夏のイベントフィールドに移動した。


夏イベントのフィールドの入口で数分待っているとTT…ではなくリオアとウランさんが現れた、二人共水着姿だ。


「あれ?どうした二人共?」

「いや、リオアに引きずられてね?」

「遊ぼー、レンナ!」


さっきの別れは何だったのかと言わんばかりにリオアが2つのビーチボールを顔に押し付けてくる。


アイドルなのにそんな暇なのか…?というかビーチボール2つもいらんくね?


「あの、助けてウランさん、ビーチボールを押し付ける力が強い」

「無理、その状態のリオアは手に負えない」

「遊ぶ事に同意するまで、ビーチボールを押し付ける!」

「あ、あのリオア、レンナさんが苦しそうなので程々に…」


ウランさんに助けを求めるが、首を振られた、胸ポケットでフェルが止めに入っている。

すると魔法陣がきらめき、TTが現れる。


「いやー死んだ死んだ…流石に水中で8体に囲まれて襲われると、串刺しされて死ねるわーおまたせレンナー依頼した武器が出来たのか…………え??」

「うん?彼がお兄ちゃんの待ち人のTT?」

「お兄ちゃんいうなし、変な誤解うむだろリオア」


ユリに聞かれたらドン引かれそうだな。

TTは死んで、リスタートしたみたいだ、8体に囲まれて串刺して、随分悲惨な死に方したな……TTが硬直している……。


「…おーい、TT?鳩がショットガン食らった顔をしてるぞ?」

「……決闘しろや!レンナ!アイドルのリオアとなにやってるんだよ!?お兄ちゃんとよばれて、くそうらやま!」


あ、そういえばTTてリオアのファンだったか…。

すると眼の前にシステム画面が現れた。


『TTから決闘を申し込まれました。

ルール

戦闘時間:3分

対戦形式1対1

勝者の報酬:なし

死亡の有無:なし

戦闘終了後決闘前状態に復元:あり

レベルシンク:なし

HP可視化:減少時表情

決闘を受理しますか?』


やべーガチで決闘するつもりなのか…でもルール見た感じ、負けたとしても死んだり、何かを奪われたりする事はないみたいで、ただボコりたいだけみたいだ、TTからもそんな戦意を感じる。


それなら…決闘やってみてもいいかな?対戦みたいなものだろう、知らない人なら避けてたが、TTなら戦闘後、変な要求をするとかはしない。


「リオア、フェルを預かって欲しい」

「え、決闘てナナサカさんとリーダーさんみたいなことするんですか!?レンナさんとTTさんが!?」


「大丈夫、殺し合うという訳じゃないから安心してフェル、良くある喧嘩のようなものだから」

「あの、喧嘩は良くないと思います!」


慌てるフェル、あの時みたいな決闘の戦闘をイメージしているみたいだけど、流石にナナサカさんとリーダーさんの超次元の戦いみたいにはならないはずだ。


「はいはい、フェルを預かるね、安心してレンナ、ここはセーフゾーンだから、フェルが怪我することはないからね」

「ひゃあ!?き、気をつけてくださいねレンナさん!遺恨を残さないように!」


「大丈夫、最悪明日になれば遺恨は消える!というかリオア、フェルは丁重に扱ってくれよ!」

「おっと、ごめんねフェルちゃん」

「いえ、痛くはないので大丈夫です」


リオアが胸ポケットからフェルを引っ張り出し、距離を取ってくれた。

でも掴むような感じで運んでたのでそこは注意する。


『レンナが決闘を受け入れました10秒後決闘を開始します』


「さて、それじゃあ久しぶりにゲームの喧嘩しようかTT!」

「よし!殺しはしない、でも一発ぶん殴らせろレンナ!」


「「決闘!」」


リーダーさんとナナサカさんの決闘の時みたいに決闘と叫んだら、TTも同じように叫んだ…マナーなのかなこれ?


すると自分とTTを包むようにバリアが現れて、決闘が始まった!

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― 新着の感想 ―
[一言] TT毎回騒動起こしますね。
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