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鍛冶屋の息子、MMORPGにはまる  作者: リーフランス
サードシークレット、夏のイベントは不思議だらけ?

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イベントクエスト:大海賊の財宝の完了

「つ、疲れた……」


 HPは満タンだが、精神的に疲れた。


「お疲れ様レンナさん……中級生産クラスとは思えない位に強かったよ」

「そうなのか? まあ、今回は老化の状態異常がプラスの方向に働いてよかったよ」


「多分いい感じに抵抗して、大人になるだけで済んだんだな、重ねがけされたら、レンナさんも年寄りにされて危なかったかもな……。

こっちは油断した、普段着の力で大抵の状態異常を無効化してたから、状態異常を防ぐ魔法を使い忘れた……まあ、強力な魔法ほど再使用出来る時間が長かったり、制限があったりするからな、何度も使われなくてよかった」


 リーダーさんと戦いを振り返る。


「おーい、宝箱のトラップと鍵を解除したよー」

「はや!? というかトラップあったの!?」


 リーダーさんと戦いを振り返ってる間に針金を持ったユリが、ボスを守っていた宝箱の鍵とトラップを解除していた。


「ほらほらお兄ちゃん、宝箱開けてよ、今回は先行して進んでたし、ボスも頑張ってたから、ボス宝箱を開ける権利はお兄ちゃんにあるよ、いいよねリーダー」

「いいよー」


 リーダーの軽い返事を聞いたユリは自分を宝箱の前まで移動させる。


「えーと、それじゃあ開けるぞ」


 トラップは解除されているので、安心して宝箱を開けると、3つの金塊と3つのコインが入っていた。


 鑑定眼で見たら金塊は換金アイテム、コインは一人一つしか持てないように制限かけられたキーアイテムだ……少なくともコインに金銭価値は感じない。


「これはコインをNPCにあげて、金塊はそれぞれ一つ懐に入れればいいんだな」


 一つを自分の所持品に追加して、残りの2つは二人に渡す。


「ありがとう、これでクエスト完遂だね」

「このコインは……特に金銭的価値も歴史的価値はないか、それじゃあ帰ろうか」


 トラップにかからないように気を付けながら、来た道を戻り、船長NPCにコインを渡してクエストクリアした。


 船長NPCがこれは太古の金か! 高く売れるぞ! と言っていたが……無知は罪なんだな……最初は価値が無いことを伝えようとしたら、リーダーさんに止められた。


 夢は見るものだと……まあ、価値観は人それぞれかと納得して伝えるのはやめた。


 帰りはワープで戻るか船で戻るかシステム画面で聞かれたが、満場一致でワープだったので、ワープで戻った。


 ワープ先はイベントフィールドで最初に降り立った、モンスターが出てこないセーフエリアだった。


 薄暗く、狭いトラップ洞窟から開放されてリゾートみたいな砂浜に戻ってくると、開放感が凄い……。

 このまま海を泳ぎたい気分になったが、ひとまずクエストクリアで得たイベントポイントを確認する。


「……溜まったなイベントポイント」


 リオアとのクエスト、アッシュルさんのレイドバトル、そしてリーダーさんとユリとのクエストで、やっと溜まったのだ。



 破損した妖精門の鍵(火)を直す為の材料と交換する分のイベントポイントが……。


「リーダーさん、また工房お借りしていいか?」 

「鍵を貸してる以上、拒否する気はないが、なに作るつもりだ?」

「作るというか直すんです、ナンバークエストで手に入れた鍵を……」


 そう言うとユリが食いついてきた。


「ナンバークエストの鍵、もしかしてサブクラスで書いてあった妖精門の鍵!? みたい!」

「妖精門の鍵……? ぜひ見学させて貰おうか」


 リーダーさんも興味を持った……情報を求めているリーダーさんにとっては未知の情報なのだろうか?


「フェルが構わないならいいよ……」

「別に鍵は秘術じゃないので大丈夫です」


 こうして、自分はイベントポイントのほぼ全てを使って、直す為の材料を買って、リーダーさんとユリと一緒に、ゼロオーダーの工房に向かった。


 果たして、壊れた妖精門の鍵を直したら、何が起こるのか……内心ドキドキしてしまう。


 どんな鍵が出来るのだろうか……? 妖精門の見習い技師の説明では、大技が放てる様になると書いてあったが、どんな大技を使えるようになるのだろうか……?

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― 新着の感想 ―
[一言] 100話おめでとうございます。 鍵が直ったら超強化するんでしょうか?
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