登場人物(第1部ネタバレあり・第2部登場人物あり)
○レティシア・ルフト(15)
オルドラント公国ルフト村で暮らす少女。夕焼け雲のようなオレンジ色の髪に、茶色の目。
農作業が大好きな村娘だが、実は東の聖都クインエリア大司教の娘であり、魔道士の素質を持っている。
前向きで頑張り屋。くっきりした顔立ちで、美人の部類に入るが本人は無頓着。
○クラート・オード(16)
オルドラント公国の公子。柔らかな金髪に、スカイブルーの目。
物腰柔らかい好青年。セフィア城の騎士団に所属する騎士見習。現在ライトナイト。剣術は得意ではないらしい。
穏やかで真面目。人形のように整った美貌だが、笑顔がよく似合っている。
○セレナ・フィリー(18)
リデル王国国民。癖のあるミルクココア色の髪に、茶色の目。
おっとりと上品な女性。セフィア城の侍従魔道士団に所属しており、ディレン隊の隊員。現在ブロンズマージ。家事全般が得意で、面倒見が良い。
基本的に穏やかだが芯は強い。容姿は普通。柔らかな体つき。
○レイド・ディレン(19)
オルドラント公国出身。炎のように真っ赤な髪に、灰色の目。前髪の片方が極端に長くて、右目を完全に覆っている。
無愛想で目つきの悪い美青年。セフィア城の騎士団に所属しており、ディレン隊の隊長を務める。現在シルバーナイト。剣の腕はピカイチ。
親しい者以外に対しては非常に素っ気ない。ゾッとするような美形。
○ロザリンド・カウマー(30代後半)
リデル王国カウマー男爵家出身。白髪交じりの黒髪に、アイスブルーの目。
冷静で厳しい女性。セフィア城侍従魔道士団の魔道士団長で、ゴールドマージ。十年前はクインエリアの女官を務めていた。
誰に対しても厳しい。
レティシアの父ティルヴァンを崇拝しており、娘であるレティシアを見守ってきた。レティシアとはすれ違うことが多かったが最後には和解し、その直後ミシェルの凶刃の前に倒れる。
○ミシェル・ベルウッド(15)
リデル王国ベルウッド伯爵家令嬢。見事な金髪に、紫色の目。
高慢でレティシアを見下した態度を取る少女。セフィア城の侍従魔道士団に所属する魔道士見習。現在ライトマージ。
取り巻きを連れて廊下を闊歩し、気に入らない者には陰湿な嫌がらせをする。
暗殺技術を仕込まれており、「永遠の宝玉」を求めて大司教家をねらっていた。ロザリンドを倒すが、レティシアに殴り飛ばされ、司法に送られた。
○ティルヴァン・ディエ・エリア(享年30代前半)
聖都クインエリアの前大司教。オレンジ色の髪だったらしい。
今は亡き、レティシアの実父。相当な支持を得ていた有能な魔道士だったらしい。
○マリーシャ・ハティ(30代後半)
聖都クインエリアの大司教。眩しい金髪に、茶色の目。
レティシアの実母。目も眩むような美貌だが、どこか浮世離れした雰囲気も持っている。
○フェリシア・ジェナ・エリア(享年10代後半)
聖都クインエリア大司教の娘。母譲りの金髪だったらしい。
レティシアの実姉で、数ヶ月前にセフィア城で暗殺された。非常に優秀な魔道士で、信奉者も多かったらしい。
(第2部登場人物)
○ノルテ・ユベルチャ(15)
バルバラ王国出身の少女竜騎士。ボブカットにした漆黒の髪に、よく動く深い青色の目。
ある日いきなりセフィア城に現れ、スティールナイトとディレン隊隊員の座を手に入れる。一人称は「わたし」もしくは「ノルテさん」。お調子者で甘え上手、気まぐれで破天荒な問題児。
愛竜の名前はアンドロメダ。勇猛な雌ドラゴンだが、性格はノルテと似ている。
○オリオン・ブルーレイン(23)
リデル王国ブルーレイン男爵家出身。癖の強い短い緑色の髪に、モスグリーンの目。
見上げるような大男で、脳筋に見える。セフィア城の騎士団に所属しており、ディレン隊の隊員。現在シルバーナイト。
体は大きいが非常に気さくで、鍛錬と肉が大好き。岩を彫ったような顔立ち。
○ミランダ・エステス(22)
リデル王国エステス伯爵家出身。ウェーブの掛かった黒髪に、茶色の目。
色気の溢れる美女。セフィア城の侍従魔道士団に所属しており、ディレン隊の隊員。現在ブロンズマージ。
基本的に他人と深く関わろうとしない。グラマラスな体型。
○アデリーヌ・クワイト(34)
リデル王国クワイト伯爵家出身。
妖艶な美女。セフィア城の侍従魔道士団魔道士団長。元は聖都クインエリアの女官だった。
指導内容は的確で、特に平民出身の者への指導が厳しい。