二十一話 迷える子羊さん、ようこそ異教者の前に!
審問が終わったその後、俺はお祝いを言ってくる村人たちに笑顔を向けながら、エヴァレットと借りている家に戻った。
その後で、審問で疲れたからと理由をつけて、薬を配って村人たちを家から遠ざけ、さっさと戸締りする。
俺の悪い予想が当たった場合、彼らが居たのではやり難いのだ。
そうして軽く仮眠を取って、ステータス画面のアイテム欄から出したパンをエヴァレットと共に食べる。
話題はもちろん、こんな備えをしなきゃいけない、俺の悪い予想についてだ。
「薬師の家というのが助かりましたね。村人に薬を盗まれないためか、木窓は小さくて人が入れない構造なので、玄関からしか侵入するしかないみたいですからね」
「それにしても、神遣いさま。あの聖大神ジャルフ・イナ・ギゼティスの信徒たち、いつやってくると考えていますか?」
俺とエヴァレットは共に、この家にペンテクルスかその配下が押し入ってくると考えていた。
俺はペンテクルスの性格から想像して、エヴァレットは聖大神ジャルフ・イナ・ギゼティスに対する不信感からだ。
予想した彼らがこの家に侵入する目的はもちろん、俺とエヴァレットを殺すためだ。
エヴァレットはダークエルフで悪しき者だからと、教義で殺しにくる。
俺は半吸血鬼を治せる魔法が使えるため、それを広げれたらペンテクルスの必勝必殺の審問が役に立たなくなってしまうから。
そんな風な理由は簡単に予想がつくが、いつくるとまでは流石に分からない。
「うーん。まあ村が寝静まってからだと思いますよ。あと、かなりの少人数です。一人か二人じゃないでしょうか」
「それは何故ですか?」
「村人は健康的に、日が落ちてすぐに寝に入ります。その後なら、誰にも見られずに村の中を移動することがかのうです。けれど何人も足音をさせていたのでは、村人が不審がって起きてしまいますからね。なので来るのは、隠密に優れたせいぜい二人ではないか。そう思っただけです」
「そういうことだったのですね。納得いたしました」
熱心に頷いているところを申し訳ないけど、この家に押し入ってくる条件が一つだけある。
それも、こちら側ではなく、あちら側の理由でだ。
「しかしながら、彼らがダークエルフの耳の良さを知っていたら、足音を殺しての暗殺に意味がないと予想して、やっては来ないでしょうね」
ダークエルフ――というかエルフと名のつく種族は、あの長い耳のお蔭でとても耳が良いらしい。
そのことをペンテクルス側が知っていたら、きっとこの家に押し入るのではなく、俺たちが村を離れたときに襲うように作戦を変更することだろう。
しかし、エヴァレットが「心配はありません」と言ってきた。
「聖教本とやらには、ダークエルフの耳の良さについて書いてなかった。そうご自身で仰っていたじゃありませんか」
「それは、そうなんですよ。けれど、色々と考えを巡らしてしまうのは神官の職業病なんです」
フロイドワールド・オンラインで神官――ないしはヒーリングマネージャーをやっている人は、相手が使う回復魔法や補助呪文に対抗するため、色々と予習したり予測するクセがついてしまうものだった。
その礼に漏れず、俺も色々と考えて準備してしまう悪癖があった。
まあそのお蔭で、フロイドワールド・オンライン内で腕が認められて、一定の『悪い顧客』がつくようになったんだけど。
そんな元の世界のことは、置いておくとして。
今日はこれから明日の日が出るまで、俺とエヴァレットは徹夜で押し入ってくる人を待たなければならないわけだ。
でもまあ、誰が来るかを予想して見るとだ、一人しかいないだろう。
「……審問で体を剣で傷つけられる上に、汚れ仕事までやらせられるなんて」
そう思わず呟いてしまったが、耳が良いはずのエヴァレットは聞かなかったことにしてくれたらしかった。
とっぷりと日が暮れて、真っ暗になった家の中で、俺とエヴァレットは台所の椅子に座って、家に押し入ってくる人を待った。
ゲームで徹夜は当たり前な俺はともかく、エヴァレットは起きているのが辛そうで、空中を睨んで意識を保っている。
その様子を見て内心のみで苦笑しながら、暇をどう潰そうかと考える。
単に待っているだけでは時間の無駄だし、ステータス画面を開いて、魔法一覧から半吸血鬼と吸血鬼に効く魔法でも調べておこうか。何かしらの役に立つかもしれないしね。
……魔法を探して、いくつか使えそうな物をピックアップし終えても、まだ誰も家に入ってこない。
エヴァレットは空中を睨むだけでは眠気に負けるのか、たびたび頭を振りながら目をしょぼしょぼさせている。
彼女に仮眠を取らせようか。
でも俺が寝ないうちに寝るなんて、とかいいそうだよなぁ。
そんな事を考えながらその様子を微笑ましく見ていると、急にエヴァレットが立ちあがろうとする。
音を立てないようにと手で制すと、エヴァレットが黙ったまま玄関がある方を指差す。
俺は頷き、机に置いてあった魔力ランタンを手に取ると、スイッチに指をかけながら玄関で侵入者を待った。
少しして、家の鍵が開く音が微かにした。
薄っすらと開いた扉から、滑り込むようにして人が一人入ってきた。
そして、目の前にいる俺に驚いたみたいだ。
俺はすかさず魔力ランタンを灯し、その人を照らしてやった。
「うッ――」
暗い外に慣れた目に、魔力ランタンの光が直撃して、侵入者――バークリステが自分の目を押さえた。
俺も家の暗さに慣れていたから光がまぶしいが、目を半開きにすることで耐える。
「こんな夜分にどのようなご用件でしょう、バークリステさん」
俺はステータス画面を呼び出して操作し、一瞬にして革鎧をつけと愛用の杖を持つ。
そして開いた扉を杖でつついて、閉め直す。
台所からは、エヴァレットが前に俺が渡したナイフを片手に出てきた。
逃げ場を失って二体一の状況を前に、出来る女のバークリステはどうする?
「……ふぅ。やっぱり予想されていましたよね。だから無駄だと、言ったのに」
肩を落とし、諦めたように手にある物を床に投げた。
それは大振りのナイフと、一握りの藁と金属の筒。
ふむふむ、ナイフで俺とエヴァレットを殺して、藁とその筒を利用して家に火をつけるつもりだったな、これは。
バークリステがやろうとしていたことを予想していると、当の本人から声をかけられた。
「それで、どうするのですか」
「貴方の身柄をですよね……実を言うと困るんですよね、無事に帰ってくれないと」
「使命を果たさずに、帰る場所があると?」
「かといって、貴方を殺したりしたらダメなんでしょう?」
予想していた通りの問答だったので、すらすらと答えていった。
するとエヴァレットが控えめに、俺のローブを引っ張る。
多分もっと詳しく殺さない理由を話して欲しい、ってことなんだと理解した。
「殺してしまったら、それを理由に再び審問をする気でしょうね。人の死体を一晩で隠すのは難しいですよ。それに少し遠くの場所から、ここを監視する人がいるでしょうし」
「……そこまで理解していて、なんで拘束しないんですか?」
「審問の理由をつくるために、ここで自殺を試しますか? 私は貴女を治せるんですから、無駄に終わりますよ?」
即死する怪我じゃなければ、完全回復できる。
ただしその後は、回復待機時間があるので、拘束しなきゃいけないけどね。
しかしバークリステは頭が良いだけあって、聞き分けも早かった。
「分かりました。お騒がせしました」
すんなりと立ち去ろうとするのを、俺は引き止めた。
「まあまあ。せっかく来たのですから、少し腰を落ち着けて話しましょう。その方がバークリステさんも、言い訳が立つでしょう」
「……そうですね。この家を出るまで、時間が少しかかった方が、望ましいです。お言葉に甘えさせてもらいます」
「はい。では台所で向かい合って話しましょう。実を言うと、私はバークリステさんの身の上話に、大変に興味があります」
「ご要望にお答えして、語られるだけ、語りましょう」
俺がバークリステを伴って台所に向かうと、エヴァレットは面白くなさそうな顔をしていたのだった。
さて、台所の椅子に座って、木のカップに水を入れたものも机に配置し終え、話をする準備は整った。
「では早速、私からバークリステさんに尋ねます。貴女のように回復魔法が効かない、ないしは効き難い人が他にもいますね? そしてその人たちは、聖大神ジャルフ・イナ・ギゼティスの名の下に保護という名目で隔離されて秘匿されていますね?」
この質問に対して、平淡な顔になっていてもとても良い難そうにしていた。
しかし、俺がバークリステを治したという手札があるからか、少しして答えてくれた。
「はい、仰る通りです。我々は、『邪神の残滓に囚われし子』。聖大神ジャルフ・イナ・ギゼティスさまのお力で、傷や病を癒すことができない人間たちです。小さい頃に、聖別の儀式の際に確かめられ、そうだと分かれば、幼子の時点で引き取られます。両親には神の託宣があったとかと言い含めて」
やっぱりか。
この世界に人間が何人いるか知らないけれど、先祖還りがバークリステだけと考える方が不自然だったしな。
でも、聖大神ジャルフ・イナ・ギゼティスの治す力が通じない人間を隔離するのは、そんな理由じゃないだろう。
想像しうる本当の理由となると――
「――神の力が効かないことがあってはならない。いや、そんな存在はいなかった。そうなるわけですね」
「はい。我々の体質は、一部の信徒以外には知らされていません。この世に残りし神は、聖大神ジャルフ・イナ・ギゼティスさま、ただお一柱だけでございますので」
「そして秘匿するだけで殺されないのは、その『囚われし子』の体質ゆえですよね?」
「大怪我でも瞬く間に治る子。怪力で何でも持ち上げる子。遠くまで目がよく見える子。何も知らない人たちが見れば、神に愛されて天性を贈られたように見えますので」
「なるほど、体質のある部分を隠し、ある部分は生かして、組織に組み込むようにしたわけですか」
「もっとも神に愛されてはいるのでしょう、ただし死するか封印されし邪神に、ですけれども」
通常時は表情が平淡なバークリステにしては珍しく、自虐的に唇の端を歪めていた。
しかし、俺が想像していたよりも、先祖帰りの人たちは面倒な立場にいるようだ。
半ば同情してしまっていると、バークリステは唐突に頭を下げる。
「そんな我々にも、ついに光明が差しました。貴方――いえ、トランジェさまのあの魔法があれば、不遇なときは終わり、ようやく我々も真っ当な人間になれるのです」
確かに、俺の回復魔法で治せることが証明されれば、先祖還りの人たちは救われるかもしれない。
もっともそれは、虫のいい話に過ぎないけどね。
「そうは言いつつ、さっきまで殺そうとしてませんでしたか?」
「……はい。あの魔法を教えてもらってから、苦しまないようにそうするつもりでした」
「ふふっ、嘘ですね。貴女は聖大神ジャルフ・イナ・ギゼティスが授ける魔法を『絶対使えない』のに、どうやって再現するつもりだったんですか?」
俺のこの一言に、バークリステは固まった。
しかし、端で聞いているだけのエヴァレットにしてみれば変な点はなかったのだろう、小首を傾げている。
このときの両者の考えの違いは、こういうことだ。
バークリステは、『邪神のせいで回復魔法は効かないけど、囚われし子でも魔法は使えるはず』というもの。
エヴァレットは、『聖大神ジャルフ・イナ・ギゼティスに見捨てられたのなら、魔法が使えなくて当たり前』というものだ。
「そ、そんなことはありません。人間ではありえない特徴を持つ囚われし子の中には、回復魔法が効くようになり、魔法を使えるようになった者もいます。真摯に聖教本を読み、実践していれば、いつかかならず!」
いつもの平淡な顔をかなぐり捨て、こちらに必死に訴える。
多分だけど、冷静を心がけて理知的に行動し、ペンテクルスのような神官にすら逆らわなかったのは、聖教本に従い続ける努力がいつか神に認められ、そう信じていたんだろう。
でも残念ながら、先ほどの二つの考えで合っているのは、エヴァレットの方だ。
少なくとも、バークリステの場合についてだけは。
「申し訳なく思いますが、貴女には絶対に不可能です」
「なぜそう言いきれるのですか! 証拠、そう、証拠を見せてください! 貴方はこの呪われた体を癒せるのですから、可能性がないわけじゃないでしょう!」
必死に否定してくるが、そんなに証拠が欲しいならくれてやろう。
ただし――
「――これを知ったら、貴方は神を信じる道に引き返せなくなりますよ。それでも証拠が見たいですか?」
「もちろんです! さあ、何をすればいいのですか!」
そこまでいうのならば、仕方がないなぁ。
「ふぅ……決意は硬いようですね。分かりました、証拠を見せるために、目を閉じて顔を上に向けてください」
俺の要求に不思議がってはいたけれど、証拠が喉から手が出るほど欲しいのだろう、バークリステは言われた通りににする。
「はい、もっと上にです。口が開いても良いですから、首を反らして顔を上に」
というか、口を開いてもらわないこと困る。
「これへ、いいれふか?」
「はい、そのままちょっと待っていてくださいね」
俺はステータス画面を呼び出して、アイテム欄からナイフを一本取り出す。
そしてバークリステの目が閉じていることを確認しながら、彼女の顔の前にナイフの刃を握った左手を出す。
吸血鬼用の魔法をこれから使うんだけど、あー、痛そうだよな。誰だよこんなもの考えたの……
「……我が神よ、夜に属せし子の渇きを癒し、漲るほどの活力を与えたまえ!!」
呪文を唱え終わり、俺の足元に黒い円が生まれるのと同時に、右手でナイフを左手から引き抜く。
いってえええええええよ、くそっ!
けど、左手から流れ出た血に黒い靄がかかるという、魔法が成功したエフェクトが見えた。
その血は、顔を上に向けているバークリステの口に入った。
「もがぅ!?」
温く少し粘る液体が口に入ったことに、バークリステは驚いて目を開けたようだ。
そしてその液体が俺の血であると知ると、慌てて吐き出そうとする。
けど俺は傷ついた左手で彼女の口を押さえることで、阻止する。
「証拠が欲しいのでしょう。さあ、飲み込みなさい。飲み込めば分かります」
「むぐうううう!」
暴れて殴ってくるが、俺は口から手を離さない。
やがて息苦しさから喉が動いたようで、バークリステは魔法がかかった俺の血を飲むのが見えた。
それを確認してから、俺は手を離す。
その途端に、バークリステは喉を押さえて、苦しそうにする。
しかしそれは、毒物を飲んだ反応ではない。
例えるなら、酒を飲みなれていない人が、初めて度数の高い酒を飲んだときのような反応だと、俺は知っている。
「ぐうぅぅぅぅ、なんで、人の血なんてものを飲んだのに……」
「どうしてだか、体に力が満ち溢れるでしょう? けどこの血は私自身が舐めても、あのダークエルフが舐めても、貴女のようにはならないのです」
試しに俺が左手に残る血を舐め、エヴァレットにも舐めさせる。
そして本当に、何も起きない。
何せさっきの魔法は、吸血鬼に属する種族のみにしか適応されない、回復と身体強化の補助効果がつく魔法なのだから。
「さあ、これはどうしてでしょう? 頭のいいバークリステさんなら、お分かりでしょう?」
「わ、わかりません! どうして、どうして!?」
「おや、血が足りませんでしたか? では、もう少しどうでしょう?」
俺が傷ついた左手を差し出すと、バークリステは流れる血から目を離せなくなった。
数秒後、喉が渇いて死にそうな人が、手皿に入れた水を差し出されときのたように、彼女は必死に俺の血を舐め始めた。
傷口から血が止まった後は、残った血すらも舐め取り、そして自分の口の周りについた血すらも舌で拭う。
そうした後で、自分を取り戻したのか、急にわっと泣き始めた。
「そんな、そんなあ! 私が吸血鬼だったなんて!」
「いえ、バークリステさんは半吸血鬼なので、人間に近いはずですよ?」
「同じことです! どっちだって、聖教本が定める、悪しき者ではありませんか! これでは何のために、今まで頑張ってきたんですか! いつかは回復魔法を覚えて、同じ境遇の子を治せるようにするためだったのに!」
そうして泣き崩れた彼女を見て、俺は悪魔のささやきを思いついてしまった。
回復魔法で囚われし子とやらを治したい、その願いをかなえる方法を。
俺はこここそ、トランジェらしくうさんくさい笑みを浮かべる場所だと、直感的に理解した。
「バークリステさん、いや、バークリステよ、聞きなさい」
「なんですか!? 無駄な努力だって――」
「いいえ、貴女の行いは無駄ではありませんでしたよ。なにせ、私と出会うことが出来たのですから」
うさんくさい笑みを強めて言うと、バークリステは目を点にしていた。
彼女の反応に構わずに、俺は続ける。
「貴女の夢は、同じ境遇の子達を治し、囚われし子という名前を取り払うことですね?」
「は、はい、そのとおりです。けれど、もうその道は閉ざされてしまって――」
「本当にそうでしょうか? 他の道はないのでしょうか?」
「ありません。だって、聖大神ジャルフ・イナ・ギゼティスさまだけが、この世界で唯一健在な神で――」
「そこが違います。あの神は、唯一ではありません。なにせ私が信仰する神は、聖大神などという名前ではありません」
「えっ……まさか!?」
「そう、私が信奉するのは、ときに悪神とされる中立の神――自由神です」
この宣言に、バークリステは呆然とする。
「ま、まさか本当に、邪神の神官だったなんて……」
その混乱が抜けきらないうちに、俺は彼女に手を差し伸べる。
「そして私が魔法を使えることから、自由の神は健在であると証明がされています。そして、我が神は敬謙なる信徒が増えることをお望みです。特に
貴女のような、自分の夢のために邁進できる人を」
この勧誘がどんな意味を持つか分かるのだろう、バークリステは振るえる手を、差し出した俺の手へ伸ばし始める。
そうしながら、問いかけてくる。
「聖大神ジャルフ・イナ・ギゼティスとは違い、自由の神は吸血鬼も信徒として認めてくれるのですか?」
「はい。我が神は自由を愛する。その愛に、種族や国の違いなどは関係ありません」
「自由の神なら、吸血鬼でも回復魔法が使えまるのですか?」
「もちろん。過去には、吸血鬼の神官もいたそうですよ」
「自由の神の回復魔法なら、どんな相手でも治せるのですか?」
「もちろんです。死んでいないのならば、どんな相手にも合う魔法が必ずあります」
「自由の神を信じるのに、必要なことはなんでしょうか?」
「教義はただ一つ。自分の心のままに、自由であることです。我が神はそれだけをお望みです」
問答の答えに満足したのか、それとも信じる神が信じられなくなり単に藁にもすがりたかったのか。
どちらにせよ、彼女は俺の手を取り、自由神の信徒になることを受け入れたのだった。
明日は個人的な事情から、時間が取れなさそうなので、更新をお休みします。




