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4話、魔法その2+α

急に眠ってしまった俺は10分程度で目が覚めた。もう一度本を読み直してみると、魔法を使い過ぎると体内の魔力と言うものが減っていくらしい。そしてその魔力の量は生まれた時にはすでに決まっており、魔法をいくら使っても魔力量はそんなに増えないらしい。増える人でも、水星級一回分くらいだそうだ。

それを考えると俺の魔力量はとてつもなく少ない事になる。神様が俺の力を少しでも上げてくれたと言うなら、水星級魔法二回分はいくらなんでも少な過ぎるだろう。

そう思った俺は次の日の昼間に、早速試してみる事にした。昨日使った小火(ライト)の魔法で試してみる。


「この大地を明るく照らさん。小火(ライト)


明るい光が目の前に現れた。


「よし。一回は大丈夫だな。この調子でっと。」


二回目も難なく成功していた。疲れはあまり感じない。


「こんなに疲れないのかな?……あっ、そう言えば昨日は灯りを動かしたっけな……。と、言うことは……灯りを作る魔力量と灯りを動かす魔力量は別で身体から取られていくのか。取り敢えず三回目に挑戦してみよう。」


三回目をやってみるとある程度の疲労感があるもののクリア。四回目をの灯りを出した時にまた眠ってしまった。


そして目が覚めた。今回の実験では、昨日灯りを動かしてしまった為に測定出来なかったので、また明日やってみる事にした。



その日の夜、晩御飯を食べる為に全員がテーブルに着いた時に、母親のミラルが緊張した面持ちで言った。


「私妊娠したらしいの。」

「なんだって!?」


皿乗ったパンを取ろうとしていたクレイが驚いた声で言った。俺もとてもびっくりしてしまい、危なくクレイと一緒に言ってしまいそうだった。


「おめでとうございます、奥様。」


キャリルは嬉しそうな顔で祝福した。

危なかった俺は子供の特権を使って、両親をいじめる事にした。


「にんしんってなに?」

「赤ちゃんがうまれるのよ。」

「どうやってあかちゃんはできるの?」

「そ、それは、な、、なんというかだなぁ…….」

「赤ちゃんは神様が授けてくださるんですよ。」

「そーなんだ!かみさまありがとー!」



クレイが焦ったのは予想どうりだったが、キャリルが綺麗に答えてしまったが残念だった。

そうして俺に弟が妹が出来る事になった。


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