プロローグ〜転生〜
高校二年の秋、そう、ちょうど修学旅行の前あたりだろうか?俺は放課後、その日が週番だったため残って日誌を書いていた。
「あぁ、、疲れた。職員室に置いてくるか……。」
なんとなく独り言を呟きつつ席を立った。
その時、不意に地震が起こった。
上には黒板があった。
そこで記憶が途切れた。
……………………………………………
俺は真っ白な部屋の中にいた。
「知らない天井だ……」
テンプレ的なことを言いつつ辺りを見回した。
すると一箇所眩しく輝いている所があることがわかった。
「時空の旅人よ。これも何かの縁だ。そなたに力を授けよう。」
「え??時空の旅人???」
「そなたは異世界に転生しようとしたのであろう?それをちょうど良く見つけたわしが、力を授けようと言っているのだ。」
急に声が聞こえ来たと思ったら、この声はその光から出ているようだ。
「俺黒板が落ちてきて……。まさかその衝撃で?」
「ん?そうだったのか。」
「てか、誰?もしかして……神様?」
慌てて正座をする。
「まあ人が言うところのその様な物だ。だが、そう固くなるな。」
「アッハイ。」
驚き変な返事になってしまっていた。
「ところで力を授ける。どの様な力が欲しい?叶えてやろうではないか。」
「えーと、、、ある程度強くて今よりもう少しイケメンで。」
後半は心の声が出て来てしまった。
「わかった。それでは第二の人生を楽しむがよい。」
目の前が真っ白になった。