第30話「意外と仲良し(?)」
新作
『学校を支配する容姿端麗な女王様二人に歯向かったら、なぜか許嫁にされてしまったんだが…』
を公開致しました!
超自信作なので、
是非是非、よろしくお願いします(≧◇≦)
後書きの下のタイトル名をクリックして頂けると作品に飛べますので、
楽しんで頂けますと幸いです(#^^#)
「――上条さん」
月曜日、俺はお昼休みに廊下にいた上条さんへと声をかける。
「…………」
彼女は、それはもう嫌そうな顔で俺の顔を見てくるのだけど、大事な話なので仕方がない。
「そんな顔をしないでよ」
「はぁ……また校舎裏ですか? こんなに頻繁に私を校舎裏に連れていっていると、誰かに見られて変な噂を立てられますよ?」
――と、文句を言いつつも、付いてきてくれる上条さん。
さてはツンデレだな?
「……グーを顔面に叩き込んであげましょうか?」
「なんでバレた!?」
隣に並んできた上条さんが、一瞬にして殺意全開の目を向けてきたので、俺は思わず口を滑らせてしまう。
すると、更に上条さんの目が細くきついものへと変わった。
「やはり、心の中で何か私を馬鹿にしたんですね?」
しまった、誘導尋問か……!
彼女は根拠などなく、なんとなく女の勘みたいなもので察したらしい。
つまり、俺の反応は自白したようなものだった。
「ま、まさか……! 生徒を馬鹿にするわけがないでしょ……? 特に、上条さんみたいな子を……!」
実際、馬鹿にしたつもりはない。
単純に、素直じゃない子だなぁと思っただけだ。
だから、そんな今すぐにでも顔面を殴ろうとするような体勢を取るのはやめてくれないかな、上条さん……!?
俺は、軽く握りこぶしを作り、『いつでも殴りますよ』と言わんばかりのファイティングポーズをとる上条さんに、苦笑いをした。
この子、クールの割に意外と好戦的なんだよな……。
まぁ、幼い妹にはデレデレだし、普段クールを気取ってるだけで、中身は全然クールじゃないのかもしれないけど。
「あっ、蚊が」
「うおっ!? 本当に殴ってくるの!?」
油断していると、いきなり正面からグーパンチが飛んできた俺は、慌てて顔を逸らした。
まさかまじで飛んでくるなんて思わないじゃないか!
「何を言うんですか、先生が蚊に刺されないよう、邪魔をしただけですよ? 人聞きの悪いことを言わないでください」
と、素敵な笑みを浮かべながら言ってくる上条さん。
まさに、『おしとやかな優等生』とでも言わんばかりの雰囲気を作り上げているので、嘘だというのが丸わかりだ。
「そんなキャラじゃないでしょ……。冗談でも当たったら危ないから、そういうことしたら駄目だよ?」
「先生みたいな説教をしないでください」
「先生なんだけど!? しかも君の担任だよ!?」
嫌そうに小首を傾げた上条さんに対し、俺はそうツッコミを入れながら、校舎裏を目指すのだった。
読んで頂きありがとうございます!
新連載の
『学校を支配する容姿端麗な女王様二人に歯向かったら、なぜか許嫁にされてしまったんだが…』
は、あとがき下のタイトル名をクリックでも作品ページに飛べますし、
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