のび太の恐竜のピー助は恐竜なのか
関係ないけどやっぱり今のドラえもんはクソ。F先生が存命なら絶対に認めなかったと断言できるぐらいにクソ。まあ、サザエさんにしてもアニメ版は原作者に嫌われていたとか書かれてるし、アニメと原作漫画はもう別物なんですよね、完全に。
恐竜ではない。以上!
ピー助はフタバスズキリュウ。ちなみに鈴木さんが化石を発見したのでスズキリュウだ。
フタバスズキリュウはそのフォルムでわかる通り、首長竜に属する。今となってはもう有名な話かもしれないけれど、これは。
正直、ピー助を恐竜と思ってるのは昭和生まれぐらいかなとは思う。その昔、恐竜が子供たちに人気あったころは、恐竜も首長竜も翼竜も何なら魚竜すらも全てまとめて「恐竜」として紹介されていた。
のび太の恐竜においてフタバスズキリュウが恐竜扱いされているのは藤子F先生が無知だったのではなく、当時の子供たちの認識に合わせてのものといえる。
首長竜は恐竜とはだいぶ離れた種なのだけれど、その巨体と恐竜と同時代の爬虫類という事でまとめて扱われてきている。
これらをまとめて扱うという点についてだけいえば昭和だけの話ではない。有名な(元は小説のようだけれど)映画のジュラシックパークシリーズ、ゲームのARKシリーズも恐竜を題材としながらも首長竜や翼竜も当たり前のように登場する。
その一方で昭和作品においても恐竜探検隊ボーンフリーのように恐竜のみを扱った作品も存在しているので、一概に「昭和はいい加減だった」とは言い切れない部分もある。
ついでにいえばジュラシックパークは「ジュラシック」などと言いつつ、当たり前のように白亜紀の恐竜(その代表はティラノサウルスですよね)が登場するだとか、正直かの作品は問題だらけだ。
ただ、あくまでも個人的な話なのだけれど、子どもたちに積極的にウソを教える必要はないけど、「首長竜は恐竜じゃないから、のび太は恐竜なんて見つけてないんだよ」なんて言う大人にはなりたくないですよね。子供たちは「恐竜」に分類された生物に憧れ好きなんじゃない。「恐竜のように大きい爬虫類」が格好良くて、そんなものが過去の地球にいたという事実に憧れているので、それが生物として恐竜に分類されるか首長竜に分類されえるかなんてどうでもいいんですよね。
Wikipediaの地球空洞説という項目に「フィクションにおける地球空洞説」というのがあって、個人的にはいちいち「〇〇を採用している作品」だとかリスト化したがるオタクどもが大嫌いで全部ばっさり消したいぐらいなんだけど、そこに「ドラえもん のび太の創世日記」とかいう聞いた事もない作品の名前。聞いた事が無いのはただ単にドラえもんに興味が無いからなんだけど、いや地球空洞説だったらまずは「のび太と竜の騎士」だろう?ドラミちゃんの「地底の国探検」では掘り進んで地球の裏側に出てしまったってエピソード描かれてるけどな。まあ、ドラえもんの世界の各話ごとの矛盾なんて気にしたら負けだ。