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雨が降っている
雨が降っている
傘から流れる雨は 滝のようだ
空を見上げても 暗い雲
雨粒もひとりで見ると
ただの雨粒だ
キミと一緒に見た雨粒は
キラキラと一粒一粒
夜のネオンの光を受けて
キャンディのようだったのに
何もかも
どんよりとした
灰色の世界
ボクの心のようだ
ボクから別れを告げた
キミの心が離れていきそうだから
傷つくより
傷つける別れを選んだ
ずるいボク
キミの幸せを祈ってる
なんて
嘘
ボクはそんなできた人間ではない
いつの日か
キミの幸せを心から願える日が来たとき
ボクも幸せになれるだろう