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第五十三話・ナルシスト最強


 ずっと以前の話の続きです。人間だれしもナルシスト面はあるとは思いますがここであげるのは「ちょっとだけ目立つナルシスト」 ……これは私のエッセイで何度もテーマにあげて考察しています。

 私はナルシストの人が本当に苦手です。犯罪者でも精神的な疾患アリの人でも、そこまでひどくなくとも……実際の会話でこの人は「ナルシスト」 だと判断すると避けます。避けるが吉と思っています。

 私は若いころは内向的ですが、現在はいろいろな人と会話して楽しんだりもします。しかしナルシストはヤバいです。やさしくするとつけあがります。すぐに私は何をしても許されると思い込みます。ナルシストは同じく「思い込みの激しい人」 でもあります。若い時にそういうのにぶちあたって大変迷惑しましたので今は不快な思いを回避できるようになりました。


 小説でも漫画でもナルシストはコミカルに描かれてはいても、実際に振り回された側からすると、楽しんで読めません。逆に苦しくなるぐらいです。私はそのぐらいに心が傷付いています。しかし恨み言にはしません。彼らは現在医学では治せない患者だと思わないと、こちらの精神がやられます。そしてナルシストの方に意識を向けず、私自身の楽しみの方に意識を向けたりします。そうでないと命の限りがありますので、時間がもったいないと思うのです。


 ナルシスト……自分大好き人間……こういう漠然とした言い方しかできないのも、そうですね。妙に頭がいい人がいますのでこういう書き方しかできません。嘘と現実と理想を微妙に混ぜた言動をしてそれを世間に信じ込ませている人もいます。実際に知名度のある人の名前を出してあの人と話したかったらまず私を通してからにしなさい……そういう類の嘘を平気でついたりします。(別ルートで嘘が判明しましたが嘘は必ずばれますね……)

 ナルシストは現実を直視しません。ある人は己を時には神と同等もしくはそれ以上の地位にあるとまで考えています。ですので出自や学歴も平気でうそをつきます。コンプレックスの裏返しだとは間違っても考えません。一種の幸せな人間です。

 どうでもよい他人には金銭的な被害や迷惑を与えても許されると考えています。己は許されるべき立場で地位であると考えています。罪の意識が皆無です。ナルシストにとってどうでもいい人が仮に己が与えた被害であっても本当にどうでもいいことなので悪いことをしたとは考えません。仮に訴えられても損害賠償でも平気でバックレます。どうして責められるのかがわかっていないのです。

 こういう人の親はどんな人であるか……私の知っているケースでは、ナルシストの親はやはりナルシストです。我が子が事件を起こしても知りませんといいます。親御さんは面倒を起こす我が子を捨てても、己の良さをアピールするにはどんな汚い手段を使ってでもやります。著名人と知己を得られたら、嘘も交えて名声を一緒にアピールします。実態を知っている人が眉をひそめても、その相手がどうでもいい人なら大丈夫だと考えます。まさにナルシスト最強。こんなの相手にしていたら、人生が本当にもったいないです。

嘘で固めた人生でもそれを謳歌する人もいます。詐欺でも事件になってもへこたれません。別の場所でやるだけです。ナルシストは反省という言葉を知りません。この世の中で一番強いのはナルシストです。もしこの世に神様がいるとしたらナルシストはどうやって裁くのですか、ナルシストが犯した罪もどうやって認めさせるのですかと問いたいです。

 少なくとも現在医学やどんな聖職者であっても反省させたという事例を聞いたことがありません。心理学の本でもナルシストに対してはトラブル回避のために「避けましょう」 とあるだけです。


 ナルシストこそ真なる最強の人類です。この世には因果応報というものはないという思考は私のこの実体験からきています。



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