表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
年周運動  作者: サモン
1/2

プロローグ

中学校一年間の青春を僕は星空と一人の少女に捧げた。


中2の冬、僕らはとある進学塾でであった。

なかなかの都会である、と自分なりに誇りに思っていた街の片隅。地域で二校目となる全国展開された進学塾に僕は通っていた。

親に将来のことを見据えろ、とそこに叩き込まれた。僕の将来の夢を聞こうともせずに、だ。それなのに、学費は高ければ高い程よいだとかのたまい、挙げ句の果てには初回でいきなり首都圏進学特化コースに通うこととなった。

もちろん、僕もただ流されるがままに自分のが行きたくもない高校を受験する羽目にはなりたくはなかったから、抵抗をした。

まぁ、中坊のできる抵抗はたかがしれて、軽くあしらわれ、ヤケッパチになった僕は三月の(とばり)の中を駆けた。要するに家出だ。今となってはこの行動に己の青さをひしひしと感じられ、黒歴史に心を閉ざしたくなるのだが、、、

その夜、冬の大三角形のもと、僕らは出会っ

た。

一生この、切なく、君と手探りで作り上げた恋の色を忘れることは叶わない。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ