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なぜか魔王が勇者召喚を行った!しかしそれに巻き込まれた俺はうまく逃げ出す事が出来はしたが、今後どうしら良い?  作者: 伊勢いづも


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第7話 王都からの旅立ち

前話はお楽しみ頂けましたでしょうか? 、本話もお楽しみ頂けるように書きたいと思いますので、是非お楽しみ下さい。

昨日ギルドに行って、その後、役所へ行き全ての登録を終わらせた。今日はまずリリーの武器及び防具を買おうと思う。

「リリー、今日はまずリリーの武器と防具を買うよ。リリーはどんな攻撃魔法とかが使えるのかな?」


「リリーは少しだけ魔法が使えるよ。だから魔法使いがいいな」

「よし、じゃあどんな魔法が使えるか、ちょっとやってみて」

「うん、じゃあ最初は火魔法ね。ここはお部屋の中だから、プチファイヤーね。でも、リリーはファイヤーボールは小さいけど撃てるよ。まだ敵をやっつけることはできないけど」


「最初はって、リリーは他にも魔法が使えるのかい?」

「うん、えっと、土魔法も水魔法も使えるよ」

「リリーは、凄いんだね」


リリーは、小さい胸を張って

「エヘヘッ!リリーは凄いんだから」

神様の言っていることが本当だったら、リリーは凄いんだなぁ。火、水、土と3つの属性魔法が使えるんだから。


よし、じゃあ以前俺が買った武器屋と防具屋に行こう。まずは武器屋だな。俺達は武器屋に入った。

「いらっしゃいませ。先日はお買い上げありがとうございます。武器の調子はいかがですか」

「はい、おかげさまで結構使い勝手がいいです。最近は手にも馴染んできましたし、軽く振ることができるようになりました。まぁ、レベルが上がったのもあるんでしょうけど」


「それはよかったです。お売りした甲斐があります。ところで本日はどのようなご用件でしょうか?もしかするとそちらにお連れの、可愛らしい方の武器をお探しでしょうか?」


「はい、そうなんです。この子は魔法使いなんですが、この子にミスリルの杖を買いに来ました」

「では、可愛らしいお嬢様にお似合いの、ミスリルの杖をお持ちします。少々お待ちください」


暫く待っていると店員がミスリルの杖を2本持って戻って来た。

「お待たせいたしました。こちらがお嬢様にお似合いのミスリルの杖になります。手に取ってお確かめください。杖は先端に石の付いたものと無いものとお持ちしております。魔石が付いたものは、魔法の威力が上がります」


「リリーちょっと杖を持ってごらん」

「うん、お兄ちゃんわかった。ちょっと持ってみるね」

「どうだい?」

「どっちもあんまり変わらないよ」


そうか。だったら魔石がついている方が、魔法の威力が上がるみたいだから、魔石がついている方にしよう。

「では、こちらの魔石が付いている方にします」

「ありがとう御座います。以上でよろしいですか?」

「はい、お会計をお願いします」


「では金貨2枚となります」

「こっちは杖で剣よりミスリルは少ないけど、魔石がある分高いのかな?」

「はい、仰る通りです」

「ありがとう。色々お世話になったね。今日で街を出るんだ」


「そうでしたか。色々とお買い上げありがとうございました。旅のご無事をお祈りしております」

「ありがとう」

「おじさん、ありがとう」

「お嬢様、どうもありがとうございます」


俺達は、武器屋を出て防具屋に向かった。防具屋ではお金が掛かっても良いから軽くて丈夫なものを買おうと思っている。何せ、俺の妹だからな!過去の人生も妹は居なかった。と言うか初の兄弟なのである。


しかも妹!更に可愛い(実際に可愛いのだ!)過去の人生含めて、初だからかもしれないが、余計に可愛い!俺がそばについている限り、こんな可愛い妹は絶対に傷つけさせないぞ!

精神年齢的にはお父さんだけど……だから余計にかわいいのかも。よく娘は可愛いって言うしな。


俺たちは、武器屋に入った。

「いらっしゃいませ。先日はありがとうございました。防具のほうはお気に入りいただけましたでしょうか?」


「はい、とても重宝させてもらっています。ただし、先日ローブが少し切れてしまったんです。私たちは今日旅立つのですが、これはどこでも修理できますか?」


「はい、本来でしたら私どもで修理させていただけるとありがたいのですが、旅立たれると言うことでしたら、別の街の防具屋でも修理は可能です。ただ付与されている魔法とかをお伝えいただければと思います」


「わかりました。ところで、今日はこの子に合う防具を買いに行きました。なるべく軽くて魔法耐性、物理攻撃耐性、に優れた防具が欲しいのですが、何が良いでしょうか?」

「それでは、お嬢様に合うローブをお持ちいたします。少々お待ちください」


「こちらはいかがでしょうか?」

店員が持ってきたのは、薄い緑のローブと、薄い茶色のローブだ。俺はリリーに聞いてみた。


「リリーどっちの色が良い、着てみるかい?」

「うん、着てみるね」

リリーは試着室に入っていき、それぞれを着てみた。俺から見ると薄い緑色のローブが合っているような気がするが、リリーはどっちが好きなんだろうか?


「お兄ちゃん、リリーにどっちが似合っている?薄緑それとも薄茶色?」

「お兄ちゃんは、リリーには薄緑の方が合っていると思うけど、リリーはどっちの色が好き?」

「リリーはお兄ちゃんと一緒、薄緑の方が好き」

「じゃあ、薄緑のほうにしようね」


本当はもっと赤とかピンクとか可愛らしいローブを、着させてあげたいのだが、森や草原であまりに目立つとモンスターに狙われてしまうから、それは避けないといけないからな。残念だけど、あんまり派手な色がないのはそういう事なんだろうな。


「お値段はいくらでしょうか?」

「はい、こちらは、お客様と同じリザードの革製品となりますので、少しお値段はお高めで金貨1枚ほどになります」

「では、こちらをいただきます」


俺は金を払って店を出た。

既にリリーには杖を持たせ、今買ったローブを着させている。どうやら次の街に行くには南門から出るようだ。俺たちは初めて南門に向かった。どうやら、南門の前から、次の街へ行く馬車が出ているようだ。次の街の名前はオオミウラと言うらしい。オオミウラ行きの馬車に乗る。


「リリー馬車は乗ったことあるのかい?」

「うん、乗ったことあるよ」

「そっか、じゃあ大丈夫だね。お兄ちゃんは初めてなんだ」

「ええー!そうなの。びっくり!馬車に乗った事が無いって言う事は?お兄ちゃんはもしかして魔人族?」


「違うよ。お兄ちゃんは人間族だよ。でも、馬車には乗った事が無いんだ。歩いた事しかないよ」

「そうなんだ。お兄ちゃん、凄いね」

なんだか嘘をついているようで、申し訳ない。いずれリリーには本当のことを話そう。


暫く馬車で走っていると、次の街に着いたようだ。次の街オオミウラで宿を取る。その前に冒険者ギルドだ。俺は御者に冒険者ギルドの場所を聞いた。すると、馬車を降りたところから南に進み、大通りに出たら右に曲がりまっすぐ進むと、左側に大きな建物がある。そこに剣と盾の絵が書いてある。そこが冒険者ギルドだそうだ。


リリーと俺は御者に言われた通り進み、冒険者ギルドでお奨めの宿を教えてもらいその宿に泊まった。実はこの街で2泊してリリーの魔法を試したいと思って居るのだ。リリーは魔法属性が3つある。火、水、土であり他にも適性が無いか? また現状どの位の最高出力があるのかのチェックだ!


現状を知らないと後で大変なことになるからな。明日は草原へ出てリリーと魔法チェックだ。よし、今日はもう寝るぞ。おやすみ……



◇◆◇◆◇◆



翌朝起きて門を出た俺達は、暫く歩き草原に着いた。

「リリー、実は今日はリリーの魔法をチェックしようと思っているんだ。どうしてだかわかるかい?」

「うんと……もしモンスターが出てきた時に、リリーがどれ位の魔法が使えるかわかっていないと、お兄ちゃんが守らなくちゃいけないから?」


「やっぱりリリーは天才だね!凄いよ。お兄ちゃんが考えていること、ちゃんとわかっているんだね」

「エヘヘへへッ。リリー凄いでしょう!」

「凄いね。じゃあ魔法の練習を始めよう。最初は火魔法を見せてくれるかな?杖は無しだよ」


「うんわかった。じゃあやってみるね。ファイヤーボール」

「よし、これなら充分だ。スライムからホーンラビット、ゴブリン位なら倒せるぞ」

「お兄ちゃん、ほんと?やったー!ねえ、ねえ、リリー凄い?」

「リリーは、魔法の才能があるよ」


次は、水魔法、土魔法の両方をやらせてみよう。水魔法はウォーターボールだ。土魔法はロックバレットだな。

「じゃあリリー、次は水魔法でウォーターボール、土魔法でロックバレットを撃ち出してごらん」

「わかった。まずはウォーターボール。次はロックバレット」


「さすがリリーだね。両方とも充分だよ。じゃあ今度は杖を持ってやってみよう」

「うん、わかった。じゃあ連続で3つやってみるね。最初はファイヤーボール。次はウォーターボール。そして最後にロックバレット」


さっきと段違いの威力だな。これなら俺の後ろを十分に任せられるな。

「リリー、凄いぞ。これならお兄ちゃんの背中を十分に任せることができる!」

「やったー!」

リリーは万歳して喜びを表現した。

「じゃあリリー。次は他の魔法を使ってみよう」


「他の魔法って何?」

「まずは氷魔法だ。次に光魔法。その次は雷魔法。次は聖魔法。次は闇魔法。最後に時空間魔法だ。その順番にやってみよう。聖魔法は、お兄ちゃんがちょっと手を切ってみるから治してみて」


「お兄ちゃんが手を切るの?」

「大丈夫だよ。お兄ちゃんは自分でも聖魔法が使えるからね。もし、リリーが直せなくても自分で直すことができるから、安心していいよ」

「それならわかった。じゃあやってみるね。氷からだよね。えーっと、アイスアロー!」


「氷は使えなかったね。じゃあ次は光魔法だ。フラッシュをやってみて」

「わかったフラッシュだね。フラッシュ」

「これも使えなかったね。じゃあ次は雷魔法だ。サンダーボルトをやってみて」


「わかった。サンダーボルト」

「これも使えなかったね」

「じゃあ、次は、お兄ちゃんがちょっと手を切ってみるから、ヒールをかけてみて」

「お兄ちゃん、少しだけにしてね」


俺は少しだけ手を傷つけてリリーに差し出した。

「じゃあ行くよ!ヒール」

「よし、ゆっくりだけど治っていくぞ。リリーは聖魔法の素質があるね。もっと訓練していけば、もっと早く治せるようになるよ。リリー凄いぞ!これで魔法は4つ目だよ。次は、闇魔法だよ。これは、闇よ来たれと言ってみて」


「うん、わかった。闇よ来たれ」

「これも使えなかったね。じゃあ最後は時空間魔法だ。ストレージと言って、何でも物が入る箱を想像してみて、そしていろんなものを入れてみるよ。入れば使えると言うことだからね」


「うん、わかったよ。ストレージ」

「じゃあ、これを入れてみるよ」

俺は大きな石を入れてみた。おおっ…入ったぞ!リリーはストレージも使える。凄いこの子は本当に凄い!


「凄い、凄いぞ、リリー!5つの属性を使えるなんて、本当に凄いことなんだよ!」

「エへへへへへへッ!リリー嬉しい」

リリーは飛び跳ねて、全身で喜びを表現した。

「そうだね。お兄ちゃんも嬉しいよ。これでリリーとお兄ちゃんの冒険もより安全になるね」

この後、リリーと色々な各魔法の種類を試し、今日1日が終わった。リリーは各属性の魔法の種類をたくさん覚えることができた。本当にこれで俺とリリーの安全が高まった。


本話はいかがだったでしょうか?お楽しみいただけましたでしょうか?リリーは魔法が得意でした。次も楽しんでいただける話を書きたいと思います。ご意見ご感想をお聞かせいただければ幸いです。作者の励みになります。また誤字等ございましたらお知らせいただければ助かります。お読みいただきありがとうございました。

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