第6話 リリーと俺
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さぁ、今日はリリーの冒険者登録をしてこの街を出るぞ。まずは冒険者ギルドだ。
俺とリリーは冒険者ギルドへ向かった。冒険者ギルドに入ると、いつも通り混んでいる。俺はまず買い取りカウンターへ行き、昨日までのモンスターたちを出した。
「いつもたくさん狩ってくるねー」
「そうだね。たまたま北の森の奥まで入るから、モンスターがたくさん出てくるだけだよ」
「そうか、それにしても、今日は数が多いなぁ。ゴブリンの集落があったのか?」
「そうだよ。そこで人が捕まっていたが、残念ながら殺されていた」
「そうか、だから、お前はゴブリンを退治したんだな。ありがとうな。何人で退治したんだ。」
「俺はいつも1人だよ」
「………………………!なんだってーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ‼️」
「おいおい、そんなに驚かないでくれよ」
「ダダダダダって…… お前1人で集落を潰したのか?」
「そうだよ」
「おい、エミリー、こいつをギルマスの部屋に連れて行ってくれ。連れて行けばわかる」
「はい、わかりました。では、アレンさん、こちらへどうぞ」
俺とリリーはギルドマスターの部屋へ連れていかれた。そこでギルドマスターに問いかけられた。
「どうしたエミリー何でアレンがここにいる」
「はい、サブマスターからギルドマスターの部屋へアレンさんを連れて行けと言われました。詳しくはよくわかりません。アレンさんからお聞きください。では私はこれで失礼いたします。後でお茶を持って参ります」
「どうしたアレン何があった?」
「多分サブギルドマスターが驚いていたのは、俺がゴブリンの集落をつぶしてきたからだと思います」
「何ーーーーーーーーーーーーーーーーーー?」
「なんでそんなに驚くんですかギルドマスター」
「だってお前はソロだろ?お前が1人で集落を潰したのか?」
「そうですよ」
「…………………………奴もそこに驚いたんだろうぜ」
「そんなに驚くようなことなんですか?」
「当たり前だろう、ゴブリンの集落と言えば、普通はAランク冒険者のパーティー2組以上でつぶしに行くのが普通なんだよ」
「!…………それは知りませんでした……… 」
だからそんなにみんな驚いていたのか!まぁやっちまったものは仕方がない。今後少し気をつけよう。でも、これでまたランクは上がるかもしれないな。俺はそんなことを考えていた。
「ところで、その嬢ちゃんはなんだ?」
「実は、ゴブリンの集落で襲われていた人たちがいまして、その生き残りの子供です」
「そうか、じゃあ、その嬢ちゃんはどうするんだ?」
「この後下で登録をして、もう身寄りが誰もいないので、俺と一緒に旅をしていくことになりました。本人の希望も聞いています」
「おい、嬢ちゃん、こいつの言ってる事は本当か?」
「うん、本当だよ。私の名前はリリー、ギルドマスターさんのお名前は?」
「おう、悪かったな。俺の名前はトーマスだ。よろしくなリリー」
「よろしくね。トーマスさん」
「かわいいじゃねーか。ところで勝手にリリーを連れ回すわけにはいかないだろ。
旅をすると、お前との関係性を聞かれるぞ。その時にどうするつもりだ?」
「一応、俺の妹ということで、パーティーを組もうと思っています」
「そうか、なら役所で妹として登録しておけ。そうすればステータス画面にも、お前は兄として、リリーは妹として登録画面が出てくるからな」
「ステータス画面にそんなものがあるんですね。知りませんでした」
「まぁ、そういうことだ」
「じゃあ後は金を受け取って下でリリーの登録をしていけ。その後役所に行け。そこでリリーを妹として登録するんだ。そうすれば勝手にステータス画面に兄妹と関係性が出るからな。頑張れよ。それからお前は今日からSランクにしてやる」
「エッ‼️そんないきなりSランクなんてあり得るんですか?」
「大丈夫だ。お前さんが今まで通りのランクでいることがおかしいんだ。それだけ今日お前さんがやってきた事は偉大なことなんだよ。通常ならAランクパーティーが2組でやることを、お前は1人でやってきたんだぞ。どれだけの強さがお前にはあると思っているんだ。だから問題なくお前はSランクだよ」
「そうですか。わかりました。ありがとうございます。これからはSランクとして頑張っていきます。色々と教えていただいてありがとうございました。リリーのこともあり俺はこの街を出ます。リリーがここで活動していると色々な事を思い出してしまうと思って…それで街を出ることにしました」
「そうか。色々と世話になったな、体に気をつけて頑張れよ」
「ギルドマスターこそ、体に気をつけて職務に励んでください。色々とお世話になりました」
俺とリリーは、ギルドマスターの部屋を後にした。そして受付でリリーの登録をして、2人のカードを出し、パーティーとして登録も済ませた。
「さてリリー、この後は役所に行って、兄弟としての登録をするぞ。いいかい?」
「うん、いいよ。早く行こう」
「よし、じゃあ行くか」
リリーと俺は役所へ向かった。そして役所で手続きを済ませた。
「ではこれで手続きが完了いたしましたので、ステータス画面をオープンしてみてください」
「わかりました。ステータスオープン。あっ!…ステータス画面にリリーの名前がある。そして妹となっている」
「ほんと、リリーもやってみる。ステータスオープン。あっ…ほんとだ。リリーのにも、お兄ちゃんの名前がある。アレン兄が兄ってなっているよ。やったね!リリーはアレンお兄ちゃんと兄弟になったんだね」
そういえば、リリーの種族はなんだろう?俺は人間族でハイヒューマン、もしリリーが魔人族だったら、兄弟にはなれなかったのかなあ。俺は役所の人に聞いてみた。
「すいません。今回みたいに兄弟の手続きをするような場合に、片方が人間族でもう片方が魔人族でも兄弟にはなれるのでしょうか?」
「はい、その辺は本人同士の問題なので、合意さえあれば問題ありません」
「そうなんですね。ありがとうございました。もう一つ疑問なんですが、人間族と魔人族は結婚できるのでしょうか?」
「はい、そちらも問題なくできますよ。やはりご本人同士の合意が必要ですが」
「そうなんですね。ありがとうございました」
「すいません。さらに質問なんですが、人間族と魔人族の間でも子供はできるのでしょうか?」
「はい、問題なく子供はできますよ。人間族と魔人族の違いは単に強い魔法が使えるかどうか、強い魔力があるかどうかです。ですから魔人族と言うのは単に昔は人間族と違い、魔力があって魔法が使えた者を魔人族と言っただけなのです。あまり人数はいなかったので、少数民族として迫害を受けていたらしいのですが」
「色々教えていただきありがとうございました」
魔人族と人間族が結婚したら、どちらの特性が現れるんだろう。やはり人間族の方が人数が多いから、人間族の方が遺伝的に強いと言うことだよな。そうするとやっぱり生まれた子供は人間族になって、あまり魔法が使えないのかな?
今度、色々な人と友達になったら、聞いてみよう。これでリリーと俺は兄弟と会ったのである。これからは1人増えたから責任が重いなぁ。なんかこれって新婚さんが結婚した後に旦那が考えるようなことじゃないか? (笑)
本話はいかがでしたでしょうかお楽しみいただけましたでしょうか?次話もお楽しみいただけるように書きたいと思います。尚、感想等お寄せいただけると大変作者の励みになります。また誤字等ご報告いただけると助かります。下の方に行きますと星がありますので、星をポチっとお好きな数押していただけるととても嬉しいです。よろしくお願いいたします。




