第22話 金鉱脈発見そして…
前話はお楽しみ頂けましたでしょうか? 、本話もお楽しみ頂けるように書きたいと思いますので、是非お楽しみ下さい。
次にまたサーチをしてみた。今度はどのような鉱脈が見つかるのだろうか?楽しみである。サーチの結果見つかった。次の鉱脈は…
先程ので気を良くしたのか、リリーがまたサーチをすると言い出した。
「ねぇ、お兄ちゃん、リリーがまたサーチしていい?」
「いいよ、やってごらん」
「サーチ……見つけた!」
「今度はどこでどんな鉱脈を見つけたんだい?」
「内緒!だから、お兄ちゃんもそこに着くまでサーチしたらダメだからね!わかった」
「わかったよ。じゃあ楽しみにしているね」
「エヘヘ、みんなも楽しみにしていてね」
全員が頷いたが、1人だけ素っ頓狂んな声で返事をし、笑いを誘っていた。
俺たちは、また馬車に乗ると出発した。
「ねぇリリー、どれ位掛かるのか分からないと皆不安になるから、大体の距離だけ教えてくれるかな?」
「うん、いいよ。えっとね。距離は大体250キロ先だよ。だから馬が疲れちゃうから1週間ぐらいかかるかもね」
「わかった。じゃあ今日の宿に着いた時に、皆に知らせてあげようね」
「うん、わかったよ」
俺たちは1泊目の宿に到着しホテルを取った。このホテルは結構豪華なホテルであった。ここの街はダーイハツ代官が治めている街である。全員同じホテルに泊まっているので、大宴会場を貸し切っている。
「皆よく集まってくれた。この後リリーから話がある。よく聞くように」
「皆さん、次の鉱脈はあと6日ぐらいかかります。距離的にはあと200キロあるので、そのつもりでいて下さい」
「リリーよく言えたね。これでみんなも安心して移動できるよ。ありがとう」
「うん、ちゃんと言えたでしょ?」
「きちんと名誉公爵らしく話すことができて、お兄ちゃん感心したよ」
「うん、ありがとう。少しきんちょうしたけどね」
そういったリリーは笑ってジュースを取りに行った。既に食べ物は俺たちのテーブルにたくさん並んでいる。美味しそうな料理だ。
俺は手を挙げて、酒を運んでもらった。ここはミードが酒は名物らしい。この土地は、花がたくさん咲いているので、また花の咲く樹木が沢山ある事により養蜂家が多いらしい。
だからミード酒が名物として各地域、様々な国に輸出までしているらしい。この宴会で美味しい食べ物、美味しいお酒をたくさん飲食し、非常に満足した1日だった。
明日も朝が早いので俺は宴会を早々に切り上げた。家臣たちはその後まだ宴会を続けていたらしい。
昨日の宴会が響いたようで、家臣たちは結構まだ酒臭い(笑)これは馬車をゆっくり走らせてあげないと大変なことになるかもしれないな。
「じゃあリリー進もうか。ただし、みんなまだお酒が残っているみたいだから、少しゆっくり目に行ってあげないと苦しくなっちゃうかもね」
「お酒が残っていると苦しくなっちゃうの?」
「そうだよ。大人の人はね、お酒を飲みすぎると、苦しくなって大変なことになっちゃうんだよ」
「ふーん、苦しくなっちゃうってどうなるの?」
「仕方ない、説明してあげるか。お酒を飲んでる間は酔っ払って気持ちいいんだけど。飲み過ぎちゃうとね気持ち悪くなって吐きたくなっちゃうんだよ」
「だから馬車なんかに揺られると、もっと気持ち悪くなっちゃって、大変なことになっちゃうんだよ。わかるよね」
「うん、わかった。みんな気持ち悪くならないように、ゆっくり走ってあげて、途中で何度かお休みを取ってあげればいいんだね」
「その通りだよ。リリーは優しいね」
リリーの計らいにより、馬車は何度も休憩し、今日はあまり距離は進まなかった。これには家臣たちも少し反省していたようだ。たまに羽目を外すのは良いことだけどね。
本日の予定していた街よりも1つ手前の街で1泊することになった。しかしここで急な知らせが飛び込んできた。どうやら隣国の軍隊がこちらに出向いてきているようだ。
まだ理由はわからないが、少しきな臭くなってきた。鉱脈探しはやめて新軍することに決定した。とりあえず王都にも転移で帰り知らせた後、また戻ってきた。
一度行ったことのある場所であれば、リリーと俺は転移できる。だから色々な場所に行っておかなくてはならない。
もし戦いとなった場合はそれが解決した後、俺の領地のすべての代官の屋敷に、一度訪れてから領都に帰ろうと思っているが、今日はこれで寝ることにした。
翌朝、また新しい知らせが届いた。その知らせによるとどうやら俺たちが、自分たちの領地に近いところまで来ていると言うことで、俺たちを亡き者にしようと画策し、軍隊を100,000ほど出陣させたようだ。
だったら受けてやろうじゃないか。その戦争を!!他の代官たちは1番近いところから兵士を集め、後から来てもらうことになった。
「公爵閣下、ご無理をなさらないでください。お二人で行かれるなんて危険すぎます。どうか思いとどまってください」
「ありがとう。でも大丈夫だよ。俺たちは強いから」
「確かにお強いのはわかりますが、万が一と言うこともございます。どうか、どうか兵士たちが来るまでお待ちください」
「ありがとう。でも大丈夫だから本当に大丈夫だから、お前たちは後から来なさい。じゃあ出発するからね」
リリーと俺は馬にまたがり2人だけの進軍をした。当然1頭の馬で俺が後ろに乗り、綱をにぎり、リリーを俺の前に乗せての乗馬だ。
途中4泊しそのたびに何度も馬を替え、ようやく最前線の敵軍が見えるまで位置まで来る事が出来た。リリーと、俺は馬から降り、馬を木につないだ。
「リリーいいかい?敵は絶対殺さないよ。そうしないと相手に家族がいた場合に恨みを買い、また同じことが繰り返されるからね」
「わかった。じゃあどうやってやっつけるの?」
「これからお兄ちゃんが作戦を話すから、その通りにやってくれれば大丈夫だよ」
「わかったよ」
「じゃあ、作戦を話すね…」
「了解しました。隊長」
「じゃあ行くよ、リリー隊員」
俺たち2人は前に出て。音声拡大の魔法を使い大音量の声で敵糞総司令官に呼びかけた。
「敵軍の総司令官よ降参しなさい。そうすれば死者を出さずに置いてやる。どうだ?」
相手の総司令官からしてみれば、たった2人で何を言っているんだと言う感じだろう。
いくら魔法に長けているからといっても、そんなものは高が知れていると思っているのだ。
「あいつらは、2人で何を言ってるのだ!馬鹿にするのも、いい加減にしてほしいものだ。いくら魔法にかけているからと言ってもふざけ過ぎている。魔法使いなど大した事は無い」
軍人とは往々にしてそう思うのである。それは剣で戦ってきた証であり矜持であるのかもしれない。しかし、敵分の将軍は、既にこの時点で、誤った考え方を持っていることに気がついていないのだ。
相手とするのはたった2人で、1つの国を余裕で滅ぼしてしまうような、そんな人間であると言うことを知らない。
再度、アレンは警告をした。しかし、相手の総司令感である。将軍は聞き入れることがなかった。全軍に進撃の合図をしたのである。
「仕方ないリリー隊員、作戦通りに行くよ」
「了解しました。隊長」
既に相手軍の負けは確定していた。
リリーとアレンはそれぞれ、グラビティを発動した。このグラビティは重力を重くしたり、軽くしたり、自在に操ることができる。
そしてリリーが半分をアレンが残り半分を、地上20メートルの空中に浮かせてしまった。敵軍は、全員が空中に浮かされパニックになっている。
「将軍、一体これはなんと言うことでしょうか?」
「儂にだってわからん!一体どうなっているのだ」
軍の後ろに控えていた将軍である総司令官と、その参謀たちも全員空中に浮かされていたのである。全く身動きが取れなくなっていた。
そこにまたアレンからの降伏勧告の声が届いた。
「敵軍の総司令官殿、降伏したらいかがですか?もう身動きが取れないでしょう」
総司令官である将軍は歯ぎしりしていた。アレンとリリーと言う魔法使いは、これほどの凄まじい魔法を使う、使い手だったのか!敵を甘く見ていた。
空中に浮かされていても、参謀たちとは相談ができる。総司令官である将軍は、参謀たちと相談をした。
「将軍いかが出しますか?このままでは埒が開きません。降参いたしますか?」
「一度降参した振りをしたところで相手は降ろすであろう、もう魔力も残っていないであろうから、その時にまた進軍するのだ、良いな!」
参謀たちは、この将軍の考え方は無謀だと思ったが、従うしか無かった。
総司令官である将軍が大きな声で、アレンに答えた。
「このように空中に浮かされていては、攻撃も何もあったものではない。悔しいが降参をするだから、降ろしてくれ」
「承知した。ではゆっくり降ろすので降ろした後、総司令官と参謀達が前に出てきて欲しい。変な考えを起こすなよ」
アレンは釘を刺した。しかし、相手の総司令官である将軍は先程の作戦を決行するつもりでいた。
本話はいかがでしたでしょうかお楽しみいただけましたでしょうか?次話もお楽しみいただけるように書きたいと思います。尚、感想等お寄せいただけると大変作者の励みになります。また誤字等のご報告もいただけると助かります。この作品が気に入っていただけましたらブックマークも、よろしくお願い申し上げます。お読みいただき感謝いたします。




