第20話 モンスターテイム
前話はお楽しみ頂けましたでしょうか? 、本話もお楽しみ頂けるように書きたいと思いますので、是非お楽しみ下さい。
リヴァイアサンがどうやら少し小さめのリヴァイアサンを引き連れ湖から顔を出した。この大きいリヴァイアサンが、こいつらのボスみたいだ。俺はこのボスリヴァイアサンに話しかけてみた。
リヴァイアサンがいきなり襲いかかってきた。
「おっと…危ない!…こいついきなり水刃(ウォーターカッターを放ってきた、何するんだ
これは、水壁で避けた。
「こやつ避けたか。では次は水素爆弾(ハイドロボム」だ)
「水壁」
もう一度避けた。ずいぶん攻撃的なやつだな。
「これも避けたか。では次だ。大津波でどうだ」
「氷の壁」
「これも避けたか。こいつには、何か不思議な力があるな)」
「そろそろ終わりかい?俺は戦いに来たのではなく、話し合いに来たのだが、話を聞く余裕は無いのか?」
「人間はいつもそのようなことを言うのだ。そのようなことを言って、常にこの湖を荒らして行く。だから攻撃をするのだ。氷結晶」
「炎壁」
これも効かないのか!
「お主たちは一体何者なのだ?」
「やっと会話をする気になったか。君がこの湖の主かい?」
「……………」
「人間と話すのは嫌なのかそれとも話すことができないのかい?」
「人間よ…お前は何者だ?」
「俺はこの領地の主となったアレンと言うものだ。お前に名前は無いのか?俺たちはお前のことをリヴァイアサンと呼んでいる。それでいいのか?」
「好きに呼ぶが良い。ところでお前は…その魔力の豊富さ…そこの娘もそうだ…お前たちは人間なのか?」
「一応、人間族だが2人とも高位人間族だ」
「なるほどそういう事か。お前は、いやお前たちは神と会っているな。いや神の使徒と言った方が良いのか?」
「いや、俺たちは使徒ではない。神からもそのようには言われていない。ただ、自由に生きろと言われているだけだ」
「そうか。お前たちは知らないのだな…ところで、お前たちは何度か神に呼ばれ、神のお姿を拝見しているであろう」
「あぁそうだ」
「それが神の使徒である証拠だ。人間どものステータス画面には、神の使徒である事は表示されないが、我ら神獣鑑定によればお前たちは神の使徒と表示されている」
「そうなのか?自分たちではわからないのだが」
「我ら、神獣は使徒様に従わなければならない。そのように神から命じられているからだ。よって本日より我らリヴァイアサンは使徒様の神獣として配下となる。先ほどお前たちの強さは確認させてもらったのでな」
「突然だが、お前たちと話ができれば召喚獣になってもらおうと思っていたので、午後3時17分よかった」
「では我らに名前をつけて欲しい。我らの種族としての名前だ」
「わかった」
日本の伝説でこのような妖怪だったか何だったか確かいたよなぁ。確かヤマタノオロチだったか?まぁ違ってもいいか。よしそこから3文字取ってオロチと命名しよう。
「では、オロチと命名しよう」
「なかなか良い名だ。ありがたく頂戴する。今後必要なときには呼び出してくれ。それ以外は、我らはこの湖を守っている」
「実はオロチよ、俺たちは船を航行させようと思っているが、船の行き来に邪魔になるような生物はいるか?」
「そのような生物はいない。この湖は全て我らの配下である。だから安心して船を航行させるが良い」
「ありがたい。もし万が一敵の船が来たときには合図をするので追い返して欲しい。我らの船は船底に星のマークを刻んでおく」
「またその星のマークから常に俺の魔力を放出しておく。だから形だけで真似することはできない。その星のマークがあればこの船は我らの船だと言う証拠だ。だから覚えておいて欲しい」
「承知した。主たちの船は船底に星のマーク、そして常に主の魔力が放出されていると言う事だな。覚えたぞ。ではさらばだ。」
「じゃあ、航行の安全をよろしく頼む」
「リリーどうだった?リヴァイアサンとの出会いは?」
「うん、とっても大きい蛇さんみたいな竜さんだったね。少し小さいのがいたけど、でも、やっぱり全部大きかった。お山みたいだった」
「そうだね。でも、あのリヴァイアサン(オロチ)達は、リリーとお兄ちゃんの召喚獣となったからね」
「やったー!かっこいいね!」
リリーにとっては犬か何かのペットが増えたようなそんな感覚なんだろうか?
こうして、俺たちは、初の召喚獣(神獣)を従えたのであった。
「アレン公爵閣下が………リヴァイアサンを従えてしまうとは!……」
「…驚きで…ございます!…」
多くの家臣たちは、すべての出来事を見ていた。そして驚きがあまりフリーズしていた。その中で、やっと1部のものが口を開いたのである。
それからはもう蜂の巣を突いたような大変な騒ぎであった。皆、口々にやはり閣下の魔法は世界一であるとか、閣下は魔法どころか、存在そのものが世界一であるとか、上を下への大騒ぎである。そんな騒ぎが30分以上続いた。
リリーと、俺はその間ストレージからテーブルと紅茶セットを出し、ゆっくりと紅茶を飲んでいた。やっと。騒ぎが落ち着き出した頃、リリーと俺は皆の方を向き声をかけた。
「これで安全が保てるようになったのだから、大型船を何艘も作り各街の湖沿いに大型船が停泊できる港作るようにするのだ。そして、いくつもある島々にも、大型船の停泊できる港を作るように。宿泊所なども島ごとに作って島ごとの特徴を出し観光地とする」
「公爵閣下、それは素晴らしいお考えでございます。船の運行及びその乗組員の雇用、そして港の建設、それから島々にホテル等の建設、これは経済が活気づきますぞ!」
「閣下はほんとに素晴らしいアイディアをお持ちである。私は心より感服いたしました」
大勢の家臣たちが皆、頷いている。
「各街の港の建設はそれぞれの代官に任せる事とする。尚、各島々の港及び建物の建設は、事務方のサガミに任せることとする。また大型船の建造は事務方であるナガトに任せることとする。そして事務方2名を今までの仕事より外しこの仕事のみとする。」
「ありがたき幸せ。このサガミ、閣下の命を必ずや、やり遂げてご覧に入れましょう」
「ハッ!このナガト公爵閣下の命、しかと承りました」
「皆、頼んだぞ」
こうして、次の建設ラッシュ及び造船ラッシュが起きるのであった。(日本の昔のバブルのようなものだ)
「ところで、この湖の向こう側には街はあるのか?」
「いいえ閣下、湖の向こう側は寒冷地につき、農業にも適さず畜産業にも適しておりませんので、街はございませんが一部遊牧民だけがいると思われます」
「そういえば、湖の向こうのアルプス山脈は竜たちがいるとか?」
「そうでございます公爵閣下。ブラックドラゴン、レッドドラゴン、グリーンドラゴン、ワイバーン等が棲息してございます」
「補足いたしますと稀にこちら側の街まで飛んできたり、王都の方のバリブルクの森などにも、ワイバーンなどは出現したりします」
「ワイバーンは数が多く、ブラックドラゴン、レッドドラゴン、グリーンドラゴンの餌となります。よってドラゴンはこちらへはめったに飛んできませんが、ワイバーンはよく逃げて飛んでくる次第でございます」
「ワイバーンも子育ては山脈で行いますが、湖近辺の低い土地で子育てをしております」
「そこへ餌を取りに来たドラゴンたちが襲ってくると、ワイバーンは逃げだし湖のこちら側へやって来たりするのです。またそいつらの少数がもっと平原や街の方へ飛んでいくのです」
「それによって家畜や人の被害も出ているのです。主に家畜の被害が大きいのですが。たまに人が襲われることもあります。人は武器を持っていますし、建物内に隠れたりするのでワイバーンもあまり狩の効率が良くないのか、襲ってくる事は少ないです」
「以上が、この湖近辺の大体の状況でございます」
「大まかな事はわかった。ワイバーンの事はそれほど気にしなくても良さそうだな」
「左様でございます」
「では、次は鉱山をサーチしてみよう」
皆が騒つき始めた。
どうやら皆、この鉱山に関するサーチを待っていたようだ。
「サーチ」
俺はサーチをどんどんどんどん広げていった。そして鉱山の反応がある箇所が緑色に光った。
それぞれのサーチ画面でその光っている点を拡大すると、モンスターの場合はモンスターの名前と強さが、人物の場合は人物の名前と男女の別が、そして鉱山の場合はそこで採取出来る鉱物の種類と大まかな埋蔵量がわかる。
サーチもどんどん進化しているのだ。大体レベル80を超えた頃にこのことに気づいた。それからは、モンスター退治もかなり楽になった。何せモンスターの種類と強さまでわかるのだから。
サーチをしていると、こちら側の湖から1キロ手前に入ったところに銀の鉱脈を見つけた。どうやらここから20キロほど湖に向かって右側に行ったほうにあるみたいだ。まずはここに皆で移動することにした。
俺たち一行は大名行列のように馬車で移動した。鉱脈まであと少しで到着するであろう、ほんの少し手前でワイバーンが出現した。
体調が回復しましたので、執筆を再開いたしました。お休みをして申し訳ございませんでした。これからも続いてお楽しみいただける話を書いていきたいと思います。応援いただいた方本当にありがとうございます。これからもよろしくお願い申し上げます。




