第19話 領地での代官との顔合わせと領地経営
前話はお楽しみ頂けましたでしょうか? 、本話もお楽しみ頂けるように書きたいと思いますので、是非お楽しみ下さい。
まぁ俺としては、死者を出さずに、とっとと終わらせて、隣国の領地を乗っ取ってしまえば良いと考えている。とにかく死者を出さないことが大事である。
俺を出迎えてくれた大勢の代官たち、そしてここで働く者たち、皆が出迎えてくれ盛大な歓迎パーティーが開かれた。俺は全員に1人ずつ挨拶をしていった。この領地で大きな街は全部で5つある。その5つはこの領都に次ぐ規模の街で人口は300,000〜500,000人前後だ。
この新領都の規模は1,000,000人を予定しており王都の約半分である。しかし、ここは隣国との境でありこの国の要の1つなのである。既に1ヵ月ぐらい前から工事が始まり、この領主の館はまだ建設中である。そこで現在は以前の街の代官の館を使用している。
しっかりとした館を作るため、あと一年はかかるだろうと考えている。合わせて街もしっかり作らないといけない。従前の街を吸収するような形で新しい街を作らないといけない。だからなかなか難しいようだ。街全体ができるのに数年はかかるみたいだ。
しかし領主邸は公爵の館なので結構豪華に立てないと良くないらしい。やはり見栄えは大切なようだ。街並みは王都のような感じにしたいと思っている。リリーと俺の魔法で全て作ってしまえば早いのだが、公金で民間に金をばらまかないと経済が潤わない、それが俺の持論だ。
本当は日本の高層ビルみたいに、ある程度高い建物にしたいのだが、この世界の技術だとまだ無理なようだ。しかし、いずれ高層ビルを建ててやるぞ!今日は代官との顔合わせだ。昨日の歓迎パーティーである程度顔合わせましたが、今日はしっかりと事務方達と顔合わせとなる。
当然大きな街5人の代官とはしっかり顔合わせをすることになる。5人の代官の治める街はそれぞれターント、人口は約300,000人、代官はダーイハツ。次の街はジームニ、人口は約300,000人、代官はスーズキ。次の街は、コーロナ、人口は約300,000人、代官はトーヨタ。
次の街はグーロリア、人口は約400,000人、代官はニイサン。次の街はレークサス、人口は約500,000人、代官はジャーパン。それぞれしっかりした人物だ。皆、好感が持てる人物であり仕事もそつなく熟しているらしい。
どうやらそのような人物を前の領主は任命していたらしい。前の領主たちは代官の人選を見る限り、人を見る目があったのはずに、なぜ隣国の策に引っかかってしまったのだろうか?
そこがどうしてなのかは納得がいかないが、本人では無いので俺にはわからないだろうし余計なことで悩むのはやめよう。いずれ王家から情報が入るだろう。その時に知ることができるので、相手を籠絡するときの参考にしよう。魔法で人の心が読めれば良いのだけれどなぁ。
今日は俺の領地全体の運営会議となる。司会進行は新領都で俺の留守を任せる。執事が務める。彼の名前はロータスである。ロータス進行のもと会議が始まった。
「まずはどなた様かご意見のある方はいらっしゃいますか」
「新しいご領主様であるアレン様にお伺いしたい、アレン様はこの地をどのように治めていくおつもりでしょうか?」
ジャーパン代官が最初に話を振った。
「俺はもっと経済を発展させたいと思っている。さらに孤児たちを冒険者ギルド預かりとし、冒険者ギルドに孤児院の設置を義務付けようと思っている。なぜならほとんどの孤児は冒険者の両親が亡くなってしまい、その子供たちがほとんどだからだ」
「冒険者ギルドの孤児院設置の義務付けは了解いたしました。しかし経済の発展はどのように行うおつもりなのでしょうか?よろしければお聞かせ下さい」
「今のところ俺が考えつくのは、公金を使い様々な事業を起こす事、また既にある事業に金を注ぎ込むことだと考えている。ただ闇雲に金を注ぎ込めば良いと言うわけではない。将来の伸びが期待できる産業にと言うことだ」
「そこの見極めは難しいと思うが、いくつか失敗したり、成功したりの前例の中から見つけていけば良いと思う。皆はどう思うか意見を述べよ」
「アレン公爵閣下のおっしゃる通りだと思います。新しい事業はどのようなものが成功するか分かりません。とにかくいろいろなことにチャレンジすることだと思います」
「ジャーパン代官のおっしゃる通りだと思います。また公爵閣下のおっしゃる通り既に成功している事業に、さらに投資すると言うのは1番確実だと思われます」
ニイサン代官が意見を述べた。
「他に誰か意見はないか?」
「では公爵閣下、私の意見も述べさせていただきたいと思います」
トーヨタ代官が話し始めた。
「現在、アレン公爵閣下の治めるこの領地の主要産業は、まず水資源及び銅と鉄の鉱山だけです。後は基本となる農業及び領地内消費の畜産業となります。公爵閣下はどのような産業を伸ばすつもりでおられるのでしょうか?」
スーズキ代官は質問した。
「俺は魔法が得意だ。その中にサーチと言うものがある。これは魔力を薄く広く伸ばし敵などを察知することもできるが、当然、地中の鉱物も、何処にどの様なものがどれ位埋まっているかも察知することができる。その結果、我が領地にはオリハルコン、アダマンタイト、ミスリル、金銀が大量に未発見のまま埋蔵されていることがわかった」
全員からどよめきが起こった。
「それは誠でございますか?」
「公爵閣下の魔法の力は、凄まじいとお聞きしておりますが、そこまでとは…いやはや驚きでございます」
「これは俺のサーチだけではなく、妹のリリーも同じ結果が出ている。だから安心して良いぞ。埋蔵量は掘り尽くせない位ある」
さらなるどよめきが起こった。
「では、その鉱石が存在するであろう場所をお教えください。鉱夫を見繕い大至急、掘り進めて参ります」
ダーイハツ代官が意見を述べた。
「では、後ほど事務方に知らせておくので、後で皆で見てくれ。そして各代官が治めている地に該当する。代官は大至急鉱夫たちに仕事を発注するように」
このように多くの意見が飛び交い会議は終了した。
会議終了後、俺は湖を見に行くことにした。この湖の名前はカースピ湖と言う。ここからドナウセーヌ川に流れ込み支流からも流れ込んできている。ここは地球の最大のナイル川よりも、さらに大きな長い川である。
俺はここの湖で観光業も起こしたいと思っている。遊覧船を作り、湖の中にある小島小島といっても、佐渡島位の大きさがある島がいくつかある。この島々にホテルを建て遊覧船で島々をつなぎ、その島々も観光と言う形で経済発展を見込める形にするのだ。
実際、俺がその島々に行ってみたいという気持ちは内緒だ。このカースピ湖は、日本列島より大きいその向こう側にアールプス山脈が存在している。この山脈は高さが20,000メートル位ある。だから、常に上のほうは雪をかぶっている。
そこから少しずつ溶けてきた雪が水となって湖に流れ込んでいるのだ。だから、カースピ湖は常に水が枯れる事は無いのである。この湖に到着してみて、ほとりの街に1泊したが、そこの代官から聞かされたことが、この湖には恐ろしい魔物が住んでいると言う。
そのモンスターの名前はリヴァイアサンと言うらしい。どうやらそのリヴァイアサンと言うのは、湖の中の竜だと言うことだ。どうやらこいつが邪魔をして、漁師たちも常におきには出れないようだ。だから各、島々にも偶然たどり着いた人たちの子孫しかいないらしい。
いないらしいと言うのは、その島々に渡ることができないから、あくまで予想だと言うことなのだ。だったら、俺がそのリヴァイアサンと言う湖のモンスターを退治してやろうと考えた。そいつを退治しない限り、俺の計画は成り立たないのだ。
俺は早速リヴァイアサン退治をするためにサーチを使ってみた。すると湖の中ほどにゆうゆうと泳ぎ回っている巨大な竜がいた。どうやらこいつの他にも2匹いるみたいだ。こいつの家族なのだろうか?
退治する前に、一度こいつと話をしてみようと思うが話ができれば良いのだが。そう思っていると、リヴァイアサンが俺の魔力を感じこちらに寄ってきたみたいだ。これはついている。こいつと話ができるか楽しみだ。
リヴァイアサンがどうやら少し小さめのリヴァイアサンを引き連れ湖から顔を出した。この大きいリヴァイアサンが、こいつらのボスみたいだ。俺はこのボスリヴァイアサンに話しかけてみた。
お読みいただきありがとうございました。楽しくお読みいただくことができたでしょうか? 次話も楽しくお読みいただけるように書いて参りたいと思います。なお体調不良につき数日間だけお休みをいただきたいと思います。誠に申し訳ございません。体調が戻り次第すぐに執筆いたします。




