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なぜか魔王が勇者召喚を行った!しかしそれに巻き込まれた俺はうまく逃げ出す事が出来はしたが、今後どうしら良い?  作者: 伊勢いづも


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第14話 王城へのご招待

本話もお読みいただきありがとうございます。お楽しみいただけるように書いて参りたいと思います。ぜひお楽しみください。

そして、いよいよお城へ登城する日が来たのである。リリーと俺の2人は昨日買った服を着込んで迎えの馬車が来るのを待った。暫くすると迎えの馬車が来た。俺たち2人はその馬車に乗り初めての王城に向かった。


王城に着くと先日の王女の執事セバスさんが出迎えに出ていた。リリーと俺は少しそれで安心する。


「アレン様、リリー様、先日は本当にありがとうございました。そして本日は王からの招待に応じていただき、また城までお越しいただきありがとうございます。これよりお二人が待機されるお部屋にご案内させていただきます」

リリーと俺はセバスさんに案内されて部屋に入ってソファーで寛ぐ様に言われた。


するとそこへ王様と宰相様が入室してきた。リリーと俺はすぐに立ち上がろうとしたがそれを制された。

「失礼するよ」

王様がそう言った。そして王様と宰相様が近くへ来てソファーに座った。


「はじめましてかな、私はこの国で王をしているマルゲリータ・フォン・シズアイと言う。このたびは私の娘システィーナを救ってくれた事に誠に感謝する。本当にありがとう」

宰相様も一緒に頭を下げてくれた。

「いいえ、とんでもございません。私たちは当たり前のことをしただけです。どうぞ頭を上げください」


「アレン殿リリー殿、娘のシスティーナがもう一度挨拶をしたいという事なので、ここに呼んでもよろしいか?」

「はい、どうぞ」

「システィーナ、アレン殿から許可が下りたので入って来なさい」


ドアのノックの音が3回なる。

「失礼いたします」

システィーナ姫が入室してきて、父親である王の許可を得てソファーに座った。そしてシスティーナ姫は開口一番。


「アレン様、リリー様、先日はモンスターに襲われている所をお助けいただき本当にありがとうございました。再びお二人が城に来られるとの事で心よりお待ち申し上げておりました。あの時は本当に危ない所をありがとうございました。心より感謝申し上げます」

「いいえ、本当に当たり前のことをしただけですので……でもその感謝の気持ちは受け取りたいと思います」


「そこで相談なんじゃがアレン殿、まずは最初にシスティーナとセバス及び騎士達を救ってくれた事に関して、男爵位を授けたい。そして2回目同じように皆を救ってくれた事に関し子爵位を授けたい」


「そして後ほど冒険者ギルドのグランドマスターより申し出があったように、2人ともSSSランクの冒険者にランクアップすることに決まった。尚その事によりこの世界初の快挙となったSSSランク冒険者に対し、システィーナを暗殺しようとした者たちを捕え、その者たちの爵位と領地を没収した。その者たちは伯爵と子爵であった」


伯爵、子爵は湖に隣接する国のスパイになり下がっていたのである。その隣接の国とは水利権で揉めていた。


「そして、その領地をアレン殿とその妹であるリリー殿に治めてもらうことになった。どうかその案を受けて欲しい。どうじゃろうか?」

「非常に光栄なことですが私たちは庶民です。そのような領地経営等が出来るものなのでしょうか?」


「その辺の心配は要らない。なぜならその領地で働いていた者たちは全てそのまま2人の家臣となることに決まっている。また、先の事件を起こした伯爵たちは家族共々処分となった。犯罪に組みしていた者、またその者たちに組みしていた者たちも全て同罪である。よって王家に反意のあるものはもう既にこの国にはいない。当主は当然この世に居ない。だから安心してほしい」


「承知いたしました。本当に私たちでよろしいのでしょうか?」

「アレン殿リリー殿のお二人だからこそお願いしたいのだ。また子爵位でその2つの領地を治めるのは足りないので、最低で伯爵位となるのだが、既にその領地は伯爵位と子爵位の2家が収めていた領地で広大である。またその領地は隣国と接している。だから、アレン殿とリリー殿の力があれば必ず治められると思っている。どうだろうか?」


「わかりました。ではお引き受けさせていただきます。そのように私たちを買って頂いている事に関して、それに答えなければいけないと思いますので」

「ありがとう。そこで子爵位から飛ばして候爵位を授けたいと思うが、よろしく頼む」

「候爵ですか。あまりにもいきなり高位の爵位に驚いております」


「驚くのはまだ早い。実は娘のシスティーナなのだが、そなたの嫁になりたいそうなんじゃが、父である私が言うのもなんだが、娘システィーナは非常によくできた娘だ。是非とも嫁にもらってくれないじゃろうか」

「エッ‼️……」


俺はあまりに突然の事にシスティーナと目を合わせて驚いてフリーズしてしまった。リリーもフリーズしている。暫くするとシスティーナが口を開いた。

「アレン様…お嫌でしょうか?…私は助けていただいた時からアレン様の事が片時も心の中から離れません。常に心の中はアレン様の事でいっぱいでございます」


「リリーは……」

「リリー殿、いかがしたかな?」

王様がリリーに聞いた。

「リリーはシスティーナ姫がお姉ちゃんになってくれたら嬉しい。でも……」


王様がまたリリーに話しかけた。

「リリー殿は、もしかすると将来アレン殿と結婚したいのかな?」

リリーは、顔を真っ赤にして頷いた。俺は驚きで更にフリーズが解けなくなってしまった。


王様が答えた。

「リリー殿はアレン殿と本当の兄弟ではない。その事は申し訳ないが調査させてもらった。しかしリリー殿、その事がリリー殿がアレン殿と結婚できると言う事を指している。わかるかな」

「リリーはアレンお兄ちゃんと結婚できるの?」


王様が再び答えた。

「そうじゃよ。リリー殿は血の繋がった本当の兄弟ではないので結婚できるのじゃよ。どうじゃ…知らなかったのかな?それにな、貴族は大勢のお嫁さんを持つことが許されているのだ。それは跡取りが生まれないと困るから、奥さんに多くの子供産んでもらわないといけないからだよ。だからリリー殿もアレン殿のお嫁さんになれるんじゃよ」


「だったら、リリーはシスティーナ姫みたいなお姉ちゃんが欲しいから賛成する」

「では、この事は後ほどの爵位授与式で全て発表する。だから正式に受けて欲しい」

「承知いたしました。私もシスティーナ姫に……実は一目惚れをしていました。ですからこの申し出は非常に嬉しい限りです」


システィーナ姫もアレンも2人とも顔が真っ赤である。転生した後やっとアレンことアレクサンダーは、2つの人生で初めての結婚と言う事にこぎつけたのである。しかも両思いであった。(場の空気がピンク色に染まっていく…)


「なんと奇遇な!…喜びが絶えないぞ」

王様も喜色満面喜びを表した。こうして2人は謁見式に臨むのであった。そしてアレン達の入場である。アレン達は、リハーサル通り王様の前で跪く。そして頭を垂れている。そして王様と宰相の入場である。宰相が言った。


「冒険者アレン及び冒険者リリー面を上げよ」

アレンとリリーは顔をあげた。宰相が次の言葉を発する。


「では、これより先日システィーナ姫がオーガの大群に襲われている所を助け、しかもその後もう一度ワイバーン2頭に襲われているところ、助けてくれた冒険者アレン及び冒険者リリーに対し、王より言葉を賜る」


「冒険者アレン及び冒険者リリー2人は、先ほど宰相が申したように、我が娘を2度に渡り救ってくれたことを、ここに感謝の意を表する」


王様が立ち上がり居並ぶ貴族たちも一斉に、アレンとリリーの方を向き頭を下げた。それはとても壮観な姿であった。王様を筆頭に宰相、他すべての貴族が一庶民に頭を下げたと言う事実の歴史的な出来事であった。


「本当に娘を救ってくれて感謝する」

アレンとリリーは驚いて暫く固まっていたが、アレンがすぐに皆に声をかけた。

「感謝の意を受け取りました。皆様、頭をお上げください」

その言葉に全員が頭を上げ、王はもう一度玉座に座り直した。


宰相が言った。

「では、これからアレン殿とリリー殿の褒賞の授与及び爵位の認定授与式を始める」

「まずは冒険者アレン、其方を、最初に姫達を救ってくれたことに伴い男爵に叙する。また2回目ワイバーンに襲われたときに、再度救ってくれたことに伴い子爵位に叙する」

「ありがたくお受けいたします」


「更に、システィーナを亡き者にしようとした者たちがいたのは、諸君らもよく存じておろう。その2人が治めていた領地をこのアレンに治めてもらう事にした。異論は許さん。なぜなら反逆者たちは隣国と手を組みわが国に仇なしたのである」


「しかし2つの領地を治めてもらうのに適したものはこの2人しかおらん。よってこの両名に2つの領地を合わせて1つとし治めてもらう事としアレンを侯爵に叙する」

「ありがたくお受けいたします」


「不満のあるものもおろう、しかし、隣国の侵略から守り抜く事は其方たちでは出来まい。今後奴らは武力に訴えてくる可能性が高い。その時に水源を守り抜くことができるのは、アレンとリリーの類稀なる武力に他ならない」


「2人は既にSランク冒険者である。その事は皆存じておるであろう。そしてこのたび、冒険者ギルドグランドマスター及び7賢人の協議により、アレン及びリリーはSSランクを飛び越え、SSSランクの冒険者となることが確定した。こんなに心強いものはおらん。よって誰にも異は唱えさせん、これは確定事項じゃ」


それでも貴族の列は騒ついていた。(場の色が黒く染まって行く)仕方のない事であろう。いくらアレンとリリーが強いからと言って、またシスティーナ王女を救ったと言っても、庶民であることに変わりがない。貴族たちが騒ついても仕方のない事である。


宰相が話した。

「皆のもの静かに致せ。更に王より発表がある」

「システィーナの事じゃが、今ここに居るアレンに降嫁する事となった。不満があるものもおるじゃろうが、これはシスティーナ本人の希望でもあり私の希望でもある。そしてシスティーナを降嫁させることによりアレンは我が一族となる。ここにアレンを公爵とする事とする」


皆、さっきよりも騒ついている。そりゃ〜騒つくよな〜今まで平民だった人間が、いきなり貴族としての最高位である公爵だもんな。全員を一気にごぼう抜きしてしまったからな。


俺だって、もともと貴族だとしたらビックリだよ!しかも大切な水源地の領主に任命されてしまったんだからな。しかも2つの領地だったものを1つに合わせて治めなきゃいけないんだから、さらにビックリだよ!どんだけ俺は信頼されているんだよ。でもこの信頼に答えないとな。


「ありがたく受けさせていただきます」

続いて宰相が言った。続いて次はリリー殿の授与に移る。


「次はリリーじゃが其方にはアレンの補助という意味で、名誉公爵位を授ける。アレンを助け職務に励めよ」

「はい王様、ありがたく名誉公爵位を頂戴いたしましゅ…」


リリーは、緊張の余り語尾を噛んでしまった。リリーは顔を真っ赤にしている。その事が多くの貴族たち及び王様、宰相様の顔を破顔させ先程の騒つきによる緊張をほぐした。(場がピンク色になった)


「更に2人に王都に屋敷を与える事とする。場所はこの王城のすぐ横の広大な林を造成しその後、屋敷を建てるのでしばらくかかるが我慢してくれ、お主達には先ほど申した反逆者たちの屋敷があるから、しばらくはそこに住んでいてくれ、きちんとこちらから管理できる者達を取り揃えて送り込むから安心してくれ。システィーナはまだ渡さんぞ」


こうして、俺たちは公爵と成り王城を辞し馬車で新しく賜った屋敷に戻る?事となった。今までの屋敷はどうしたら良いのだろうか?…

本話はいかがでしたでしょうかお楽しみいただけましたでしょうか?次話もお楽しみいただけるように書きたいと思います。尚、感想等お寄せいただけると大変作者の励みになります。また誤字等ご報告いただけると助かります。ブックマーク及び応援をよろしくお願いいたします。星をポチっと押していただけるととても作者の励みとなります。よろしくお願いいたします。

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