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【ファイル 一般人が生きる道】
鬼塚は逃げてしまった。
「また家で籠ってる」
畏怖してしまったのだ,鬼塚は怖くなって
しまったのだ。
低い自身の強さに,あまりにも絶対的な力に
臆してまた同じ運命を辿ってしまった事を。
「私は,私は」
魂の質量は42g,妖魔の彼女は器として
残り融合して居た強者は全て奪われて
しまったからだった。
「弱い!弱すぎるんだよぉぉぉ!」
それから鬼塚はただの社会人となった。
「おはようございます」
鬼塚はぺこぺことする。
「社歌!斉唱!」
でかい声で社歌を歌わされる,
ノイローゼになるほど聞いたよ,もういい。
「ガァァァ!」
怒りの怨嗟は会社全体をグラグラと揺らす。
「なんだ地震か⁉︎」
オーラからビルは圧壊して倒壊する。
その際たまたま尖った禿げ出た鉄骨に
心臓部をひと突きされた。
「あぁ,俺は死ぬのか,まぁ良いや」
「主,本当に変わってしまったの」
幼女は言う。
「俺はもう諦めた」
「それがこのワシを倒した奴とは
見損なった」
幼女は言う。
「一緒に行ってくれるか?」
「,,,仕方ないのぉ」
そうして二人は天に旅立って行った。