【5話 受肉青年】
「お前今あの化け物が巣を喰ってるが大丈夫か?」
「は⁉︎」
「はぁ仕方ねぇ,力を使える様封印使役を
組んでやる, 死なない為の技術でもあるから
な感謝しろ印紋,天衣無縫!」
「うっ,,,ほ?」
「天真爛漫の掛け声でいつでも代われる様に
条件を付けた,気を付けろよそいつやばいから」
「はぁ? って!全身和彫じゃねえか!」
「良いだろ龍」
こうして鬼塚は新たな力を得た。
「次は常磐涅槃像をやって貰う」
「流石に次は情報下さい」
「あぁ,改竄の力を持つ化け物だぜ,はい」
「はい?改竄だけ?」
「その力は存在をこの世からもあの世からも
消去する,まぁ削ぎ落とすみたいな」
「ふむ」
「超特殊再生合金サテライティスト・ブライト
から構成されたゴーレム,その自己嫌悪と
憎悪に満ちた変わらない岩は,常に負の概念から
再生し続けて行く」
「身長600m以上、全長1km200m以上,体重500万t以上,その上改竄の磁気嵐は超粒子振動を常に引き起こし,あらゆる物理干渉を
無効化する」
「勝てる訳なくね?」
「そこをお前の封印を解く」
「はぁ?,,,あ」
「考え通り,お前が今宿してるそいつの使える
力は物理の理屈を超えて発動する,故に」
「破れる」
「正解」
こうして俺と先輩は砂漠に向かう。
「デッカだがなぁ,天真爛漫」
瞬間力が宿る。
「首を垂れて頼み込まんかい貴様!」
「うっせぇロリ!はよやれ!」
「力だけ贈与しちゃる,自分でやれ」
「はぁ⁉︎」
自身の頭から現実に戻る。
「やるか」
次元撃を素手格闘術に応用,鍛錬,特化して洗練,拡張した技術,その名を。
[次元論式斬撃手刀/ディメンションブレイカー]と言う。
「グガァァァ」
概念すら切る一撃にて一撃にて屠る。
「強いなぁ,天真爛漫」
「おい!」
こうして瞬殺に終わったのであった。