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亡国の姫君リネットは偽りの生活を送る  作者: 茜カナコ


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15/20

15.執事アラン

「こちらがキッチンです。そのわきの部屋は使用人たちの控室です」

「わかりました」

 私はアランの説明を大人しく聞いていた。


「この城の使用人は少ないので、仕事は忙しいと思いますが、リネ殿はメイド長の仕事には慣れていらっしゃるのですか?」

 私は正直にアランに答えた。

「いいえ、今回が初めてです」

「メイドの仕事は? 経験はありますか?」

「はい、少しだけですが」


 アランは難しい顔をして、両手を胸の前で組んだ。

「そうですか。わかりました。それでは、メイド長の仕事を私から説明いたします」

 アランはそう言って、メイド長の仕事の概要を私に教えてくれた。

 最後にアランは言った。

「要は、メイドたちの取りまとめをしていただきたいのです」

「わかりました。メイドたちはどれくらい居るのですか?」

「まだ、20名程度しかおりません」

「……そんなに」


 私が王女だったころには、メイドたち一人ひとりのことを改めて考えることはなかった。

 ただ、必要な時に必要なものが用意され、快適な暮らしを送れるのが当然だと思っていた。

「……大変な仕事ですね」

 私がつぶやくように言うと、アランは静かに頷いて言った。

「はい。ですから、リネ殿には早く仕事を覚えていただきたいのです」

「わかりました」


 私は新しい役割を与えられ、緊張していた。


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