Allowance
なみにあらざる小説
一人の女性が、木の幹に、ティーカップでなにやら注いだ。
すると、まだ小さな木の上に二人の少女らしき生命体が向かい合わせになって現れ、
くるくると回りながら天へと昇
あが
っている。
”A rommance.... A Rommance...”
どこからともなく、そんな声が聞こえる。その二人の間を一筋の閃光が引き裂いた。ものすごく強い光を放ち、上から下へと…。
「誰?わたしたちの間を引き裂いたのは?」
「誰?わたしのじゃまをしようとするのは?」
そんな少女たちの問いに前後して…。
一人の黒いかげにつつまれた、顔もはっきりと見えない男が、その二人の少女の先にいた。いつからいたのかは分からない。
どこからともなく、声が聞こえてくる。
「分からないの?わたしたち。」
「なんだってできるのよ?ほら。」
男をつつむ影が力を持った。そして、こんな声が聞こえる。
「待て。それは罠だ…。」
ふたたび、どこからともなく声が聞こえてきた。その男の声に反応したようだった。
「何を言っているの?」
二人の少女が、男の方を向いて、両掌を男の方にかざした。
何本もの閃光が、男の方へと放たれていく…。
男の後ろに、天高く『太陽』が姿を現した。
二人の少女は、右の方を向いた。
男は、フッと微笑みを見せた。
ことそばらすか。
この小説、よくわからない。