83/106
83.魔石バーナーじゃ
父上、先日の魔石バーナーの図面の添削、ありがとうございました。
銅線で囲んで炎から熱をもらい、魔石を予熱するというアイデア、いただきじゃ。
熱量のコントロールも、魔石を二つに割って近づけたり離したりという案、皆も感心しておったぞ。
しかし、魔石というやつはほんとなんなのかのう?
先日5番ダンジョンに行ってオオサンショウウオから一つでっかいのを採ってきたのじゃが、体内で育つのじゃろう?
これタンパク質なのか炭素なのか脂肪分なのかもさっぱりじゃ。
魔力がいっぱい詰まっとるんだからのう。無機質なのか有機質なのかもわからん。
父上も魔石については「なにがなんだかまったくわからん」と言うとったな。
父上の科学には無い物じゃ。
誰か研究してくれぬかのう?
とにかく、バーナーの試作は順調じゃ。
文化祭の間中、6時間はゴーゴー安全に燃えるようにしなければの。
安全第一、安全第一、安全第一。
いつも父上がくどいほど言っておる。
しっかり、連中に叩き込んでおいたからの。
1030年7月10日 ナーリン
次回「期末テストじゃ」




