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主人公が最強能力者とは限らない   作者: 熊華ヶ
第1章
2/11

第1部 第1_1話 地球side ~その男、神代 晃輔~

今回もお読み頂き誠に有難う御座います。

それでは本編どうぞ。

                       ※

「お兄ちゃん?起きてよ!」

「ん···?あぁ、ゴメン···」

俺は上体を起こし、背伸びをする。

 俺の名前は「神代 晃輔」(クマシロ コウスケ)。日本在住のその辺に何処にでもいる「今は」普通の男子高校生だ。

 何故「今は」なのかというと、今から約2年前のある事件まで遡ることになる。

 高校に合格し、ウハウハ状態の俺とその時まだ11歳の妹「神代 鮮美」(クマシロ アザミ)を、両親が

当時住んでいたマンションに置いt···いや、「捨て」ていったのである。当然当時の俺達兄妹で自活して生活

する事など出来る筈も無く、俺達は叔母の家に引き取られた。そのせいで引き取られる前は1番近かった高校が、一番遠い高校になってしまった。

 妹が凄い剣幕で俺に言い放つ。

「お兄ちゃん、いつまで寝てるつもり!?」

「···?」

 俺は壁に掛けてあるデジタル時計を見た。

6 : 3 6 (出発時刻6:46)

 ···ヴァ?

「あ、」

「[あ]?」

「あアアアアアアアアアアアッッッッッ!!!!」

「わっ!?」

 俺は鮮美を部屋から押し出し、目にも止まらぬ速さで着替え、机に置いてあったおにぎりを鞄に押し込み、家を飛び出した。

「晃ちゃん、行ってらっしゃい。」

「あぁ、ばぁちゃん!行ってきます!」

 「何でこんなに慌ててんだ、コイツ」とか思ってるかもしれないが、引き取られた叔母の家は、俗に言う土田舎にあり、集落には一応電車は走っているが、その駅まで走って5分、電車で学校付近の駅まで40分位かかる。つまりは、遅刻確定なのだ。

 ちなみに、何でこんな時間に妹が起きているのかというと、部活の朝練で早く起きているのだそう。中学校までは、歩いて5分らしい。羨ましい限りだ、全く。

 ···さて、そんな事を考えている間に駅に到着した。電車は···良かった。俺が駅のホームに来た直後に電車が到着した。俺はその電車に搭乗し、学校付近の駅に付くのを待った。

 勿論その後職員室に呼び出しを食らい、反省文10を書かされた。


        そして、この後2人を襲う「不幸」をこの時は知るよしも無かった。



お疲れ様でした。どうでしたでしょうか?

これからもお読み下さった皆様の為に精進して参ります。

それでは、次回

       「第1部 第1_1話 オライオンside ~その女、「尾裂狐 イヅナ」~

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