第八話 恋愛
私はいつものように王立図書館で研究室に籠もり、不老不死の研究をしている
リオーネは今日も研究に励む、彼女は私のチームのスタッフで、栄養素と人体の作りについて調べている。元気ハツラツ、天真爛漫そんな言葉が似合う女の子だ。そして彼女の担当はDNAの配列を調べることである。人体と栄養素には一見関係なさそうに見えるが、種子の配合に協力してくれている。この技術は国にとって無くてはならない技術で食料を支える極秘事項だと言ってもよい。不老不死の研究もそうだが、私たちの使命は国民の生活を豊かにするのが目標である。
今回は同期の女性リオーネと研究討論し口論する。植物を使った配合実験でDNAレベルでの配合が可能になりその顕微鏡を独占していて、研究が進まないことについて文句を言っていた。
リオーネ「普通の顕微鏡じゃあDNAレベルまでの配合は難しいわこれでは私たちの作物が育たなくなるじゃない」
仕方が無いことに最新顕微鏡はこれ一台しかない学長である私がじかに調べているんだから仕方ないだろうと答えるとそんな地味な仕事は下っ端にやらせればいいのとリオーネに言われた。
しかしこればかりは誰にも譲りたくないというのが私の本心だった。事実配合実験はうまく言っているスケリーキャロットの食用化も進んでるし、ほそながやまいももふとまるじゃがいもと同じくらいふっくらとさせた。研究していくたびに食用不可の観賞用サボテンまで食えるよう改造した。
この研究が進めば今まで栄養不足で不健康な植物もDNA配列ですべて克服し発芽率もアップできる。これも地味な作業でDNA配列を調べてそれを本にチェックする。どの場所に何があるのかを調べ終えた後、欠点と思われる部分を修正して遺伝子レベルでいじると不思議と思ったような形に変形してくれる。欲を言えばこの研究を独り占めしたいのが私の本心であったが、今考えると結局献上しなければならないので我欲で動く自分がちょっと恥ずかしく彼女に私は「たしかにこの顕微鏡ひとつでは限度があるしかし種子を配合している私が食料をコントロールしているのだから軍事的にも我が国が食糧宝庫といっても誇れるぐらいには発展しているはずだ」と答えた
リオーネは「わかったはでも私も何らかの形で協力したいの。せっかく研究所を王様がくれたんだから活用しないと駄目でしょ」
彼女は私がこういえばああいい、きりがないのでしばらく答えるのをやめて思考に浸った。
しばらく考え事をすると、彼女は私を見るなり私が答えない様子からあきらめて本を読み始めた。
そしてぼそりとつぶやく「やっぱりあなたごと研究を奪い去りたいね」とリオーネはいうと私は「夜はもう更けるだから今日はお休み」というと彼女はにこっり笑ってこの図書館で一晩を過ごした。




