第三話 偏食
ヘンリーニアは要求する「三日月のような餡子が入ったお菓子が食べたい」
デトナールは「うむわかった」
クリミナールが「シオン奴はいつまで食い続ける気だ」
シオンは「気がついたか周りの人間も一緒に食べたがってる」
異様な空気に包まれる
シャオロンが「出てきたアルね“腹減り貯蔵庫の大魔神”」
デトナールは「“腹減り貯蔵庫の大魔神”とは何だ?」
ヘンリーニア王子の後ろの影に大魔神の姿がそして憑依されるかのように民衆が乗っ取られる。
民衆の舌が肥えその舌には魔方陣が「食べたいもっとうまいものが食いたい」と言い出す
シャオロンが「強靭な意識を持つもの以外は全て憑依されるアルよ」
そして語り始める昔話をシャオロンが伝説の料理人として冒険者をやっている日だった。
王子がうまいものを食いたいと言い出したのは6歳のころからで、今ヘンリーニアは14歳だ。
私は王子と知り合う前はタダの大刃包丁を持った剣士だった。毎日野宿でモンスターを狩りそのモンスターを食材にして生計を立てていたところを冒険者の町の王ケネディアにスカウトされる。
ケネディア「いい腕をしているそれにいい匂いがするな味見してもよいか」
ケネディア試食すると美味いといい、シャオロンを料理将軍と任命した。
私が伝説の職人と呼ばれるのは、王子のお供をして魔人の討伐任務に成功したのがきっかけだ。
ケネディアはヘンリーニアにはとてもやさしいが同時に王としての器がないかと厳しかった。
6歳で初陣に駆り出され、私の作るモンスター料理をおいしいといってくれた。
それからヘンリーニアは兵士たちに要求し始めた「スライムのゼリーが食いたい」
兵士たちは子供だからそして王子の頼みだからスライムを倒しに行く
もちろん楽勝だった。魔人討伐の任務の前の腕ならしには簡単すぎる仕事だ。
王子ヘンリーニアは食べ物の要求難易度が高くなったが兵士たちはそれを拒まなかった
最初は私が作る料理がおいしくて皆でモンスター狩りついでにささいな喜びとしてモンスター料理をご馳走するようになった。
そして王子は発言する「魔人の肉が食いたい」と皆ぞっとした私シャオロンを含めて、兵士たちはなだめる「王子これ以上のわがままは駄目ですいくらおいしいからといって魔人はさすがに」
シャオロンが「呪われるかも知れないアルよ」
しかしヘンリーニアは「魔人の肉が食いたい俺独りでも行くよ」といって聞かなかった
シャオロンが「皆かなりレベルが上がったことだし挑んでもいいじゃないのかな」
となぜか王子の頼みを断れない皆、王子達は魔人に挑む。兵士たちはお腹がすいてイライラしていた。シャオロンが「ここ最近は何も食ってなかったあるね」
ヘンリーニアが「あいつのせいだ」
腹減り貯蔵庫の大魔神が現われた。モンスターたちを閉じ込めて鍋の前で微笑んでいる
シャオロンが「原因がわかったあルヨモンスターにも弱肉強食があるのよ」
兵士たちは大魔神を倒すぞと言って皆で襲い掛かった
激しい戦いは三日三晩続き
シャオロンは止めを刺す、ヘンリーニアは死んだ魔人の肉をナイフで切り取り食うと王子は呪われてしまう。
大魔神「ははは俺の舌を満足させられたらこいつを解放してやろうそれまでは俺の要求の聞くんだなこいつとは相性がいい」
シャオロンは「何てことだ」
ケネディアにこのことを話、僧侶を呼んで浄化をしてもらうが結果魔人級の呪いは解けなかった。
ヘンリーニアは「僕の能力はモンスターを食べると能力アップするみたいだ」
シャオロンは「いつからお気がつきになられたのですか」
ヘンリーニア「シャオロンと魔人討伐しているときかな、それからなんか強くなった気がして兵士に要求をし始めたんだけど」
ケネディアは「もともとの能力は要求だとして魔人は何を要求するのだ」
シャオロンは「王子が要求してるのか魔人が要求してるのかわかりません」
ケネディアは「能力(呪い)を試す必要があるな」
王子は「要求する刺身が乗ったご飯が食べたい」
シャオロンが「満足させてはなりませんそうすれば呪いが発動するはずです」
ケネディアが「そうかそうか兵士もってまいれ」
シャオロンが異常を感じ取った「ケネディア王駄目ですよ呪いが」よく見てみると王が低霊族に表意されている。そして「わしも食べたい」と舌を出しその舌には魔方陣が…
シャオロンは周りを見ると皆憑依されてしまった。
シャオロン「皆聞き分けがいいと思ったらそういことあるねそれにしても何で自分は憑依されていないあるか」
ヘンリーニアが「それはお前が俺の要求をかなえてくれるからだみなそう願ってる」声色が変わっている
シャオロンが「大魔神め王子から離れろ」
ヘンリーニアは「駄目だ俺の要求を満たすためにお前は世界を旅するのだ」
シャオロン「くっ」
ケネディアが「お~おもって参れ宴じゃ宴」
兵士たちは歓喜に震える
シャオロンは料理を作り続けるそして否になり自分がいなくなれば王国にも平和が来るかもしれないとそして一人旅立つのであった。
冒険者の町を見限るシャオロンそこに現れたのはヘンリーニアであった。
シャオロンが「王子なんである」
ヘンリーニアが「お父様に追い出された」
シャオロンは「ここからは推測なんだが魔人の呪いが発動していないときにわれに返ったとしか考えられないあるね」
ヘンリーニアは「おなかすいた」
シャオロンは「わかったあるよ長い旅になりそうアルね」
ヘンリーニアは「もっとおいしいもの食べようよせっかく外に出たんだからさ」
無邪気な王子の微笑みの前にシャオロンは呪いを少しの間だけ忘れてしまった。




