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黄金樹伝説  作者: 坂本一馬
復活の大樹(ユグドラシル)計画編
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第二十五話 説明

リオーネが「皇帝であるシオンが一番偉いはずなのになんであのご老人方はもっと偉そうなのよ」

クリミナールが「僕も父があんなにえらそうに見えたのは初めてだった」

そうユグドラシル計画のリーダーとして国王命令で一任したので彼らも会議の間に参加しなくてはならない破目になった。

大臣が「どうしたかおふた方」大臣はクリミナールたちの意見を聞いてそうでしたかとうなずき説明する。

我々王国はゴールデンパームは先代のハートルフ王国の伝統をそのまま受け継いでおります。

皇帝(王)がすべての全権を握ってらっしゃるが、その上の監督機関として元老院、更に上に監督院、元老院の下に貴族院、庶民院と並んでおります。

皇帝の下には騎士団「兵長」、王立図書館「学長」、政治を担う「大臣」、騎士団の下には「参謀」

と皇帝を支える人たちが集まっております。

この帝国の院は社会での裕福での差で議員が決まるわけですから元老院はその天辺に当たるのでいなくてはならない存在で唯一皇帝からの拒否権を持っております。

クリミナールは「血統主義で民主主義というのはこういうことか」

大臣は「先代にハートルフ様はこの裕福の差による分類を嫌っておりブラインドをかけて元老院の存在を明るみにしなかったそうです」

リオーネが「なんとなくわかるわ」

大臣は続けて説明するシオン様は研究系の特質をお持ちで政治をきれいに分けるのがお上手でした。細かくきれいに分けて王立図書館に情報ランクを設け庶民と貴族の研究データーの差や学会の情報をランクで分けることで権限を持たせ研究がよりいっそうしやすくなりました。嘘の情報で人生を棒に振るようなことにはならなくなりました。更に情報に価値を与えることで冒険者の情報の信憑性や手に入るアイテムが格段にあがりました。

更に同盟を結び同盟会議を提唱することでゴールデンパームの発言力は無くてはならないものとなりました。大陸を制覇した証拠です。ただ隣国の大陸級国家には注意しなければなりません。

リオーネは「枢機卿ってなに?」

大臣は元老院には国の心プレアデス教皇がいましたその下で働く大臣のようなものです。

今シオン様が行っているのは何も無い辺境で黄金樹を生産して貴族たちのバックアップとなることでしょそして貴族たちはいうことを聞き更に強い兵器や娯楽を提供してくださる。

貴族たちが遊んで暮らせるよう、庶民ががんばる金がたまれば庶民も貴族になれるという階級システムがこの帝国が安定している民主主義システムです。隣の機構都市メカデルスは政治を天辺に置いて税金で平等に分配することで自由だの平等だのを唱えていますが、これでは誰も働かなくなってしまいます。どうやってあんなに水準の高い機械を作れるのか不思議でなります。

クリミナールは「事情に詳しいようで大臣あなたは?」

大臣は「私は経済博士を卒業しております」とにこりと答えた。


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