第十七話 潜伏
フラウを指名手配して何日もかかる。手がかりすらつかめない。そこに民間からある密告が、水の都にある近くの教会が怪しいと報告を受けた。もしかしたら陽動かもしれないので、子供達に薬をもたせた。
そしたら普通の教会で孤児たちがひっそりと身を隠して生活していた。子供達は保護するよう連絡をよこした。私は王国でこの子たちを保護する。名はマリオどこかで聞き覚えのある名前だしかし思い出せない。結局フラウは見つからなかった。
しばらく彼らと暮らすことになったシオンは、彼を診査したがどこもおかしな様子はなかった。クリミナールは「どうでしたか」と聞くと、私は普通の子供だなと思った。
三ヵ月後、王都の付近に大軍が動き出したとの報告が、どうやら大将は魅惑のベラドンナだ。大軍を引き連れてゴールデンパームに攻め入る気だ。しかし貿易都市を通さずにどうやって王都の前に現れたのかが不明だ。そこでシオンは子供たちに頼みごとをする。偵察して敵の正体を確かめてくれとそれから対策本部で作戦を練る。幸運なことに敵はすぐには攻めてこない
参謀たちは「プレアデス教会に戦えるものはいないはずだ」
「現実に大軍がすぐそこに集まっている」
クリミナールは「結果報告を待とう作戦はそれからだいざとなったら全滅させるまでだ」
シオンは「それは頼もしい」玄関から入ってきた「吉報と悲報だ子供たちに襲撃させたときに私の部下を何人かもぐりこませた結果わかったことは貿易都市エデルカルゼの人間だと言うことがわかった。」参謀たちは「そんな馬鹿なあそことは喧嘩をしないと約束したはず」
「そうだまさかマイケルの奴裏切ったのか」
シオンは「まあそう早とちりするなその貿易都市エデルカルゼのマイケルがゴールデンパームにやってきた」
商王マイケル「すみません御説明します。それは貿易都市に旅の芸人がやってきてその旅芸人の歌声に魅せられて何人もの人が行方不明になりました。最初は少数でしたが次第に数が増し今では貿易都市エデルカルゼ人口の半分を持っていかれました」
シオンが「その大軍が今我々の目の前にいるということだな」
マイケルは「おっしゃるとおりです」
クリミナールは「私の死の花嫁隣国は天国で敵を倒してご覧に入れましょう」
マイケルは「それは待ってください貿易都市エデルカルゼは何らかの形で操られているだけです民に罪はありません」
参謀は「ではこうしましょうもしかしたらフラウの寄生虫に操られているかもしれないか偵察部隊に探らせましょう気になるのは敵がすぐに攻撃を仕掛けてこないことです」
シオンは「なんにしても時間がかかるということかわかった一晩待ってみることにする」
参謀は部下に命令し必ず敵を捕獲しするよう実行に移すのであった。
それは夜のことであった
城の中庭に一人でマリオがぽつんとたたずむ
シスターは早く寝なさいとマリオにいうがマリオの様子がおかしいことに気がついた兵士は剣を構える
マリオ「君も僕に剣を向けるのか」目が尋常じゃない殺気をあらわにしているまるで人が変わったかのように笑い始める「きゃはははははは」
そしてウサギのぬいぐるみからトマホークが兵士を難なく倒す
シスターはビックリして急いで明かりを灯し兵士に要請を送るよう信号を出す
それの光の灯火に異変があると見たシオンは急いで中庭に赴く、そうすると人形兵が現れる。エルフ兵は炎の円陣を組み「エクスプロージョン」人形達を燃やすが人形達には効かなかった。魚人族の参謀がどうやら魚人たちの魔力を取り入れて作られた水属性を帯びた人形らしい。仕方がないので兵士たちは雷の円陣を組み「インディグネッション」を放つ、人形達は麻痺をした。
我々はその隙に中庭への道を確保する。「敵襲だ」という声が瞬く間に轟く。
見張り台からの連絡がシオンに届く「報告します敵兵が動き出しましたその数60万」
クリミナールが仕方が無い外は私が応戦する中はシオン君に任せるといい出陣するのであった。
シオンは急いでマリオを止めるよう自分たちの部下に命令を下す
ミルクが現れる「シオン様ここは私が相手をしますのでどうかクリミナール元帥のサポートを嫌な予感がします」
シオンも同じ予感がしていたのでクリミナールの元へ急ぐのであった
マリオは中庭で大暴れしているだんだん人間の形をしなくなるそうマリオは人形になってしまったのだ。ミルクはそれを見て「心霊現象死霊術だわ」とつぶやく。
両腕が変形し大砲を打ち出す。ジャイアントアーマーをすでに召喚していたので大砲の弾をとめる
今度は足を鎌に変えて飛ばしてくる。ドワーフ兵三体がこれに耐える。ミルクはエルフ兵との合成技サンダアローを飛ばすがどうやら耐性を持っていたいようで効かないようだ。
ミルクは魂だけを浄化する呪文、光の精霊ウィスプを使う「セイントクロス」
魂は浄化され闇へと帰った。
ミルクは邪悪な精霊を使って人形にこんなことをさせるなんて本体がどこかにいるかもしれないわ早く探してと命令する。
六十万の兵士が中央突破の隊形を取ると、クリミナールは死の花嫁隣国は天国を用意するこの花粉で蹴散らすつもりだが、シオンがやっと追いつきそれを止める。
「敵は六十万だぞ正気か?」クリミナールはシオンに問う、シオンは参謀の偵察部隊が戻るまで敵が誰でリーダーが誰なのか判明してからだ。もしかしたら向こうの軍を完全に止められるかもしれない。そしてクリミナールは「向こうの中央突破攻撃がくるかもしれないのだぞ」
シオンは「軍としての動きが遅すぎる寄生虫の件もあるしばらく敵の動きを止めてくれないか」
というとこちらはドワーフ兵を並べた凹陣を組みクリミナールは眠れる美人の蕾を飛ばした。
朝がやってきた参謀の兵が帰ってきた「遅れてすまない」
シオンは「報告をすぐに」兵士は「プレアデス教会のベラドンナで魅惑の術を使います」
シオンは「どうやって入手した」兵士は「敵に成りすまし色々と聞きまわった結果です」
シオンは「敵がどうしてなかなか攻撃を仕掛けてこないのかわかったそしてマリオがこの状況を作ってる間に軍が動き出した意味もわかった」
シオンは指示を出す「敵は完全に操られているそこで元帥の眠れる美人の蕾で敵を一時的に眠らせ隊長を倒してベラドンナの魅惑から開放する」
子供たちを導入し暗殺チームを編成する
リーダーはアルフレド子供たちの中でも一番強い力を持っている少年だ。中央突破と凹陣がぶつかり元帥の眠りの花粉で敵半分以上の動きを止められた。
竜騎兵で空から見下ろすと舞台ショーらしきものを発見そこで大音響を流しながら踊っている者たちがいた。
ベラドンナ「さあ ショーの始まりよ」歌舞伎役者が出てくる。
舞台に無事着陸するアルフレド、急に暗くなりナレーションが流れ始める。
「勇者一行がやってまいりましたここはランドルフ王国魔王が支配する館」
スポットライトがアルフレドに当たるそして赤頭巾をした女の子がやってくる
「勇者様どうか助けてください」
アルフレドは「何?何がどうなっているんだ?」
赤頭巾は急に刃物を取り出して襲い掛かってくる「勇者様助けて私は操られているの」
そしてアルフレドは彼女の攻撃をかわしながらおなかに一発パンチを入れると気絶させて、赤頭巾の攻撃をやめさせた。そしてまた暗くなる。観客の声がする「わああああ」
「なんかすごいことになってるぞ」
スポットライトがまたアルフレドに当たると今度は館の背景にリアルに描写されてまるでその館にいるような演出が施されている。
魔王「ようこそ勇者一向よ君たちはここで私の覇行のため倒れることになるのだ」
シャンデリアが急に落ちてきたアルフレドはこれをかわす。
舞台にある火炎放射器がアルフレドにめがけて攻撃し始める魚人の魔力を解き放ち水の羽衣をまとう。アルフレドは火炎放射器を破壊するが今度は舞台のライトがちかちか光り始めて、観客席から石が真っ暗な席で攻撃対象がわからずと惑う。そうあたふたしているうちにベラドンナに捕獲されてしまう。
その時、クリミナールは30万人ほぼ眠らせることができた。シオンのほうはうまく言ってるだろうかと心配する。シオンも軍を率いて残り三十万を追っ払うがアルフレドは帰ってこなかった。そしてベラドンナの軍は退却した。
ベラドンナは「魔王の子供を捕獲したわ、この邪悪な気と禍々しいお姿ゴールデンパームの精霊王は魔王を作っていたこのことが世間に知れればパームはひっくり返るわ」
60万の軍を追っ払ったことで大陸は制覇した。教会を追いやることで完全に一つの大陸として独占したがプレアデス教会本部にある大陸はまだ制覇していない。これから激しい戦いになることは必然である。今は教会の攻撃を一時的にしのぐしかなかった。




