第六話~生徒会初日~
「あの~悠月さん?俺はいったいどうすれば?」
「、貴様はとりあえず生徒会のメンバーに挨拶しに行くと良いだろう、それと悠月で良いと言っているだろう、下の名前で呼び捨てで構わん」
現在午後三時三十分
授業も終わり担任の長ったらしいホームルームを聞き流した俺は朝の一件があった為もう一度、副会長さんに会いに来ていた。
「うーん…でもまだ会ったばかりでそれはちょっと…」
些か問題がある
「気にする事は無い、私は特に気にせんからな」
「俺が気にしますよ!」
若干話が噛み合わない
「まぁ、そんな話は後だ、まずはメンバーに顔を見せて来い」
顔を合わせると聞いた瞬間背筋がピッなる。
「まずは、会計職の戀塚二年生からにするとしよう、彼女は生徒会で一番頭が切れる兵だ、ちなみに全国模試では常に十番以内に食い込む程のレベルだ」
「じゅ、十番!?」
反射的にごくりと生唾を飲み込む
「まぁ、そんなに緊張する事は無い、会ってみれば以外と仲良くなれるかも知れんぞ?」
「…」
いや、ムリムリムリムリ!!全国模試十番って!どうやったらそんな点数採れんの!?そんなのと仲良くなる自信ないよ!!って言うかそもそも俺人見知りだし!そういうのマジで無理!!
「では、行くぞ、と言ってもすぐ隣の教室なのだがな」
「マジッスか!?」
めっちゃ近くにいたよ!
ガラガラッ!
っと副会長さんが俺の反応そっちのけで隣の教室の扉を容赦なく開け放つ
「戀塚二年生はいるか?」
「あ、はーい、ちょっと待ってね~」
恐らく二年生の先輩と思われる人が副会長の声に反応する。
恐らくその戀塚さんを呼びに行ったのだろう、って言うか滅茶苦茶緊張してきた…
「戀塚さぁ~ん、生徒会の副会長さんが呼んでるよ~」
さて、全国模試十番以内、どんなぐるぐるメガネ(それが頭いいと思ってる俺もおかしいが)が出てくるのやら…
「は~い」
戀塚さんらしい人の姿がドアから顔を出した
「んな!?」
それを見た俺は、まず絶句した…
短くて申し訳ありません!!




