第三話~ツッコミって疲れるんだね…~
青春
それは、ある人にとっては目標であったり、ある人にとっては渇望するものであり、またある人にとっては謳歌するものでもある。
例えば、高校に入って彼女を作るなんてのは男子高校生にとってこれ以上無い程の幸福だろう、これを青春と呼ぶのに皆さん異論は無いだろう。
また別の例えとしては部活でレギュラーに入って試合なんかで活躍するのも一種の青春であろう、これに関しても恐らく皆さん異論は無いだろう。
少々ベタではあるが、道の角で転校先の女子とぶつかる、なんてのも現実的にはほぼ皆無だが、これも青春の単語に当てはまる。
では以下の点を踏まえて皆さんに問いたい、転校初日で会長の腕章を付けた女生徒に女生徒に話しかけた途端、投げ飛ばされる…これは青春の中に入るだろうか?
……………………
キーンコーンカーンコーン
「………ん…?」
天井がある…
いつも見慣れた自分の家のものとは違い随分と高い…
鼻を衝く薬品のにおい、いくつか並べられたベッド、それを仕切るカーテン。
そう、それはどの学校にでも存在する保健室。
しかし、転校初日に…と言うかクラスにすら入る前に何故保健室にいるんだろう?
疑問……でもないか…
確か俺は、会長の腕章をつけた女性に…投げ飛ばされた、のかな?
「ようやく、目を覚ましたか?」
「うえッ!?」
突然かけられた声に驚き後ろを振り向くと、カーテンの隙間から先ほどの会長腕章の女性がこちらを覗いていた。
「倒されただけで気絶するとはな転校生」
「あ、知ってるんですか?」
そりゃ、会長さんだしな、知ってるのも不思議じゃないか。
「うむ、東皇高校出身、1年13組出席番号24番元テニス部レギュラー龍嵜彼方」
「何でソコまで知ってるのあなた!?」
何この人!?恐いんですけど!?エスパーですか!?
「生徒会の副会長なら、それくらいは出来る」
「職権乱用じゃねェか!?」
何!?生徒会の副会長ってそんな事まで出来んの!?っていうか日本の学校どうなってんの!?
「あれ、でも会長の腕章してますよね?何で副会長なんですか?」
「会長が働かんからな」
「どう言うことですか?」
働かない?業務とかをやらないって事?あ、先生とかの職員会議に出席してるとかかな?
それはなかなか凄いな。
「そのままの意味だ、ウチの会長は基本生徒会室で寝ている」
「大丈夫かウチの学校!?」
「安心しろ、私が代わりにやっている」
「そういう問題じゃないよ!?って言うか何でそんな人が会長になってんの!?」
よっぽどの理由があんの?いやそれでもおかしいけどね?
「それは私も知らん」
「ホント大丈夫かこの学校!?」
「さて、私はそろそろ教室に戻るが、他に聞く事は?」
「あ、すみません俺の教室って何処ッスか?」
それ聞かないと始まらないしね。
「1年12組だ、場所は二号館の東棟の手前から二番目の右側の教室だ」
「……どうもです」
「では、失礼した」
そう言い残し彼女は去っていく。
何かごちゃごちゃと言われたんだけど、そんな覚えてられる訳無いでしょ…
……教室、先生に聞きに行かなきゃな……
ギシッ
重い体をベッドから起こし出口に向い歩みを進める。
これから始まる俺のこの学校での高校生活、この始まり方は吉と出るか凶と出るか。
そんな事はまだ誰も分からない。
ただ、波乱に満ちたものにはなってほしくないな、なんて考えながら保健室のドアを開け放つ。
…そう言えば、副会長さんの名前、聞いて無かったな…
黒「読んで頂きありがとうございます!!」
彼「まだ、保健室で寝てたいよ…」
黒「頑張れ!!」
雄「ウルセェ…」
彼「だってさぁ!!いきなり倒されたんだよ!?まだ頭も痛いし…」
雄「俺なんざ、鉄パイプかなんかで頭叩かれてんだよ」
黒「とにかく!今後もこの作品には力を入れるよ!!」
雄「おい、こっちはどうした?」
黒「大丈夫、頑張ってるから!」
彼「まぁ、ほどほどに両方頑張ってね」
雄「つーか、早くやれ」
黒「オッケー!!」
雄「それでは、以上『けいおん!~夢翔る物語~』より主人公の川霧雄河と」
彼「『今、あなたに見えるものは何ですか?』の主人公、龍嵜彼方と」
黒「作者の黒翼でしたー」
黒、雄、彼「「「それでは」」」
黒「感想なんかも待ってますよー!!」




