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2話 魔剣女との出会い

 テオは、荒くれものたちを見送ると、カウンターの椅子に腰かけた。

 

「あ、ありがとうございました!」


 看板娘はテオに礼を述べた。


「ふん! 気に入らなかっただけだ!」


「それでも」


「……。君は魔剣女か?」


「えへへ。はい! わかりますか? 魔剣士様には」


「魔剣女はみんな綺麗だから」


「き、綺麗!?」


 言葉はまるで、口説き文句だが、その声色に熱は無かった。


「今まで何人か魔剣女を見てきたから、なんとなくわかるんだ」


「あ、私! カーヤ! カーヤ・レルヒって言います!」


「……。あぁ、よろしくカーヤ」


「魔剣士様のお名前を伺っても?」


「……」


「魔剣士様?」


「……。テオ。そう呼んでくれ。魔剣士様なんて呼び方は嫌いだ」


「失礼しました! テオ様!」


「……。様もやめてくれ」


「でも、魔剣女は魔剣士様に仕える身です!」


「テオでいいんだ……。俺なんか」


「わかりました! テオ!」


 テオはコップの水を一気に飲み干した。


「もうすぐ奴らが報復に来る。隠れているんだ」


◇◆◇◆


「あぁん? 魔剣士が現れただぁ!?」


「へ、へい! ボス!」


 荒くれものたちは、ボスであるヴァルターに報告した。


「どんな奴だ?」


「それが、見たところガキなんでさぁ!」


「魔剣女はどんな奴だった?」


「魔剣女は見当たりませんでしたぜ」


「ガキの魔剣士……。それも魔剣女を連れていない? もしかして、そいつ……」


「ぼ、ボス!?」


「仲間の魔剣士を集めろ! 大物かもしれねぇ!」


「大物!?」


「あぁ。最近賞金首を狩りまくってる無手のテオかもしれねぇ!」


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