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14話 ヴィ―ンエーベネ学園
また、ボロボロになったテオが起きたのはホテルだった。
カーヤがまた隣りに座っていた。
「助けられるのは二度目だな……」
「何度だって助けます」
「いいや。いつか見限ってくれ」
「なんで!?」
「それじゃあまるで、契約した魔剣女じゃないか」
「私は、貴方と契約したい!」
「嫌だね」
「あんな惨敗をしてもですか!?」
テオは、苦虫を嚙み潰したような表情を作った。
「いつか。無手のまま、天号の魔剣士を超えてやる」
「そんな夢物語……」
「でも、魔剣女を傷つけずに戦うにはそうするしかないじゃないか!?」
「テオ……。貴方が何故魔剣女と契約しないかはわかりません。けどこれだけは覚えてください」
「何を」
「魔剣女にとって、選んだ魔剣士に振るわれることは至上の喜びなのです。例え、敗北し、折られるようなことになろうとも」
「そんな……」
テオの気持ちは沈むばかりだった。
「これをヘンリエッタ様から預かっています」
「手紙?」
テオは、封を開けた。
「ヴィ―ンエーベネ学園?」
「凄い! この国のエリート魔剣士が通う学校ですよ!」
「そこへ行けということか……敗北したから」




