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負け犬男と嘘つきな君。  作者: N-springgold
9/10

妄想話

よろしくお願い致します。

教師生活2日目。

正直出勤がわくわくするのは我ながら初めてである。

私は朝食を軽く済ませ足早に学校へと出勤した。

今日は朝一番で、出勤し他の先生方より早く準備し、彼らが来たらすかさず挨拶!をする。


…何故か私はそんな就職途中、とある妄想話?をいや、潜入捜査、これから残り一月…どうしたら良いかを考え始めた。



この学校が何故あのいじめの件を隠すのか?

いじめを受けていた両親や家族は何故何もしないのか?

黙認?これが当たり前?バレたらしらを切る?または適当に謝罪で終わる?

考えれば考えるほど腹が立つ!が、私は絶対そんな感情は出さない。


今までどれだけの感情、言葉、思いをその心に隠してきたか。皆には分かるまい。いじめを受け、自分を出すことも、勇気や、気力さえも奪われ、言葉を封じた為にどれだけ勘違いや誤解、『あいつ何考えてんのか分かんない』などと、罵声を受けたことか。


黙っているからと、何も考えてない訳ではないというに。うまく言葉に出せない、表現出来ない人間も大勢いるのだ。


しかし、『奴ら』は空気や雰囲気をやたらに気にする。故に行動や言動に、非常に気を遣い、結果、不安や不満に嘆き、差別や偏見には鋭く反応して、感情をあらわにする。

キレて暴れて泣いて怒って…そんな時期を思春期などと、言うが全くの見当違いである。

彼らは、上下関係のリーダー格の空気や機嫌を読み、気持ちを同化させる。

その空気が息苦しくて仕方ないのに。苦しいのに気づいているくせに。あえて同化し、いじめの対象、上下関係の下になるまえと必死だ。

しかし、彼らが間違った考え、他人を傷付ける言動にまで、『うん、分かる分かる!あいつムカつくよね!』何て話を合わせてしまうとそいつも同罪のクズ野郎だ。いわゆる臆病者、卑怯者だ。


で、話を合わせてもらえたクズは調子に乗り『自分は間違ってない、うちらは正義だ』と勘違いを始め、どんどん情調し始める。こうなるともう手がつけられない。

自分と意見の合わない者や気に入らない者を、その同化したクズ野郎達と共に攻撃を始める。

まるで、日常のストレスを発散するかのように。


…ストレス。何があると言うのか?これほど満たされた高水準の生活、(君)が言う言葉が本当ならAFPとやらに、医療、福祉、介護、教育、税金の恩師まで受けさせてもらいながら、何様なのか?

彼らはそんな他人達がそれぞれ頑張ってくれてるから成り立つこの国にいながら『愛国心』などはなく、感謝もない。それどころか、幸せ故にバカでアホでクズな身勝手、何かあれば面倒くさい、ウザイ、死ね、バカじゃねえの?…もはや言っても分からぬバカばかりだ。

そうやって他人を傷付け、傷付けられた者は強烈な痛み、苦しみを背負い、立ち直れない人は、自殺…もはや殺人だ!

または自分を殺して他人、周り、無差別犯罪などに走り出す。

もちろん全ての人間がそうという訳ではないが。


だか、可能性は高い。学生時代のいじめ、虐待などは。だからこそ『子供の話でしょう?』などと逃げては行けない。

彼らには、『学校』、『習い事』、『自宅』、

そんな居場所しかない。我々のように給与をもらいたまに、有給休暇で温泉、酒、食べ物、そのような事でストレスを満たせないのだ。せいぜいいじめか、嫌がらせか、狭い部屋の中で早く大人になることを望む。が、精神的に大人になれなければ意味がない。


大切なのはストレスの出し方、そして、色々な人間と話をし、向き合い、逃げずに、やめずに面倒くさがらずに、諦めずに、話し合いを主とする事だ。


果たしてできるのか?この言っても分からぬバカばかりに。

出来る訳がない。そもそもそれが出来ればこんな世の中にはなってない。


だからこそ学生時代の傷跡は決して侮ってはいけない。卒業時は『みんな大好き!』『今までありがとう』などとアホみたいな言葉で次のステップに行くが、大学、就職、結婚、そんなこの先の人生の中でまた学生時代自分を傷つけた者や自分が嫌いな人物と向き合った時に、学生時代しっかり話し合わないままだと、あの時の傷が必ず、うずきだす。

結果、小学生の女子のように、また愚痴り嫌い、見下し、トラブルを呼ぶ。

キレて殺されれば逆切れだ。


『あいつを逮捕しろ、死刑だ、許さない』なんてな。

テレビのドキュメンタリーで、悲劇のヒロイン気取りか馬鹿野郎が。


分からないか?


お前らが学生時代他人を傷つけ、または臆病風にふかれクズ野郎に同化したおかげで、彼らはのちのち世の中に逆襲を始める。

その被害者があなたの嫁、旦那、やっと生まれて来てくれた子供、親、友人、親戚だったらどうする?『ふざけるな』か?ふざけんな、それはこちらのセリフだ、てめえらが私たちの夢、未来、人権、プライド、時には命さえ奪い、その自覚もないまま、就職?結婚?ざけんな!そんなクズ野郎はぶっ殺してやる。


…とは言え人を殺せば、それは罪である。一部の権力者が作ったふざけた法律である。

もちろんいじめを受け人を憎み、立ち直れなかった人にも当然責任はある。だが、そんな彼らを『犯罪者』にした奴らがいる。


分かるだろうか?今のような学生生活を続ければまだまだ犯罪者は耐えない。


今、学生らに空気を読まない、自分らしく生きる、他人に迷惑をかけない、トラブルがあれば、もし、間違って他人を傷つけてしまったのなら、しっかり向き合い話し合う!


おそらく大人も含め現代人はそれが出来ないだろう。

ならば、止まない悲劇をどうする?

誰が本当の悪だ?

もし法律を作れたら私はこんな法律を作る。


『自殺殺人』


内容は、他人を著しく傷つけ、その者が自殺、または犯罪者になった場合、そこにいじめや虐待などがあれば、罪を犯した犯人と同様、彼らも逮捕する。

…なりたいか?もし10年後辺りにいじめた人が自殺や犯罪者などになり、あなたは、結婚して子供がいて幸せ絶頂の時に『自殺殺人』の容疑にかかりたいか?


関係ない!などとは言わせない。

必ず逮捕する。

それをマスコミやメディアで大々的に放送させる。

するとどうだ?


学生時代に他人を傷つければ後に必ず報いが来る、捕まる、最悪あんたが犯罪者だ。


と、なれば必ずいじめや虐待は減る。


抑止力だ!


もはやこうでもしないとバカな人間クズ野郎達には分からない。


後は国がそれぞれの自治体が管理する。

特に役場は重要だ、総務課などある中、新たに『いじめ、虐待課』を作れば良い。


おそらく相談件数は半端ないだろう。

そう、学生時代の傷跡、『あの時のあれは何だったのか?』

大人になり、後悔や罪悪感にさいなまれても遅い!罪は罪だ、時効などいらない。捕まえて、いじめクズ野郎を祭り上げるんだ。

必ず、必ずいじめや虐待は減る。それどころかいじめ野郎に同化すらしなくなる。捕まりたくないからな。

するとどうだ?いじめているやつらが今度は上下関係の最下層だ。

…やがていじめは減る。

そして犯罪者も減る。人間らしさを持つ人間だけが幸せになる権利を持てる。


…もちろん突発的な犯罪や、本物のドクズ犯罪者は多少出るかもしれないが、そこはしっかり向き合いそんな奴らには当然重罪だ、同級生がいじめに関わらなかったのなら、話は別。

まあそんなのはこんな法律が決まれば考えればいい。


(君)…AFPの財力、権力がどれほどかは知らないが、このような憲法、作れまいか?


私はそんな戯れ言?に近い妄想話を考えながら学校に向かった。


『教頭、いや、(君)に近いうちに聞いてみようこれが出来れば、いじめをし、高笑いしているクズ野郎達を逆に逮捕して、重罪、もう、未成年もくそもない、死刑にでもすれば!完全な抑止力だ。テレビでも話題をさらえる。……そうだ、俺をこんなにした野郎達も。』


私は何故かこの辺りからこの考えを軸に、潜入捜査?世界を変える考えを持つようになっていくのである。

ここまで読んで下さりありがとうございます。

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