プロローグ
始まる
この街。
雨椿市では神に選ばれた子供は動物に姿を変える力を持って生まれる。
そんな街には多くの人達がその生き物は幸福を願うが多くの人達がそうとは限らない。
ーーー住宅地ーーー
そんな中1人の成人男性は片手にカバンを持ちながら住宅地を歩いていた。
「ふあぁぁぁ!眠い」
男性はそう言って辺りを見ながら歩いていた。
かたん。
何か音がして男性はその方を見た。
そこには一匹の白い毛の猫が倒れていた。
「おやおや?大丈夫か?」
男性はそう猫に聞いた。
猫の体はボロボロで傷が多かった。
「やれやれ、とりあえず運ぶか」
そう言って男性は猫を片手に持ちながら家に向かった。
ーーー徳永荘ーーー
男性は片手に猫を持ちながら座布団の上に置いて救急箱を取りに向かった。
ーーー1分後ーーー
男性は片手に救急箱を取りに戻ると猫の体は光輝き人の姿になっていた。
その姿は白い髪に小さな体に桃ぐらいの大きさの胸に華奢な体。
間違いなく女子高生位の女だった。
「あれ?まさか猫憑きか?」
猫憑きという彼は頭を悩ませながら彼女の体の治療を始めた。
これが日比野守南と猫神憑きの少女チョコラとの出会いであった。
始まり。
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