表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2/2

第1話  常識はずれのレネガル家

この世界には、『(ゲート)』と呼ばれる力がある。

産まれたときから誰もが持つ、主と共に成長する、主の本質。



魔王レヴルの『(ゲート)』は《王魔門》。全ての魔の王を宿す『(ゲート)』。


魔神マナの『(ゲート)』は、《創魔門》。新たな魔法を創り出す『(ゲート)』。



この二人の『(ゲート)』が強大であり、他の者を圧倒したため、世界最大の戦争、『静寂の闇』は終戦した。




しかし、そんな偉大なはずの魔王と魔神は今、


「ほーらアスフィ!見て!月がハートになっちゃった!」

と、()()()()()()()()()()()()、無邪気にはしゃぐ魔神。


「アスフィ!この像誰かわかるか?そう!アスフィの像だ!」

と、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()、子供のような表情をしている魔王。


その楽しそうな姿は、とても偉大な、そしておそらく世界で一番の偉業を成し遂げた二人には見えなかった。



「ねぇお母さん、お母さんもう三億五千万六千歳だよ?ハートはもう・・・ねぇ?」


「うぐっ・・・あのね、お母さんだって女の子なのよ?ハートぐらい創らせてちょうだいよ」

顔をピクピクさせて震えた声で答える魔神。


「お父さんもさ、わざわざキングワールド・ゴーレム使わなくていいじゃん。そこら辺の石でいいじゃん」


「いや、えーとだな・・・」

と、返す言葉もない魔王。


「僕、今すっごい恥ずかしいよ?月がハートで世界五大巨大魔物が()()の像って・・・」


そして、少し間が空き、魔王が口を開いた。

「あのな、お父さんは、魔王なんだ」

「・・・ふわぁぁ・・・なんか言った?」

「・・・まぁいい、俺はそれはそれはもう長ーい間生きてきたんだ」

「うん」

「だからこんなことははじめてだから、質問させてもらう」

「うん・・・何?」




「お前は()()()()()()()()()()()()()どこでそんな言葉を覚えたんだ?アスフィ」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ