表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/73

29日目




29日目


ゴォー…………今日も風の音が酷い。まだ降ってるのか。

いったいいつまで続くんだ?


眠い目をこすりながら起きる。

火置き場に火を焚き、外を見つめた。


MP282/316


まぁMPが伸びたおかげで薪もそんなに使わなくなったし、余裕はあるんだが、

こう毎日吹雪だと気が滅入る。


青空が見たいな。


インベントリから焼きトマトを1本と器と箸を取り出す。

焼きトマトを串から外し串をインベントリに収納し塩を取り出す。


頂きます。


塩で味を調えてトマトをほぐし器に口をつける。旨い、あったまる。

飲み終えるとご馳走様と器と箸と串を外で洗いインベントリに収納する。

手が冷たい。


さてと、今日も手入れをするか。


薪に火を灯してまずはナスの苗を見る。

トマトで学習したからな。今回は完璧だ。










ナスの苗はトマトの苗の時と同じように緑の塊と化していた。


無言でサクッと薪を土壁に刺す。

百科事典を開く。


ナスの苗は成長が早い。

本場が8~9枚から花芽がつき、脇芽が出てきます。

脇芽を放っておくと枝が込み合うので脇芽欠きを行いましょう。

1番花のすぐ下から出る勢いの良い2本の脇芽=側枝(そくし)を残し、

それより下の脇芽は全て摘み取ります。







……摘み取らなかった結果がこれか。



ナスの苗と思しき物はトマトの時と同じく脇芽が自由奔放に育ち、

脇芽どころか脇芽からさらに枝が生えていた。

一番花と思しき物はすでに小さな実となっている。



これはどこから手を付ければいいのか……。



もう一度百科事典を見る。


ナスの一番花が咲き終えたら側枝を2本残しそれより下は葉も含め取り除く。

一番花は実をつけさせず摘花す……え……。









…………取ろう。



どっちも……取ろう。



片っ端から葉と脇芽を取っていった。


えっと、取る際は表皮もはがさないように気を付ける……と、

細菌が入って株が弱ってしまうのか。


ここから側枝の記述が変わり、もともとの茎を1次主枝、

勢いの良かった脇芽=側枝=2次主枝(にじしゅし)となった。

分かりにくいから2本ある2次主枝を2次主枝①と2次主枝②にしておこう。


そんで?


これからその枝に実を付けるにあたって……と、

支柱を3本にするか、支柱1本で紐で各枝を支えるかするのか。

好みでいいのか。


……紐なんかないので支柱を増やす。


それぞれの2次主枝に沿って斜めに支柱を刺し

枝をサツマイモの蔓で結わえていった。


各々の2次主枝には新たに側枝が生え蕾が出来ていた。


あらかた脇芽も取り終え、邪魔にならないようインベントリに収納したので、

ウォーターで水をやろうとして動きを止めた。



水何回やればいいんだろう。



昨日4回やってこの成長速度だろ?

百科事典見たら出来た実は早めに収穫する事って書いてあったし……

1回で様子見るか。

なんか怖いな。大丈夫かな。



ウォーターを唱え1回水を与えた。



MP306/316



もうすでに疲れたぞ。


続いてトマトの苗だ。





おお!


昨日まで緑だった第二果房が真っ赤に染まっていた。

喜々として捥いではインベントリに収納していった。

取れた個数は11個だ。新記録更新。



第三果房は色づいておりもうちょっと。昼過ぎ位に採れそうかな?

第四果房は緑色の実が付いていた。

第五果房は小さな実が付き始めていた。


余計な脇芽を欠いていき第四果房と第五果房をさつまいもの蔓で支柱に結わえていく。


仕上げにウォーターを2回唱えておいた。





隣の苗は……と、危ない!!


こっちも危うく緑の塊になりかけていた。


自重に負けた先端を優しく起こし、

サツマイモの蔓で成長の妨げにならない緩さで結わえていく。

新たに支柱を立てて前回のように支柱を整える。


脇芽を丁寧に欠いては取り除いていき葉の数を数えた。


第一果房より下の葉は9枚。

今のところは第一果房に花が咲いていて、

第二果房が出来たばかり、

その上に葉が2枚出来ていた。


房は誘引しなくても良さそうだな。


最後の仕上げにウォーターで2回水やりをした。



MP280/316



続いて綿。


こちらは茎が伸び新たに葉が増えたくらいで緩やかな成長だった。


百科事典を見てみる。


結構時間がかかるんだな。

種を蒔いてから約2~3か月で蕾が付く。

それまで緩やかに成長する。

蕾がついてから約1か月程で開花、花徐々に色が変化し数日で落ちてしまう。

その後花の下の方に子房が出来る。これが成熟しコットンボールと呼ばれる。

開花から約2か月程で収穫。高くならないよう高さに気を付ける。

高さを50~60cmを目安にし根に栄養を送り根を張らせる。


トマトやナスであんなに苦労した脇芽欠きもなさそうだ。

良かった。


根元にウォーターで水を4回与えておいた。


MP252/316



次はサツマイモだ。


土に刺していた薪を手に持ちサツマイモの苗のところへ移動する。


薪を土壁に刺し、インベントリから柄杓を取り出し、

慣れた手つきで苗A1A2に向かって水置き場の水を2回づつかける。

水を切るタイミングもバッチリ。

零れる量が少なくなったので効率はよくなった。


水置き場の在庫は4。


続いてインベントリから水やり用のバケツを取り出し、

溢れないよう気を付けつつインベントリから水を注ぎ入れる。

苗B1B2に向かって柄杓で各2回づつ魔力水を柄杓でかけていった。


インベントリの魔力水の在庫は24。


後は柄杓とバケツを仕舞い、

いつもと同じようにそれぞれの葉を捲り新たに生えてきた根を引っこ抜いていく。

ふと見ると数枚葉先の色が少し変わってきていた。

この分ならどちらの株も明日には収穫できそうだ。


今度はいくつ収穫できるかな。



MP254/316


土壁に刺した薪を手に取る。


昨日漬けておいたトマトの脇芽はどうかな?

薪はもう短くなってしまったので火にくべた。


洗面台を覗き込んだ。







……これはまた……。



昨日まで単なる切った脇芽だったものが、

今見たら水を得た魚のように生き返りしっかりと洗面台に根付いていた。


昨日と同じように、

魔力で固めた洗面台にまた魔力を込めて柔らかくし丁寧に掘り起こした。

植える場所が無いのでインベントリに収納しておく。


穴が開いた洗面台にはまたインベントリから土を取り出し補修しておいた。

脇芽1本対魔力水1回はダメだな。

2本で1回を1日? 3本で2回を1日? うーん。3本で1回を2日がいいかな?



新しい薪に火を灯し朝に見たトマトの苗を見に行く。

緑だった第三果房は真っ赤に色が変わっていた。

プチプチと捥いではインベントリに落としていく。



また洗面台のところに戻った。


薪は火にくべておく。


洗面台で今日収穫したトマトを洗う。

今日の収穫量は全部で18個


ドサドサとインベントリから落としていく。どれも実割れせず綺麗だ。

ウォーターを唱え丁寧に洗っていく。

へたを取りインベントリから串を6本取り出す。


1本につき3個づつ刺していく。

また火置き場の前の土に刺し炙る。


インベントリからトマトの脇芽を3本取り出し、

洗い終えた魔力水が入っている洗面台に漬けておいた。

やはり3本に対して1回を2日かな。


火置き場の火が消えたので焚きなおしておいた。



MP246/316



インベントリから焼き芋を取り出す。

休憩だ。

皮を剥いてハフハフと頬張る。

ほのかに甘くて美味しい。ぺろりと食べ終え水を飲む。


休憩終了。


ここからは塩を増やすとするか。


……とその前に、


インベントリからバケツを取り出し、ウォーターを唱える。

MPが溢れないように魔力水に変えておこう。

バケツが一杯になったらインベントリにあけてまたバケツにウォーターを唱える。


20回分でいいかな。


MP46/316


これでインベントリ内の在庫は44だ。

順調順調。

インベントリを開きバケツを塩用と交換する。

火置き場の前に腰かけて作業を開始した。




MP154/316


途中トイレ休憩やら焼きトマトを収納したりやらを挟んでも、塩を1200kg増やすことが出来た。

インベントリから魔力水用のバケツを取り出す。


残ったMPを全部魔力水に変えておく。これで在庫は59。

今日も一日頑張った。ということで休むことにした。





次回の更新は10/13になります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ