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転生特典【キャラクターメイキング】で始める異世界冒険  作者: 海里
第3章 アルトゥーラ王国
21/24

#21 オダ領に到着です

最近、急に涼しくなりましたね。あと、豪雨が多いです。

先日も深夜に豪雨と雷で目を覚ましたくらいです。

豪雨被害のある場所もありますので、大雨の日には川などに近付かないようにしないといけませんね。

 魔法大国とも言われるアルトゥーラ王国。軍事国家と言われているシュテヴィーゼ帝国に隣接し、兵士の数は少ない者の魔法使いの数と質の良さで同等の戦力を有する強国です。

 大陸東部を占めるため南北に広いアルトゥーラ王国の最東端。沿岸部に広がる狭い領土。そこが私の旅の目的地であるオダ子爵領。多分私と同郷の人です。

 20年ほど前に海水から塩を作る技術をもたらし、さらには各種調味料の原料の栽培を行い、世界規模で革命を起こした人物だそうです。

 様々な調味料の普及によって爵位を得たらしく、ますます同郷の予感がします。

 アルトゥーラ王国の首都を出発し、いくつかの町や村を経由し、路銀稼ぎに簡単な依頼をこなしたりしながら東に進み、ようやくオダ領に到着しました。

「綺麗な景色ですね……」

 感嘆の息を漏らしながら目の前の光景に見惚れるリーンさんに、私は無言で頷きました。

 オダ領に入って少し歩いた場所に、広大な田んぼが広がっていて、金色の稲穂が実っていたのです。季節的におかしな光景ではあるのですが、異世界なので収穫の季節も異なるのでしょう。きっと。多分。

 金色の絨毯を見ながらさらに東に行くと、丘が見えてきました。以前立ち寄った村の情報によると、その丘の先に領都があるそうです。

 高低差は20メートルは無いと思われる緩やかな坂を登ると、目の前に青が広がっていました。

 綺麗な青空。広い海。潮の香り。

 丘と海の間には街があり、街を守るように防風林が海沿いに展開しています。南北に広い領都は目算で2キロくらいはあるでしょうか。かなりざっくりです。街の端も霞んでいるのでもっとあるかもしれません。

 下りは段々畑になっていて、色んな作物が育てられています。恐らく潮風に強い品種を育てているのでしょう。

「ここがオダ領領都のサルディナね」

 なぜオダ領なのにそんな名前にしたのでしょうか?海だからですか?カタクチ村とかウルメ町とかあるんでしょうか?

 閑話休題(鰯の話は置いといて)

 丘から見下ろした感じ、建物は和風ではないですね。田舎の漁村を発展させた感じが出ています。

 明るい色の木造の小屋のような建物が並んでいるエリアと、ちょっと立派な家が並んでいるエリアがあるので、小屋エリアが昔からある建物なのでしょう。

 領都の真ん中辺りに領主館らしき大きな建物があります。あ、道場がありますよ!この世界に来て初めて瓦の屋根を見ました!

 あそこは絶対に行きましょう。道場破りとかはしません。

「それじゃあまずは宿の確保からだね」

 オダ領領都のサルディナは、旧村区と新領都区、農業区、漁港区の4つの区画が存在していて、旧村区はそれぞれ南北に1つずつ、その間に新領都区、海側に漁港区、丘側が農業区になっていました。

 旧村区はサルディナがまだオダ領になる前から存在していた場所。新領都区はオダ領が誕生してから開発された場所。なので私達は新領都区で宿を取ることにしました。

「憩いの宿『コロボックル』にようこそ~!」

 領主館に1番近いそこそこ大きく綺麗な宿に入ると、ライラさんくらいの女の子が出迎えてくれました。

「私、この宿の美人看板娘のレーニアです~!」

 自分で美人看板娘って名乗りましたね。確かに美人さんです。

 白にも見える銀色の長髪は動きやすいようにポニーテールにされています。瞳の色は紅。まるで吸血鬼のようですが、耳が尖っていたり、八重歯が目立ってたりはしないので人間なのでしょう。

 カウンターの奥に水晶玉が見えるのですが、占いが趣味なのでしょうか?

「それではお部屋にご案内しますね~」

 ティアさんがさっさと宿を取ったようで、私達は2階の客室に案内されました。田舎の領なのに4人部屋があるなんて凄いですね。

「さて、それじゃあ早速ギルドに顔を出しに……」

「私、道場の見学に行ってきます!」

 ティアさんがベッドに荷物を起きながら何かを言おうとしていましたが、そんなの関係ありません。私は和風文化に触れるためにここまで来たのですから。

 まぁ、もしかしたら海を越えた先にしかないのではないかと思っていたのですが、ここにも多少の和風文化はあるみたいなので期待しているんですよ。

「道場はあと!まずはギルドに行くわよ」

 仕方ありませんね。それじゃあまずは冒険者ギルドに行くとしますか。


 サルディナの冒険者ギルドは木造の2階建ての大きな建物で、かなり広いです。

 冒険者が活用する施設は基本的に1階にまとめているみたいですね。依頼ボードのある掲示板スペース。受付にお食事処。閲覧室も1階ですね。2階は密談用の部屋やギルドマスターの部屋などの特別な部屋があるみたいです。あとは従業員の休憩所と仮眠室ですね。

 ギルドに到着した私達は依頼の確認をします。

 ……うん、変わり映えしませんね!

 地域特有の依頼として農作業の手伝いや、漁に出る時の護衛はありますが、基本的には他の町と変わりません。ただ討伐系が少ないくらいですか。

 魔物もあまり強い種族はいないみたいで、私達のランクになると旨味があまりないですね。

「報酬の良い依頼を受けるには、朝一で来る必要がありますね」

「それなら、明日の朝一で確認に来ましょう。とりあえず今日は解散」

「それでは私は道場の見学に行きますね!」

 ティアさんが解散を告げると同時に私はギルドを飛び出します。スタートダッシュは成功です。

 イメージは昼休みの購買パン競争。誰よりも早く辿り着かないといけない人気パンの争奪戦。あれは出遅れると大変なことになる。人混みを掻き分け、声を張り上げて目当てのパンを伝えなきゃいけないのだから。

 スカートの下に短パンを穿いて窓から駐輪場の屋根に飛び降りて爆走したなぁ。先生にバレて生徒指導室に何度も呼び出されました。

 そんな前世の思い出は置いといて、到着した道場は、古き良き日本家屋でした。

「オダ領剣術道場」と筆で書かれた看板を掲げていて、中からは威勢のいい声が聞こえてきます。あ、潮の香りに紛れて畳の匂いがしますね。

 ひょっこりと中を覗くと、軽装に竹刀を持った人達が打ち合っていました。あ、木刀の人も居ます。

 広さはテニスコート3面分くらいでしょうか。畳がぎっしり敷き詰められています。壁際に何人か待機している人がいて、それ以外は誰かしらと剣を交えています。

 あ、壁に竹刀や木刀が飾られています。神棚もあります。

「やっぱり……」

 入って正面奥の壁を見て、私は確信しました。この道場は同郷の人が関わっていることに。

 壁には幾つかの掛け軸があり、そこには日本語で格言が書かれていました。

「柔なき剣に強さなし」

 どこかで聞いたことのある言葉ですね。どこで聞いたのかは覚えてませんが。

「日進月歩」

 日々の努力が強さになる、みたいなことを言いたいのでしょうか。

「一日一膳」

 大切ですね。……あれ?なんか字が違くないですか?

 その掛け軸のさらに上に、私の目的の物が飾られていました。

 刀です。刀がありました。やっぱり刀は東にあるんですよ!

 よーし、早速武器屋を巡って私の新しい武器を手に入れますよ!



オダ領に到着したので、しばらくオダ領でまったりできたらいいなと思ってます。

なのでオダ領の設定を作ってみたのですが、なぜかオダ領の当主の成り上がりストーリーができてしまいました。

投稿予定のない話を作ってるから、投稿前日になって慌てる羽目になるんですね。

来月の更新は余裕をもってできるようにしないと……。

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