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005 「夕飯を食べました描写は消えました。ついた瞬間眠くなったの」
「んじゃボク窓際のベッドね! クランベリーは真ん中で、カンパリは一番廊下側。はい決定」
部屋についた瞬間に主はそう言って、すぐにベッドへと飛び込んだ。その行動を見るに、子供だな、なんてことだ思いながらクランベリーの車椅子を押してベッドの近くへ寄せる。そうすると、クランベリーは自分でベッドの上へと移動した。
「では、寝るよ。二人共おやすみ!」
主はそう言って、勢いよくベッドに潜り、次の瞬間から寝息を立てていた。マジかー。なんて思いながら自分もベッドに移動する。ベッドは思ったよりふかふかだ。フワフワふんわふわ。思った以上に落ち着かない。自分はゴロゴロしてみるも、寝れない。
「カンパリぃ……うるさいぞぉ……」
主の声にびくり、と思わず肩を揺らす。自分は起き上がって主の方を見てみると、どうやら寝言のようだ。ほっとしながら自分は布団を被り目を閉じる。そうすると、不思議と自分は眠りに落ちていった。