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見張り兼警護の騎士。

 まったくアノ下っ端野郎はまぁたモメゴトを引き起こしてる。

戦争が終わってやっと活気がでてきたというのに余計な仕事を増やすのは

止めてほしいんだがなぁ。


変な団体が宿を取ったからってまだ問題を引き起こした訳でもないのに

騒ぎすぎだってーの!


まあ、さすがに異世界人だとは思わなかったがな。


連中は行儀も良いし目立つようなこともしていない。

連行するにしても責任者に事情を聞く位だろう。


アイツ以外は部屋に入れなかった。

あー・・わめきまくってるけど、どーしようもないだろ! 

ありゃ! 窓から逃げようとしてる! 逃げてどーすんだよ! 

ココが3階だってコトを忘れたか! 


あ! 落ちた! 

異世界人がどうやら魔力で助けてくれたけどまぁだ懲りずにわめいてるよ・・

あきれたねぇ。


チビなガキがどうやらリーダーだな。

ふ~ん・・迷い込んだだけで神殿で神託が頂けたら出ていく

騒ぎを起こしたかったわけではない・・。

まあ、騒いでたのは下っ端なアイツの方だもんなぁ。


役人の上司がやってきて事情聴取をしてた。

うん・・協力的だねぇ。

下っ端野郎がちゃんと対応してればコノ上司さんもこんな余計な仕事を

しなくても良かっただろうに・・


結局、外国人の訪問者と同じ扱いになった。


「迷惑かもしれないが一応気にする奴もいるので監視役を置かせてもらいたい。

まあ、君たちの警護でもある。必要は無さそうだがね。」


で! オレ達はそのまま監視役ということに。

上司氏は領主さまの信頼も厚い方だから皆文句も言わない。

チビ助は謝って来た。

「余計な仕事を増やして済みません。」


ハハハ・・監視対象に謝られるなんて思わなかったよ。


驚いたことに神殿から使いが来た。

お告げが神殿長におりたそうだ。

コイツラ・・何者なんだろう・・

そう思ったら次に来たのはなんと領主さまのところの使者だった。


神殿に出かけたと言ったら「帰るまで待つ。」と言う。

あー・・そこまでは良かったんだが寝てやがる。

あの下っ端より悪いぞ! 起こしても起きやしねぇ!!! 


異世界人たちはコノ世界に迷い込んだ勇者の一行だそうだ。


神殿でもなにか依頼されたらしいが驚いたのはココの若様の

特訓を引き受けたことだ。

若様は勇者だと神託がおりたそうだがとてもではないがアレでは無理だと

みんな思ったんだよ。


病弱で時々死にかけるような病気もされるし屋外で遊ばれることも稀なんだ。

戦うなんてことはどう考えても無理! 


勇者の特訓は変だった。

風魔法で浮かべた紙の玉を打つだけだった。

目の前のソレに当てられないって・・


ところが当てることが目的じゃあなかった。

集中力の強化だそうだ。

ソレは午後にやってた魔法の発動に現れた。

なんで初日のたった3回のトライで成功するんだよ! 

そんな短いのなんて聞いたこともない・・


4日ほどで彼等は帰って行った。

若様はなんだか別人のように見える。

体質を改善するとか言って妙な薬を飲まされていた。

あとは食事療法とかいうヤツらしい。


オレ達の食事内容まで最近は変更された。

そのせいか風邪をひくヤツも減ったようだ。


若様はまだまだ一人前でもない10歳だ。

アイツラのおかげで並の子供並には体力もついたようだ。

兵士の訓練に混ざるのにはあと一歩だとは思うけどな。


「我々は元の世界に帰らないといけないんです。

続きは周りのあなた方に指導していただくしか道はありません。

どうかよろしくお願いします。」


あー・・そうだよな。

若様はココの勇者だからココのオレ達が鍛えて差し上げるってのがスジだろう。

確かにな。


一番のネックだった体力と体質はアイツラが改善してくれた。

まだ10歳だから焦らずじっくり訓練して行けば良いだけだ。


しっかし連中が置いてったこの訓練メニューはなんなんだ!? 

大人の兵士や騎士でもこれじゃあ音を上げるだろう。

えーと・・推奨レベルが書いてあるけど・・あー・・

何人このレベルまで行けてたかなぁ。


え? じょ、上司氏がコレをやってみろって言ってるって? 

・・・・・・・・・・・・。

逃げよかな・・(汗。)



無理と思いつつトライしてみた騎士さん達。

でも訓練メニューがもう一枚あったのに気が付いたのはやってみた後でした。

ちゃんと〔超初心者用メニュー〕もあったんですねぇ。

騎士さん兵士さん達がどんな顔をしたかは見なかったことに

しといてあげましょうねぇ~~。


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