表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
55/142

おヒゲの素敵なドワーフの神さま。

 召喚はあまり勧められることではないのだが今回はどうにも

手がなくなってしまったので仕方がなかった。

まあ、レベル1の勇者が召喚される確率が一番高いのは分かっていたのだが・・


でもなんというかまだ成人したてくらいの男だったが真面目で熱心だった。

もっと時間的に余裕があればもっと強くなれただろうに

いかんせん時間が足りなかった。


あのドラゴンは短気な上の今回は最初の相手が魔族でそれなりに

ダメージを喰らったせいか魔族だけじゃあなくアチコチの種族に

八つ当たりしまくってくれた。

流石に放って置けなかった。

だから召喚も黙認してしまったんだ。


あの勇者のパーティは頑張ったと思う。

勇者こそ吹き飛ばされたが他は欠損だらけとは言え生き延びたから。


しかしもう戦力は残っていない。

他の種族にも人族にも・・

なので救援要請を出すことにした。

コレを出すのは恥だとも思うがこのままだとあのドラゴンは

世界のバランスを壊してしまうだろう。


最強勇者を呼んだつもりだったが来たのは子供達だった。

最強勇者の弟子だという勇者の子供達・・

なんと吹き飛ばされたはずの最初に召喚した勇者まで! 

女の子の神官が渡した魔道具で元の世界に帰還したそうだ。


う~ん・・アレってそんなに強力な代物だったんだ・・


チビの勇者にくっついてたトカゲがなんだか妙だと思ったら

イワクつきの元魔王だった。

まあ、でもアレは魔法は使えないはずだからほっといても多分大丈夫だろう。


ところが妙な魔道具を一晩で10機も造って偵察なんかさせてた。

う~ん・・魔法は使えなくても魔道具は造れるのか・・


勇者たちは子供なのにあっというまにドラゴンをやっつけた。

あわててトドメを刺すのを止めた。

生かしておく方がココの世界のバランスは取りやすい。

結界に押し込んで地域を限定して隔離することにした。


あのチビ勇者が持って帰りわすれたシッポをお供えにしてたのには笑ったね。

シッポとはいえドラゴンのものだから価値は高い。

まあ、報酬にはぴったりだったから持って帰らせた。


あきれたことにアレで薬の効き目をアップさせたらしい。

バイトなアイツが回してきたのでドラゴンに使ってみた。

なんとゆっくりだがシッポが元に戻っていった。

多分100年近くはかかるだろうと思ったのだが・・


原料の薬草とレシピを頼んでみた。

オレはそういうのは苦手な方なので神殿の関係者たちに渡して

ゆっくりでも造らせることにした。

やっぱり今度のような事態が起こった時に備えて置いてやりたい。

神殿長の寿命はもうあとわずかだろうし。


神官のあの子は勇者を追いかけていくつもりのようだ。

もう迷惑をかけたあとだからもっと面倒を引き受けてくれとは

ちょっと言いにくいよなぁ。

あくまであの子が純情で突っ走ったことにして置くか・・


召喚陣のことも良く知らないのによくまあやってみようなんて思ったもんだ。

ココはコッソリ補正と補助をしておくことにしよう。


神殿長はあの勇者と神官の女の子が一緒の未来を望んでいる。

神官、特に女性は異性と付き合うと力を失ってしまうことがある。

男性よりそうなる確率が高い。

もちろん力を失わないケースもあるのだが。

二人が共に歩むためにはそのあたりを覚悟しないといけない。


欠損部位の復活ができるようになるための留学ということで

バイトなアイツに頼んでみるか・・

まだあの子は幼い。

あの勇者と付き合うとか結婚とかまでには時間がある。

その間に他に同等の神官を養成させるのもいいかもな。


神殿長にはもう教師役は無理だがあの子が教師役ができるなら

神官ができなくなっても誰も困らないだろう。


まあ、先のことはまだ早いかな。

ともかく難関はあのバイトなアイツだよな。

う~ん、最強勇者とか奥さんだという聖女のほうから説得して

もらってもいいよな。


まあ、ともかくいろいろやってみよう。

ドラゴンの相手よりは楽かもしれないしな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ