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手品師なクラスメイト。2

 クラスの連中と召喚なんかされたけど無事に

帰って来れた。ラッキーそのものだったね。


イケメンにマモルがダメだった時に備えてと言うことで

魔法の特訓なんかさせられたけど結局オレラは戦闘無しだった。


帰って来たら魔法はタダの手品になっていた。

でもイタズラはできたんだ。

まあ、ゲンコツ女子にはモロバレだったけど。


別のクラスの友人にバレたけど手品だって言い張った。

だけどある日兄貴のことで相談に乗ってほしいと言われた。

でないと〔手品〕をバラす! とまで。

そんなことを言うヤツじゃあなかったのに・・


友人の兄はオレ達にも優しい人で色々世話になったこともあるし

遊んでもらった覚えも有る。


だけどアレは・・オレには無理だ・・・

アレで生きてるなんてこと自体がもう不思議そのものだ。


そんな不思議に対応できるヤツなんて・・

あ! マモル達なら!! 


なのでアイツラを呼び出して見てもらった。

絶句してた。・・無理だろうか・・・

せめて友人の兄の望みを少しでも叶えられないだろうか? 


普通の一般人ならダメだったろうけれど友人の兄は召喚された勇者だ。

なんとか・・なんとかしてやってほしい。

そう思いながら彼を背負って運んだ。


師匠さんは留守だったが奥さんが出てきてくれた。

それからは本当に自分の目が信じられなかった。

あの妙な〔体育館〕に連れて行かれてあっという間に

体が復元されていくのを見た。


秘密を守ることは当然のことだろう。

コノ世界はそういうことは無いことになってる世界だ。

クラスの召喚された連中が使えるのはあくまでも〔手品〕なんだ。


友人にもそのことはしっかり言い聞かせた。

下手をするとココの神さまからの干渉が有るかもしれないし・・・


ココの神さまのあのコンビニバイトな方は多分見掛け通りな方じゃあないと思う。

あの魔族の神より恐いかもしれない・・



 友人の兄は召喚された世界へまた行かせてもらうそうだ。

あんな目に遭ったのに・・・

優しいだけじゃあないんだな。

勇者だってのも分かる気がする。


マモル達は一緒に行くんだそうだ。

向こうの神さまから要請が来たからと。

魔王には勝てたヤツだけどドラゴンだなんて・・・


無事に帰ってくるまで気が気じゃあなかった。


平気な顔でアホ三人組といつものように遊んでる。

チビのマモルはチビのくせに頼りがいのあるヤツだった。

まあ、そんなことはホントは召喚された時に分かってたんだがな。

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