チョッピリ大人なゆうしゃくん。
おうちにかえりたかったんだよ。
おかあさんがまってるだろうっておもったし。
へんなおじさんたちがまものをやっつけたら
かえしてくれるっていったんだ。
まものはおっきかったけどなんだかおまつりの
フウセンみたいにみえたよ。
キラキラしたけんをヨイショってふったらやっぱり
フウセンだったんだね。
ポーンってわれちゃったんだ。
いっしょにいってくれたおじさんとおばさん・・あ! ・・
おねえさんがほめてくれたんだ。
でもへんなおじさんたちはおうちにかえしてくれなかったの。
ウソついてたんだね。
だからおこっちゃった。
でもだれもなぐったりしてないよ。
おしろにキズなんかつけちゃったけどね。
おうちにかえしてってたのみにかよってたら
しらないおにいさんたちがきていろいろきかれたんだ。
へんなおじさんたちやおしろのへいたいさんたちをおこってくれて
カミサマにかえしてくれるようにたのんでくれたんだよ。
おにいさんやおねえさんはやさしくてボクといろいろあそんでくれたんだ。
でも〔まおう〕のやくをやってくれたチッコイこは
なんだかきげんがわるいみたいだったよ。
ふんいきがでてたけど。
もうちょっとあそんでてもいいかなぁ・・
なんておもったけどおかあさんがまってるからね。
さよならしておうちにかえしてもらったんだ。
おみみがなんだかとがってるおじさんがおうちにつれてってくれた。
おかあさんはぜったいおこるとおもったんだけどおこられなかったよ。
だってぎゅってだいたまま、ないてるんだもん。
おとなもなくんだね。
とんがりみみのおじさんはへんなうでわをくれたよ。
コレをしてるとへんなおじさんにつれていかれにくくなるっていってたよ。
ホントかなぁ?
でも、つれてかれるとまたおかあさんがないちゃうから
へんでかっこわるいけどつけとくことにしたんだ。
フウセンのまものも、ないてるおかあさんもみたくないって
おもっちゃったからね。