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召喚が多少減って来たのでラクチン気分な管理神さま。

大枝管理神ジジイにココの世界の管理神に無理矢理された時には

もー大変だった。

塞いでも塞いでも世界に開いた穴は無くならないくらいだった。

前の管理神って頑張ってたんだなぁって感心したくらいだよ。


勇者アイツも色々協力してくれたしガキどもも戦力になってくれたんで

徐々に召喚が減って来た時にはホッとした。

コノ世界は普通の世界より召喚される住民の多い所だ。

オマケに魔法も特別な力も制限が入ってる。


住民は召喚されると召喚先で大きな力に目覚めることが多い。

まあ、タガが外れるようなもんだな。


勇者達の国は平和なのにコノ世界で一番召喚の多い場所だ。

対策は召喚事件を端から調査、陣の処理、資料の廃棄、、

召喚主に対する警告、場合によっては処罰!。

結構シンドイ仕事だよ。


前任者はとても召喚者のフォローまでは手が廻らなかったと

引継ぎのときに言っていた。

まあ、〔世界の管理〕が仕事で個々の願いを叶えるとかは

大抵の所では重視はされていないからな。

だからこその神殿なんだ。


聖なる力の蓄積で奇跡を起こしやすい場所、〔神域〕だから。

もっとも願わなくても自分で成就できることも多い。

いくら〔神〕だからって頼ってばかりで良い訳も無いからな。


体育館は勇者が弟子の為に造ったモノだったがアレを神域の扱いにしたせいで

仕事がうまく回り出した。

召喚者たちのフォローにも使えたし最近は勇者達を他の世界に派遣している。

召喚経験者たちは協力的なので有り難い限りだ。


聖女は派遣される勇者たちを色々フォローをしてくれる。

管理神が介入し過ぎるのは良くないコトとされている。

でも聖女や最強勇者はコノ世界の住人だから多少のことは問題にならない。

まあ、自助努力扱いにできるからな。


最近は自分の世界の勇者たちを留学させる神まででてきた。

自前の勇者がもっと強ければ他の世界から召喚しなくてイイからな。

神のくせに召喚をソノ世界の住民にさせてた魔族のヤツ

アイツばかりは許しちゃあいけないと思ってる。

他の神にまで召喚のコトを教えてやがったからな!


まあ、アイツのオカゲでマモルが助かったのは確かだ。

魂呼ばいのスキルだけだったら戻ってこられたかどーか、、

だが、アレは禁忌に近いスキルだ。

しかもアイツのは並より遥かに強力だったんだ。

マモルが封印に同意してくれてホッとした。


マモルの親たちには影響がまるで後遺症のように残ったんだ。

現世の存在ではないのに現世に居なければいけない、、

なので「体育館」で保護しつつ多少の仕事を手伝ってもらうことにした。

マモルには、、、つらいことではあるんだが、、、


でもまさかマモルが元魔王とくっつくなんて予想外だったよ。

とぼけてやがったがあの魔族の神は絶対確信犯だと思ってる。

元魔王の世界でさえ成人してないのに誘惑させるだなんて、、、

けど、子供ができたのはさすがに予想外だったみたいだな。

アレにはオレも驚いたよ。


あれほどのレベルになってしまうと魔族は子供は望めない。

どーいう加減だったのかジジイでもわかるかどーか、、

まあ、子供には罪はないからな。

頑張って育てるんだな。


勇者夫妻は最近雰囲気が微妙だ。

聖女は子供が欲しくなったらしい。

レベルは高くても人は魔族とは条件が違う。

確かに子供はデキにくくはなるけれど魔族ほどじゃあない。

アイツは転生経験はてんこ盛りだが結婚もはじめてだし

まして子供を持ったことなど無い。


そういう経験をさせてみるのもイイかもしれないな。

その手の加護はおれじゃあ無理だからジジイに相談するか。

なにしろアレだけアイツをコキ使ってるんだ。

特別報酬をやるくらい安いもんだろう。


大分減ってきたもののまだ召喚が無くなったワケじゃあない。

まったく台所のG君とおなじくらいシブトイな。

オマケに召喚の影響でデキて塞がりきらなかった穴が時々

見つかるときたもんだ。


ほっとくとコレに落っこちる住民もいるので無視はできない。

体育館の連中にも落っこちたヤツがいるしな。


バイトで穴塞ぎしてた頃が懐かしいよ。

まったく気楽なバイトで居たかったのになぁ、、、


ボヤキながらもキッチリお仕事をこなす管理神様なのでした。

ブツクサ文句を言う連中に言いたい放題いわせてみましたが

やっぱり大したことは言いませんでしたねぇ。


神官ちゃんと高校生勇者の二人もなにか言うかと

思ったんですが無視されました。

リア充な連中なんで言わんでもイイけどね。

爆発させたいならハデにお願いします。(笑。)


管理神さまが出てきたのでこの辺でお開きにしときます。

魔族の神さまも何か言いたげでしたがコノ管理神さまの

ご意向ということで割愛させてもらいましょう。


どっちの神さまも触らなければタタリなんて

無いでしょうからね。

ではまた!。

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