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意外とニブイ転校生勇者。

マモルを除いた連中がなにやらコソコソ話してた。

ちょっと聞き耳を立ててみる。

そっと隠蔽と隠密も使った。


「管理人さん、、、現世の存在じゃあ、、、

死んだ人、、、話せる、、、、得ないことだ。

まし、、記憶が残ってる、、、ね。

特別な、、よ。彼、、体育館に居、、、、体がね。

ソレはマモ、、、分かって、、だよ。」


体育館の管理人さん達?、、

確かにどこかで見たような気はしてた。

そーだ、、新聞にも出てたんだった。

マモルの親たちが事故で一遍に、、、


あのバイトな神さまが何かしたのかな、、、

あの連中でも口出しできないことならそーいうことかもな。


だがもっとショックだったのは次の言葉だった。


「しっかし子供が、、、婚約だ、、て予想外、、たよ。」


「いつか、、んな仲だ、、、だ?てっきり元魔王に

イジ、、、てるかイジ、、、るかだ、、、てたよ。」


「何言って、、、よ。最初、、、らそー、、、だよ。

元魔王っ、、モルが気、、り過ぎ、、コに来た、だよ。

み、、気が、、、かった、、い?」


えーと、、、子供?、、婚約?、、元魔王?、、、

ええええええええええ、、、、、


い、、いくらなんでも早すぎだろ!

しかも元魔王とマモルゥー?


、、、あー、、確かに実力だけならそれなりにバランスが取れてるかも、、、

マモルのヤツがレベル1に戻ってもバカにもせずに延々と稽古を付けてたよな。

そー言うコトだったのか、、、、


「だ、ら弟、王が拉致、、、ても止め、、には 、れなかっ、、、。」


らち、、らちって拉致か?

弟に拉致されて子供ができてるからって婚約させられたってことなのか?


「ショットガンウエディング」ってのを映画で見た気がする。

妊娠させた男を娘の父親とか兄弟がショットガンで脅して

無理矢理結婚させちゃうヤツだ。


「双子もい、、、度は自分の子、、さんだなんて、、、

ア、、だって、レ達と同じ中坊、、、ぜ。」


そーだ、、アイツって双子の弟妹が居たんだ、、

コイツラ付合いがオレより長いせいかマモルの事情にずっと詳しいんだな。


お金の話とかチッコイのに大人とか色々切れ切れに聞こえた。

みんながマモルの心配をしてなんとか庇おうとしてるのは良く分かった。

ダチでいてやることが一番、、か、、。


「婚約、、でもこの歳じゃ、、ろんなこ、、言いたがる、中が

いる、、、しな。」


「そー、、ねぇ。

彼女が、、、けでも、っかまれたりす、、らね。

まし、や美少女と婚約、、、て驚く、、済む、どーか。


やっぱりできたら秘密にしといたほうがイイかも。

それでいいよね?転校生くん!。」


え!?


振り向いたらイケメン神官その他全員に注視されていた。

別に殺気とかを放ってるわけじゃあないのに背中を冷や汗が

落ちていくのが分かる。


あ、、、いや、、その、、、


「別に君をのけ者にしたんじゃあないよ。

たまたまこのメンバーが揃ってたんでマモルの話になっただけなんだ。


立ち聞きなんかしないでちゃんと話を聞いてくれると嬉しいんだけどね。」


いつからバレてたんだろう。

まあ、実力じゃあとてもじゃないけどまだまだ及びもつかないからなぁ。

隠蔽も隠密もモロバレだったってことか。


素直に立ち聞きしたのを謝った。

そーしてマモルのことを秘密にしておくことに賛成した。

アイツ等の言う通りオレ達にしてやれる事は少ないと思う。

してほしいとも思ってないかもしれない。


それでも何か、、何かできたらと皆思ってる。

ソレはきっと師匠や聖女さん、多分アノ神さまも同じだろう。

その辺りをアイツにわかって欲しいと思う。


親がいなくなったからってそんなに急いで大人にならなくても

いいんだと言ってやりたい。

言ってもムダなことかもしれないとも思うんだけど、、、。

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