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なんだか追い越された気分な中坊ども。

剣士「アイツ、、気付いてるのかな?。」


槍使い「気付いてないと思うがなぁ。」


弓術士「分かんないと思うけどな。」


神官「う~ん、、分かってても黙ってると思う。彼ならね。」


魔法戦士

「ソレってオレのことに気を遣うってことなのか?。」


神官

「ソレもあるだろうし、神さまがそう決められたってこともあるだろうし

なにより管理人さんたちが何も言わないからね。

彼等の事情を受け入れるだろうと思う。」


剣「目の前にいるのになぁ。

なんだかかえって可哀そうだよ、、。」


弓「でもオレ達が口出しなんかできないだろ?

いくら可哀そうでもさぁ。」


槍「アイツのスキルのせいでこうなってるってのがなぁ。

そんなスキルが欲しかった訳でも無かっただろうに、、。」


魔戦「オレはマモルのそのスキルと魔族の神さまの加護の

おかげで帰って来れたからな。

感謝してるしアイツが親御さん達と話してても大丈夫だと

思ってるんだけど、、、。」


神官「管理人さん達はもう現世の存在じゃあ無いからね。

死んだ人と簡単に話せるなんてことは有り得ないことなんだ。

ましてや記憶が残ってるなんてコトはね。

特別なことなんだよ。彼等が体育館に居ること自体がね。

ソレはマモルくんも分かってるんだよ。」


槍「しっかし子供ができて婚約だなんて予想外だったよ。

あの元魔王に夢を見せられたんだって言ってたけど。」


弓「いつからそんな仲だったんだ?

てっきり元魔王にイジメられてるかイジられてるかだと思ってたよ。」


神官「何言ってんだよ。最初っからそーだったんだよ。

元魔王ってマモルが気になり過ぎてココに来たんだよ。

みんな気が付かなかったのかい?」


魔戦「あー、、なんかそんな感じはしてたんだけどさ。

でも、師匠に挑んでみたいってのが主目的だと思ってたよ。」


神官「そっちがついでみたいなもんだったと思うよ。

それにココに来た頃から比べたら彼女の表情も大分変化して来てたんだ。

あのまま帰していいのかと思ってたからね。

だから弟魔王が拉致しに来ても止める気にはなれなかったんだ。」


魔戦「従者とか言って元魔王の周りをチョロチョロしてたのって

そーいうコトだったんだな。

マモルのヤツってチッコイからそーいうコトって奥手なんじゃないかと

思っちゃってたよ。」


弓「まあ、体がチッコイだけでオレ達なんかよりずっと

いろんな目に会ってるようだからなぁ。

見掛けより大人だったんだろう。」


槍「だけど大丈夫なのかね?

双子もいるのに今度は自分の子と嫁さんだなんて、、、

アイツだってオレ達と同じ中坊なんだぜ。」


剣「金の心配はなさそーだけどな。

保険とか補償金とかあるみたいだからな。」


神官「おばあさんが同居することになっただろ?

だからそれとなくおばあさんに聞いてみたんだよ。

経済的なことはなんとかなりそうらしいよ。


双子たちをそういうお金目当てに引き取りたいって親戚が出て来て

大変だったみたいだよ。

マモルが離れたくないって言い張って阻止したらしい。

無理してでも一緒に居たいって、、、。」


魔戦「婚約相手は元魔王だからどれだけ向こうの世界のモノが

持ち込めるかは分からないけど皆無ってことは無いと思う。

経済的なことより精神的な負担だな、、気がかりは。」


剣「まだ気楽な中坊でいればいいのになぁ。

なんだって全部背負い込もうとするんだよ。

大人にお任せしておけばイイと思うんだけどなぁ。」


弓「だからアイツはもう中身は大人なんじゃないのか?

オレ達よりチビだけどさ。」


槍「そーだよなぁ、、。オレ達アイツがチッコイせいで

どこかで年下なヤツみたいな気分が有ったのかもしれないな。

馬鹿にしてるとかじゃあないんだけど後ろから付いてくるヤツみたいな

気分があったかも、、。」


魔戦「まあ、オレ達ができることなんて大したことがある訳じゃあないけど

ダチでいてやるってことが一番だろう。

婚約だけでもこの歳じゃあいろんなことを言いたがる連中がいるだろうしな。」


神官「そーだよねぇ。

彼女がいるってだけでもやっかまれたりするからね。

ましてや美少女と婚約だなんて驚くだけで済むかどーか。

やっぱりできたら秘密にしといたほうがイイかも。」



マモルくんが〔大人〕でもなんだか守ってやりたい気分な

友人たちなのでした。

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