表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
130/142

初心者の頃の特訓を思い出してしまった勇者のパーティ。

賢者「ここまでバテバテになるほど修行に専念したのは

ホント久しぶりだったぜ。」


勇者「あーんなガキどもなんか呼んで神さまは一体何をお考えなのかと

思ったんだけどな。」


司祭「オレ、、初心者だった頃を思い出しちゃったよ。

ほんのちょっとの修行でもヒィヒィ言ってたんだ。

先輩が鬼に見えちゃってたんだよ。」


戦士「でもアノ特訓は良くできてたと思うゾ。

見る間にレベルが上がってくのには驚いちまったよ。」


勇者「なんか連中は学校みたいなことをしてるらしい。

召喚者の多い世界なんで召喚経験者に力のコントロールを

教えとかないとイケナイんだそーだ。

力に振り回されるヤツラが出かねないって言ってったゾ。


あの特訓はそのために造ったんだそーだ。」


賢者「オカゲでアノ〔オーガ〕にも今回はリベンジできた。

最初の時には逃げ帰るのが精一杯だったからな。

特訓の礼を言ったら

『ソレはあなたたちの努力の成果ですよ。』なんて言うんだぜ。

ガキのくせにとは思ったけどちょっと嬉しかったよ。」


司祭「貸してくれた魔道具の山もすごかったよな。

流石に全部は使いこなせなかったけど、それでもオーガの

周りのザコどもは簡単に一掃できちゃったからな。

アイツらアレって全部使いこなしてるのかね?」


戦士「変なのばっかりに見えたんだけどなぁ、アレ。

造ったヤツって絶対どこか変なヤツだと思うゾ。

予想の斜め上を行くってあーいうのの事だな、きっと。」


勇者「もうアレは使わなくてもイイと思うゾ。

残ったのは連中に返したしな。

次があってもオレ達でなんとかできるだろう。


オーガを造ってたヤツは魔族に恨みがあったんだそーだ。

人の国に攻撃させる気は無かったらしい。

まあ、ほっといたら人の国側に来ちゃったってことだな。


オレ達が今くらいのレベルだったら、、って思うよな。」


賢者「メーワクなヤツだなぁ、、ソイツ、、。

あのガキどもからも上手いコト逃げちゃったそーだから

またどこかでやりかねないだろう。

どーすんのかね?。」


戦士「連中の師匠だっていう何か間の抜けたヤツとエルフの神官が

主犯が誰か特定できたって言ってたそーだ。

まあ、ココの世界のヤツじゃあなかったそーだからオレ達には

もう守備範囲外だろう。

またアノ〔オーガ〕が出たら勿論対処するがな。」


司祭「アイツラのオカゲでレベルが上がったからな。

人の国どころか魔族の国までもカバーできそーだよな。」


勇者「それで連中から頼まれたことがあるんだよ。

魔族の国が無くならないようにしてほしいそーだ。」


賢者「もう無いようなもんだろう。

残ってたヤツラだってみんな逃げ出したんだろ?」


勇者「生き残りが戻って来ても国が無くなってるなんてのは

世界のバランスには良くないんだそーだ。魔族の国だしな。

神さまからも同じことを言われたんだ。

周りの国が魔族の国を勝手に分割しないようにしたいらしい。


神さまもお告げを出してくれるそーだからオレ達も協力を

しようと思うんだがどーかな?」


戦士「アチコチで神さまのお言葉を話すだけでいいんだろ?

オーガの相手に比べたら楽なもんだ。

魔族も国があれば逃げた先で問題を起こすなんて事態が減るだろうしな。

オレは賛成するぞ。」



全員賛成したので彼等は魔族の国の復活に助力しました。

魔族さんたちから感謝されたそーです。

よかったね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ